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#164『会話センスがない??どうすればいい?』

2023-10-13 Fri.

どうも、永田です。

では、CMC通信始めていきます。

今回のテーマは、『会話センス』。

「自分には会話センスがない」

と一度は悩んだことはあると思うんです。

コミュ障だったり、会話の苦手意識が強い人だったら悩むと思うし、相談を受けてる中ではこういう悩みを持ってる、たくさんそういう人がいるんじゃないかなと思うんで、今回取ろうと思った次第です。

・・・

で、僕も、もちろんそういう悩みを持って生きてきました。

本格的に会話に悩み始めたのが、大学卒業してからですね。

大学は関東だったので、引っ越して関西に来た。そこで大学院に入ったんですけど、来た時にカルチャーショックを受けまして…

【しゃべりが得意な人が、やたらいる】

関東でも、もちろん、クラスに1人か2人 すごい饒舌で会話の才能あるなと感じさせる人はいたと思うんですけど、関西に来ると7〜8割方 そうなんです。

上手い下手、色々レベル差はあるんですけど、あんまり喋らない・喋れなさそうな人でも、例えばボケたりとか、そういうコミュニケーションスタイルをすでに確立してるから、会話になったら楽しめるんですね。

そこに、口下手を絵に書いたような僕がいるんで、全く歯が立たない。というか、何も発言できない。

というところで、苦手意識が相当強くなったんですけど…

そういう時に、

「この人達って、会話の勉強してきたのか?」

言うと、してないと思うんです。1つも会話本を読んだことないと思う。

「センスの違いなのか?」

ということで考えたことがある、と。

じゃあ、会話センスというのは後天的に身につくのか?
生まれもってじゃなくて、努力で身につくのか?

と言ったら、僕は今なら

【イエス】

と言えます。

もちろん、喋りのプロとか、それで飯を食うレベルになるには才能は必要だと思うんですけど、一般人レベル、普通の雑談が楽しめるレベルになれるかどうかは、センスとか才能じゃないなと思います。

・・・

今日お伝えしたいのは、2点あります。

1点目です。

【センス=スキル】

という定義を採用しようということです。

これは聞き慣れた話だとは思うんですけど、これを実感を持って受け入れられるかどうか、認識できるかどうか、というのが大事だと思います。

実感を持つためにどうしたらいいのかというと…

【成功事例】

に触れるということです。

電子書籍でもお伝えしたことはあると思うんですけど、

「コミュ障を治した人」

は実際に何人もいる。

情報発信の活動をしてない人もたくさんいるんですけど、してる人に着目すると、僕も直接 会話したりやり取りしたことが何人かいるんですが、

「この人、昔、コミュ障だったのかな?」

と疑いたくなるほど、会話を楽しそうにしてるし、上手いですね。

そういう人もいるし、あと直接相談に来るクライアントさん。

メールとかズームで相談したりするんですけど、その人たちと話してると、

「この人、本当にコミュ障で悩んでるのかな?」
「会話、苦手なのかな?」

と思うんですよね(笑)

その人いわく、普段の職場とか日常生活では少し苦手だし、黙ってるんだけど、こうやって1対1で喋ると…

だいたい、バックグラウンドに似てる。

コミュ障で苦手意識があった人に共通してる土壌があるんで、そういう人と話すと安心して話せるから話すんだ、みたいなこと言われるんですけどね。

「本当にコミュ障??」

と疑うレベルの人もいるんで、そういう人たちは本当に嘘はついてないと思うので、コミュ障で苦手なんだけど、自分なりに頑張っていろいろやった結果、本当にそうなのと思うぐらい普通のレベルになってる。

ということで、こういう仕事柄よく会うのでそう思うんですけど、一般的には会わないと思うんですよね。

「昔コミュ障だった人」

と遭遇する確率低いと思うので、一般にはそうないんだけど…

こうやってオンライン上とか、情報取ってく中で成功事例にたくさん触れるということが重要だし、僕もこうやって発信してるけど、

いろんな人の発信を受け取ったり
「オフ会」とか「会える場所」に行く

と、さらに

「これは、スキルで身につくものなんだ」

という実感が伴うわけです。

・・・

これが他の分野、例えば【自動車の免許】で、

「自動車の免許取りたいんだけど、自信ないな」
「センスがないから、取れそうもない」

みたいな人いないと思うんですよね?(笑)

自動車の免許は取りたいんだったら、大変ですけど、何十万か払って講習所に行く。それで普通に誰でも真面目にやれば、自動車が運転できるようになるわけですから。

「センスがないから、自動車の運転できません」

みたいな人、苦手な人はいると思うんだけど、そういう人でも免許取れるから。

ということで、センスを理由にして取れない取れないと悩んでるのは、なんか笑い話ですよね?(笑)ということです。

じゃあ、あともう一つ、【自転車】ですね。

自転車は、これ、みんな日本人だったら、小さい頃にならって誰でも自転車乗れると思うんです。例外がいると思うんですけど。

これもそうですよね?

「自転車のセンスがないから、自転車乗れないんです」

と言ったら、笑い話に聞こえる。

「頑張ってなかったんだな」とか
「子供の頃、逃げちゃったんだな」

みたいなことを思われるだけです。

あと、【水泳】ですね。

泳ぎの上手い人はうまいですけど、最低限泳ごうと思ったら、小学校の時にちゃんと習って、ちゃんとやれば、最低限泳げるんですけど。

そういう人(泳げない人)は逃げてるし、トラウマがあるわけだから、例外的ですよね?

だから、

「水泳のセンスがないから、カナヅチなんです」

まあ、そうだけど…

「多分、ちゃんと練習してないんだろうな」

ということです。

だから、会話も同じように、

「センスがないから、会話が苦手なんです」

というのも、一般的じゃないけど、

「それはやってないんだな」とか
「スキルを習得する実践を積んでないんだな」

と思う。

もちろん、『会話教室』があるんですけど、

学校の授業として習うとか
免許にはなってない

から、そういう意味で、苦手な人は苦手なままだったりすると思うので、

「結局は、(会話も)技術なんじゃないか」

というのが、1つ目の結論です。

・・・

で、2つ目の結論は、それに関連するんですけど…

【ノウハウは出揃ってない】

と思うんですよね。

10年以上前に比べると、情報が溢れる時代です。

YouTubeで会話の方法は無料で垂れ流されてるし、それを勉強すれば情報としてはわかる、と。有料だけど会話教室も溢れるようになったし、本当にいい内容を教えてくれる。実際通ってみれば、技術は習得できると思うんですね。

少し前だったら、10年とか15年前だったら、詐欺商材もあるし、嘘みたいな内容も書かれてたりするんですけども、そういうのだって今はちゃんとしてる。僕もそういう分野の人なので何とも言えないんですけど、嘘が書かれてくるのはほとんどないですね。ちゃんとした内容で、ちゃんと実践すればちゃんと結果が出る内容になってると思うんです。

「後は実践するだけ」

と言われるんですけど…

でも、僕からすると、すごい苦手な人が取り組める、そういうめちゃくちゃスモールステップ、めちゃくちゃレベルを下げたところの、細かいところ、

【痒いところ】

はまだ手が届いてないんじゃないかなと思うんです。

「ニッチ」と言うんですけど、 痒いところ、

「そうそう!そこが知りたかったんだ!」

みたいなところが、まだまだ埋まってないと思う。

埋まるとしたら、例えば、

学校の授業で「会話の授業」があるとか
会話の免許

そこら辺まで時代が進んでいくと、一般的に普及すると「揃ってる」と思うんですけど、そういうのないですよね?

会話教室が有料でポツポツある程度なので、まだまだノウハウは足りてない。

で、特に僕が不足してるなと思うのが、

【ケーススタディ】

だと思います。

個別具体的な、

「この場面でどういうセリフを言えばいいのか」

というのは…

ノウハウというのは抽象化されてますから、そういう個別具体的な、例えば、

「あなたが今日職場に出勤して、同僚とかと朝一で顔を合わせて、バスで乗り合わせて何をしゃべればいいのか?」

というのは教えてもらえてないと思います。

あるいは、

「同僚にランチ 誘われて行ったけど、その時に何を話せばいいのか?」

というのは、そこまで個別具体的に、

「このセリフを言って、次にこのセリフを言って、3番目にこのセリフを言って」

みたいところまでは落とされてないと思うので、結局そういうのが大事だと思うんです。

僕が最近作った教材で、

「職場会話に関する講座」

で、ケーススタディだけで、そういうセリフが100以上ある。紹介するわけじゃないんですけど、いずれ 紹介すると思うんですけど、そういうの作ってて感じる。

なので、情報が出揃ってるとはいえ、ノウハウはまだ足りてないな というのが正直。だから、会話にすごく悩む人はまだまだいるということです。

・・・

はい、今日は徒然としゃべりましたけど、結論をまとめると、

「会話センスは技術だから、必ず身につくよ」
「情報が出揃って、かなり溢れてるとはいえ、ノウハウはまだまだ足りてない」

会話の免許はないぐらい、まだまだ足りてない、ということです。

特に、「ケーススタディが大事」だと。

会話事例と成功事例の両方です。両面で触れていく、と。

で、会話事例は、個別具体的なシチュエーションで、個別具体的なセリフ。「一言目、これ。二言目 、これ」レベルです。

あとは、成功事例ですね。そういう成功事例は、「昔、苦手だったけど、なんとかなったよ」という人をたくさん…コミュニケーションとか実例を知っていくことで、間接的に知っていくだけでもいいんですけど、 そういうのを知っていくことで、

「やっぱり、会話はセンスじゃなくて、技術なんだ」
「センスはスキルなんだ」

ということが、かなり臨場感高く思えるんじゃないかな。

ということで、今日は徒然喋りましたけど、こういう感じです。

では、以上になります。

ありがとうございました。

#164『会話センスがない??どうすればいい?』