どうも、永田です。
では、今日のテーマは「いつのまにか反感を買っている3つの口癖」です。口癖についてお話ししていきます。
会話では、話題や話し方がメインだと思いますが、口癖はかなり【印象】を作っています。口癖は自分自身に自覚がないものかもしれませんが、相手はそれを自覚し、感じています。
その口癖がトゲが引っかかるように感じられ、良くない口癖を連発すると、そのトゲが引っかかって、良くない印象が静かに形作られていくという厄介なものです。
なので、今日はその良くない口癖についてお話ししていこうと思います。
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というのも、「オンライン勉強会」に参加していて、最近自覚したことがあります。
それは
【良くない相槌】
を打っていたということで、このテーマでお話しすることにしました。
ビジネスコミュニティに参加し、ビジネス上の相談をして講師からアドバイスをもらう場面があります。その際、Zoomを使っています。
相談後、講師からアドバイスをいただくのですが、話は当然長くなりますし、一方的に聞いているわけです。
もちろん、そういう場ではそのような形になるのは当然ですが、ぼくは一方的に話を聞くことに慣れていませんでした。
通常、コミュニケーションを意識していたため、雑談では相槌を打つことに苦労はしませんでしたが、先生や大学の教員の立場で自分が一方的に話す場面があるのです。一方的に話を聞くということはなかなかなくて、その際に重要なのは、Zoomで相槌を打つことだけです。
その相槌が若干気になっていました。
なぜ気になるかというと…
講師の方がかなり適切で的を得ているので、分かりやすくなるほどと思うのですが、
「なるほど」
を連発していたのです。
何回か勉強会をやっているうちに、自分でも録音を聞き直していたら違和感を感じました。
色々と調べてみて、Amazonで本を検索したところ、『言い換え図鑑』という本が出てきました。
この本には「嫌われるセリフを好かれるセリフに言い換える」というテーマで50パターンほどが掲載されており、ぼくが感じていた「なるほど」「確かに」という相槌のまずさが詳しく説明されていました。
具体的な話は、この『言い換え図鑑』をご覧いただければと思います。リンクを載せておきますので、ご参考にしていただければと思います。
ここではいくつか代表的な良くない口癖についてお話ししていきます。
最初に3つ挙げますので、最初の2つはロジカルなタイプの男性や女性、あるいは理系男子などによく見られる口癖です。
もう1つは共感型で失敗する口癖がありますので、それについてお伝えします。
細かい他の話は、『言い換え図鑑』を直接購入し、興味があれば読んでみてください。
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早速1つ目ですね。
【なるほど】
これはぼくがやっていた口癖なんです。
まずい点は、【上から目線】になってしまうことです。
先生的な立場で話す場合、「なるほど」と言うことは相手の意見を納得しているというニュアンスが含まれます。
ですから、「なるほど。なるほど」と言うと、講師と受講生の関係では問題ありませんが、連発する場合は立場上おかしなことになると思います。相手を下に見るような印象を与えます。
友達同士でもなるほど連発すると、あまり良くありません。
「そうですね」
「はい。はい」
と言うことになりますね。
「はい、そうですね」
が基本だと思います。
「なるほど」と入れても良いですが、なるほどで終わらせるのではなく、
「なるほど、そうですね」
と言うと少し柔らかい形になります。
「確かに」も、言っていることに同意していますが、
「確かにそのとおり」
ということで、上から目線のニュアンスが含まれるので、気をつけてください。
「確かに、そうですね」
と和らげることもできますし、
「そうですね」(「確かに」をつけずに)
と言い換えてもいいということです。
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じゃあ、2番目ですね。
【要するに】
【つまり】
ですね。
「話を整理すること」は大事なんですけど、議論や仕事上の話において、
「つまり、こういうことですよね」
と連発すると、非常に上から目線なニュアンスが含まれます。
どういうニュアンスかというと、
「あなたの言いたいことはこうですね。一言にまとめてこうですね。はい、もう終わり」
みたいな感じです。
そこまできつい意図はないんですけど、そういうニュアンスが含まれるので、そう受け取る人にはそういう印象を与えかねないということです。「つまり」を連発してると。
こういう口癖の人は、【ロジカルで話を整理するタイプの人】は使いがちなので、僕はそういうタイプではないんですけど、気をつけた方がいいですね。
あと、話が長い人は、「長すぎる!」となって、
「あ、つまり、こういうことですね」
と言って終わらせるという経験があります。
僕もマシンガントークする同僚がいたんですけど、確かに終わらせにかかってるニュアンスが入ってる。
ということで、(つまりを)連発するのはまずいですよね。
もちろん、話を整理することは大事です。
例えば、小柳徹子さん。ゲストの人生をパパッと数十秒でまとめるのは仕事上はいいですけど、普段の会話でやってしまうと、要するに、「あなたの人生こうですね」とかなり上から目線でまとめているということになりますので。
じゃあ、どう言い換えればいいかと言うと、
「○○ということでしょうか?」
とか確認する姿勢だったらいい。
「要するに、つまりこうですよね」
というよりも、
「〇〇ということでしょうか」
「こういう理解でいいでしょうか?」
と言うと、上から目線が消えるんですね。
こういう【確認していく姿勢】で言い換えると感じが良くなるということです。
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じゃあ、3番目ですね。
【わかる、わかる】
ですね。
共感型の人に多いです。
もちろん、女性同士で気の合う女性、女友達同士なら本当にわかってると思うんで、それはいいんですけど。
例えば、気のあわない女性や職場の同僚、男性相手や、男同士でも、共感型を意識してるけど「分かってないな、こいつ」っていう人ほど、「わかる。わかる」が口癖になってるんでね。
で、わかるわかると言いながら、
【具体的な話が一切出てこない】
ところが問題。
「お前に何がわかってるんだ?」
という気持ちにだんだんなってくるんですね、連発されると。
初対面ならいいんですけど、ある程度経つと、
「こいつ、わかってないな」
というのがバレるんでよくない、と。
【似非共感】ですね(苦笑)
こういうタイプの人はどのくらいいるかわからないんですけど、共感を意識する時には「わかる。わかる」を連発するというミスをしてしまうかもしれないので、一応ここであげさせてもらってます。
じゃあ、どう言えばいいのか…
「わかる」と言っちゃだめなの?
共感しちゃダメ?
というとそういうことではなく、共感したあと、分かる分かると言った後に、
【分かった根拠】
を示すんです。共感の根拠を示す。
例えば、
「僕はこうだったよ」とか
「こういう経験をしたよ。だからわかる」
というのを言えば、
「ああ、そうだね!」
と言って、
「本当に分かってくれたんだ」
とかいう形ですね。
でも、自分のエピソードと関連して、
「僕も同じだったから、わかるよ」
と言って、
「それ、あなたの場合はそうでしょ」
と切り返される場合もあるんですけども…
少なくとも、わかるわかるって言いながら具体的な根拠を示さない場合よりもずっといいんで。
「自分のエピソード」とか
「こういう話を聞いたことあるよ」とか
「細かい話」や
「こういうところは嫌だったよね」とか
そういう共感の根拠となる話を出していけばいい。
だから、
【共感+根拠】
という形になれば、その似非共感にはならないんで、反感を買うことはないでしょう。
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ということで、3つほど、反感を買ってしまう良くない・嫌われる口癖についてお話ししました。
具体的に 50パターン ぐらいあるんで、気になる人はこの『言い換え図鑑』というのを見てみてください。
では、今日は以上になります。
ありがとうございました。