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#157『コミュ障の会話のどこがマズいのか?』

2023-08-25 Fri.

どうも、永田です。

では、CMC通信を始めていきます。

今日のテーマは「コミュ障会話のどこがまずいのか?」ということで、会話の問題点について触れていきたいと思います。 

・・・

で、これをテーマについて話す時にパッと思い浮かぶ人物がいるんですが、それは去年まで指導していた【イケメンコミュ障】。

研究室の4回生の男子がいたんですけど、その人が思い浮かぶわけです。

「イケメン」はこの際あまり関係ないんですけど、かなりイケメンだなと思いつつ、いつも驚くのは

「何でこんなにイケメンなのにコミュ障なのかな?」

というのが、いつもそのギャップに驚いてたんですけど、そういうコミュ障の大学生がいた、と。

で、去年1年間、マンツーマンで指導していたんですけど、その際に雑談することがあるけど、その雑談が辛いんですね。

何が問題かというと、とにかく、返しが遅いんですよね(苦笑)

あんまり喋らないというのもあるんですけど、僕が話しかけるのですが、その簡単な話かけに対する答えが【5秒以上】かかったりする。

【反応速度】が問題なんです。

例えば、

「春休みはどうするの?」とか
「何か予定あるの?」

と、卒業間近の時に会話したんですけど、それに対して3秒〜4秒かかるわけです。

で、僕の方が、

「難しい質問だったのかな?」
「僕の方がまずいのかな?」

と焦っちゃうんですけど…

他の学生に同じ質問したら、めちゃくちゃいい反応が返ってくるので、

「あぁ、やっぱり、この学生の問題なんだな」

と思って。

しかも、そこでかなり遅い返しがあったんだけど、「一言だけ」というよくあるパターンですね。

そして、またこちらが考えないといけないという感じで、会話の問題点をかなり象徴している学生さんでした。

「このまま社会に出るの?」
「まずくない?」

と思うぐらいのレベル感です。

・・・

さすがに、社会人のコミュ障の方はさすがに鍛えられてるんですよね。

仕事で常時やり取りして、毎日ある程度 雑談しないといけないので。

そこら辺の簡単なやり取りはさすがにできると思うんですけど、やっぱり個々人によって違っていて、

【苦手パターン】

がまだ残ってる。

学生から引きずったまま、そこの苦手パターンが苦手意識を作っている。

という感じで、社会人コミュ障あるあるだと思うんですけど、そういう感じで学生コミュ障に通ずるような問題を抱えている、と。

これに対する攻略法・対処法は何かというと、先ほど出したような

【苦手パターンを集中的にやる】

集中的にやれば、いくら苦手でパターン 学習できるわけですね。

例えば、ゲームだったら、これを遊びながらやれる。

シューティングとかアクションは特にそうですけど。

で、クリアできない面は、当然、コンティニューして粘り強くやるわけです。

パッとできるようになるわけですね。

そうすると、次からその面は簡単になってしまう。

ということで、レベルがどんどん上がってくるんですけど、現実はそういうゲームのように親切設計じゃないんです。

同じパターンが、何度も何度も来るようにはなってない。

じゃあどうすればいいのかというと、最近何度も音声で言ってるし、前回も言ったことなんですけど、

【復習する】

ということです。

受験勉強だと復習ノートを作る。

苦手でできない問題をメモして、それが完璧になるまでやり込む、というのが、いわゆるできる受験生がやっていることなんですね。

同じ問題を解くことの重要性を知ってる、と。

で、これを会話でやれば、会話の苦手パターンがあるわけですけど、それを避けてるからその苦手パターンが残ったまま、そこでつまずいて 苦手意識が残ってるということなんです。

・・・

(この例は)できる人も多いかと思うんですけど、例えば、

【おはようございますという挨拶した後の会話】

はどうするんだ、と。

雑談が苦手な人が陥るパターンなんですけど、どう答えればいいのかというと、例えば…

おはようございますと言って、朝なので、

「朝の電車の混み具合」とか

社会人で電車を使う人多いと思うんで、そういう話をしたり

「乗り遅れそうになった」とか。

最近連日の猛暑があるので、

「暑すぎるんで、アイスノン、冷たい氷枕を使って寝てます」とか
「クーラーが使ってます」とか、

あるいは、昨日のことで、

「残業してどうだった」

とか言えば、それなりの会話になるわけです。

こういうのをパッとできる人は復習した人か、元からできる人です。

できない人は、苦手パターンのまま残してる人は単に復習してないだけです。

1回でもやったら、1回でも頭振り絞って考えたら、パッとできる。

しかも、この苦手パターンを克服したら、おはようございますの後しか使えないのかと言ったら、そうじゃなくて、「ランチ」とか「休憩中」でも全く同じ話はできるわけですから、応用範囲は相当ひろい。

苦手パターンを1個潰すだけで、10個ぐらい雑談のパターンを獲得できるということなんですね。

・・・

とにかく、同じパターンの失敗がやばい。

ほぼそれで毎回失敗してますから。

そのできないのを放置してるから、苦手意識が残っちゃう。

で、ゲームのように毎日だったら、確かに復習できるんですよね(苦笑)

同じ日が何十回も繰り返されると、さすがに苦手でも上手くなりますよね?

だけど、現実は、同じパターンは数ヶ月に1回。

例えば、「おはようございます」の後に雑談しなきゃいけない場合なんて、社会人のそんなにないと思いますね。

おはようございますと言って、そのまますれ違うとか、挨拶しなくてもいい関係とか環境のままのままだからこそ、挨拶の後の雑談をやり過ごしていて、数ヶ月して、例えば、

【同僚と電車でばったり鉢合わせ】

して、どうしよう??みたいな感じで、朝の会話に困るというのが大体の会話が苦手な人のパターンなのではないでしょうか。

・・・

ということで、ゲームじゃないので、意識的に自分で復習しないといけないわけですね。

受験勉強のように苦手なパターンを、それこそ騙されたと思って1個やってみてください。

そうすると、「朝」の挨拶のパターンが「昼」、「夕方」、あるいは、「休憩時間」の雑談に応用できることがわかるので。

1個だけやると、1個だけでも潰すと、10個返ってくるよと思ってやってみてください。

では、今回は以上になります。

ありがとうございました。

#157『コミュ障の会話のどこがマズいのか?』