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#147『言葉足らずの人が「足りない言葉」とはなにか?』

2023-06-09 Fri.

どうも、永田です。

久々に音声収録していきます。うまく取れるか自信はありませんが、よろしくお願いします。

今日のテーマは「言葉足らず」ですね。

あなたは言葉が足りていますでしょうか?例えば、何かを聞いたり言ったりした時に、よく聞き返されることってありませんか?

ぼくは昔はよく聞き返されたことがありましたが、最近は改善されたと思っていましたが、まだまだ足りていなかったこともありました。

具体的に言うと、私はビジネスで情報発信しているため、勉強会に参加しています。半年前からちょくちょく参加していて、毎回【質問】をするのですが、それが伝わっていなかったんです。

前々から少し指摘されていましたが、最近では直接講師の方から指摘されたことで、何が良くなかったのかを反省し、今回の音声に活かしました。

文章を書く時や音声配信する時は、事前にメモを取り推敲しているので、言葉足らずの印象はあまりないかもしれません。

しかし、【リアルタイム】では昔の癖が抜けず、言葉足らずになることが多いです。

ぼくの仕事柄で研究で議論をすることもあり、相手が驚いたり、時には怒り出すことがあります。ぼくとしては怒らせるつもりは全くないのですが、質問が直球すぎるのか言葉が足りていないのかで誤解される場面があります。

社会人の方にとっても、上司に報告する際や会議で発表する時など、言葉足らずだと問題になりますし、雑談や会話でも言葉足らずだとマイナスの影響がありますよね。せっかく話したことが伝わらないとスルーされる恐れもあります。

・・・

 伝わらないデメリットを確認しておくと…

まず、相手が【混乱】すること。言いたいことが理解されず、仕事の主張が伝わらないこともあります。

次に、このような状況が頻繁に起こると、言葉足らずによるミスコミュニケーションが生じ、発言に【自信】を持てなくなることもあります。

ぼくも言葉足らずの時には、20代後半から30代前半の頃は、恐怖心を抱きながら発言することが多かったです。このようなフェーズを経験することは少なくともあると思いますが、対処する必要があると言えます。

また、3番目のデメリットとして、少し話せるようになると発言回数が増え、説明ができるようになる一方で、言葉が【直球】すぎる場合があることも挙げられます。

相談を受けた主婦の方も、自分の言葉がきつく相手にダメージを与えることがあったとか。

特に発達障害のグレーゾーンの方は、通常の場合は相手を気遣いやクッションをかけることができますが、直球すぎて相手がダメージを受けたり喧嘩になりやすいこともあります。私の場合、妻との喧嘩や議論で相手を怒らせてしまうことがあります。

このようなタイプの人は一定数存在すると思いますね。

・・・

ですから、単純に言葉を足して説明を長くするだけでは解決しないということが、今回伝えたかったことです。

どうすればいいのかというのは、説明が長くなれば解決するというわけではなく、実は方向性が違います。

解決策は【構造化】すること。

言葉が短くても伝わりやすい人は、構造化されているのです。

では、どうやって構造化するかですが、

【状況+聞きたいこと(やりたいこと)】

を組み合わせます。

話をする場合は、

【状況+言いたいこと】

を考えます。

では、具体例を挙げましょう。コミュニケーションの相談として、

「職場で会わない人がいる場合、どうすればいいでしょうか?」

という質問を考えます。

このような短い質問だと分かりにくいですね。ただ単に合わない人がいて悩んでいる、ということは理解できますが、一般的な話になってしまいます。

職場で合わない理由が、

性格の不一致なのか?
雑談ができないのか?
仕事のスタイルが合わないのか?
あるいはパワハラや嫌がらせがあるのか?

によって回答は変わってきます。そのため、回答が一般的な内容になってしまうので、分かりにくい質問なのです。

では、良い例として、もっと「状況を説明してくれる質問」を考えましょう。例えば、僕の例なんですけど、

「喋りすぎる同僚がいます。朝話しかけると30分話を聞くことになって辛いです。ただ、同僚だから無下に話を断れません。どうすればいいでしょうか?」

という質問です。

この場合、マシンガントークする同僚への対処法をアドバイスできるし、非常に具体的な事例・状況があるため、アドバイスしやすく、質問内容も分かりやすいです。

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質問だけでなく【自分の話】をする場合も、問題になることがあります。話す際に言葉足らずの人は、状況だけになりがちです。

例えば、「昨日ラーメン食べた」という話です。

一生懸命に、

「昨日この場所のラーメン屋に行って、こんなメニューがあって、これを食べたんだよね」

と言うものの、一生懸命に話すあまり、それだけになってしまうことがあります。

そうすると、言いたいことが伝わりづらくなったり、微妙な空気が流れたり、話が終わってしまったりすることがあります。

ぼくも20代後半ぐらいに、一生懸命話したことがありますが、状況説明だけで何を言いたいのかよくわからないという状態になりました。

一方、分かりやすい話だと、「昨日ラーメン食べたんだけどさ」という状況説明をした上で、どういうラーメン屋に行って、何を食べたか…

「いつもは味噌か豚骨だけど、メニューみて醤油ラーメンがピンときて…食べたら、めちゃくちゃ美味しかった!」

と自分が感動したことなどを話す。

あるいは、

「ラーメンは美味かったんだけど、店員が感じわるくて…夫婦でラーメン屋をやっていたんだけど、途中で喧嘩しだして店の空気がピリついて、めちゃくちゃ雰囲気がわるかった」

というと、相手も聞きやすく共感しやすいですよね。

伝わりやすい話の型としては、

【状況+主張】

があります。

だいたい片手落ちで、状況だけを伝えて何を言いたいのかわからないで話が終わってしまったり、ミスコミュニケーションが起きることがよくあります。

・・・

ということなんで、

「状況+主張」

これはワンセットで構造化して伝えると非常に話が短くても伝わりやすく、言葉足らずになってない。

構造化は非常に大事だというのは今日のお話でした。

では、会話に取り入れてやってみてください。

では、以上になります。

ありがとうございました。

#147『言葉足らずの人が「足りない言葉」とはなにか?』