どうも、永田です。
では、今日のテーマは「口下手になってしまう口癖」ということでお話ししていきますね。
口癖と言うと簡単なんだけど、無意識の領域で、これは1年積み重なると何百何千となって、それが5年10年と積み重なると【ものすごい影響力】を発揮してくる。
これが実は口下手につながってるんじゃないか?
というのが今日の話になります。
・・・
で、この話のきっかけは、正月に家族で帰省した時の話です。
義理の実家に帰省したんですが、その時に指摘されたんですね。
指摘されたのは僕ではなく、僕の子供です。
子供の口癖があって、何か大人にして欲しい時、「これして欲しい」っていうのをまだ3歳でしゃべれないので、指差しながら
【んんん!】
って伝えてたわけです。
それに対して義理の両親が…
お母さんの方が学校の先生なので、そういう「言葉をちゃんと使おう」っていうのが気になるようで、それで指摘された、と。
僕も「そういえば、そういうことをやってるな」と思ったんですけど、
「まぁ3歳だから、まだ言葉がうまく言えないのはしょうがないじゃん」
って思ってた。
(でも)そこをちゃんと言うと、(こどもは)ちゃんと言えるわけです。
なので、実家から帰ってきてから、自宅でも子供がそういうことを言ったら(「んんん」と適当な言葉遣いをしたら)、「ちゃんと言おうね」って言葉がけをするようになった、と。
そういう年齢(3歳)だけど、ちゃんとして行こうと思ったんですけど…
気づいたわけです!
(こどもが)「んんん」って何でやってるのかといったら、実は
【自分の癖】
だった。苦笑
実は無意識に指差しながら、実際(自分が)やってたって。
それを子供が真似してたっていうところに、初めて気づいた。
でも、どういう時にやってるかというと、普段はやってないんですけど、例えば、子供と一緒に何かをしている時に頻発して。
例えば、布団をたたむ時に、子供が一緒に布団をたたみたがるんで手伝ってもらう。
ベッドパッド使ってるので、その紐を外してっていう時に、「ここだよ」って言うのをなんかサボって、「んんん」ってやってるわけですね。苦笑
これを真似してた。
で、「自分のせいか!」みたいなことになって、ハッとしたわけです。
・・・
ちょっと遡るんですけど、
【子供時代の癖】
なんじゃないかなと思ってて…
僕の子供時代は極度の無口だったってのはいろんなとこで喋ってるんですけど、本当に無口で、これは「子供時代の養育環境」に影響されてるんじゃないかと思ってます。
というのも、僕が生まれた時は両親がいて、近くにおばあちゃん・おじいちゃんがいて、団地に住んでたんで。
さらに、おじさん・おばさんもいたわけですが、親戚の間で初めて長男が生まれたのは僕だったわけだから、かなり可愛がられて過保護に育てられたわけです。
だから言わなくてもやってくれたんです。
「指差す」だけで、意図が伝わった。
だから、今、子供が「んんん」ってやってるのは、まさしく僕がやっててて、それが OK だったわけです。
僕の子供は義理の両親に指摘されたので治ってくんですけど、(ぼくは)全く指摘されなかったわけです。
だから、指差すだけで母親がやってくれるし、おばあちゃんもおばさんもやってくれたわけです。
だから、「2歳になっても、全然喋らない」と母親が心配になって医者に相談したんですが、医者が何て言ったかと言うと…
「お母さんたちが(何も言わなくても)やってくるからじゃないですか?」
と指摘されたんですね。笑
という理由で、親が何でもやってあげるから、子供が全然喋らないっていうのは、もちろん妹は喋ってるからそれだけじゃないんですけど、ここら辺の2歳3歳のところなのでかなりの影響力を発揮してるんじゃないかなって思ってます。
というわけで、僕の子供とか僕のように簡単なことを言わないで済ますってのが、口下手のやってしまいがちな口癖と言うか、【言わない口癖】になってるんです。
これ(ちょっとした言葉)をちゃんという人と差が膨大になるんで気をつけたい。
というのが今日のメインの話ですね。
・・・
これだけだ「口下手がどうして口下手なのか?」っていう一般的な話になっちゃうんで、もう少し突っ込んだ話なんですけど…
【喋りは飛距離がある】
と思ってます。
「飛距離」って何なのかと言うと、陸上で言えば短距離・中距離・長距離ですね。
例えば、長距離は「プレゼン」。
中距離は「雑談」とか「ちょっとした話」です。
短距離はもう完全に「一言」、「コメント」とか「ツッコミ」ですね。
この場合それだけじゃなくて、コメントやツッコミだけじゃなくて…
「ちょっとした説明」とか「ちょっとした言葉がけ」と、いろんなタイプがあると思うんで。
僕は結婚後、コメントとかツッコミは妻に鍛えられたんでそこは修正できたんですけど、子供とのやり取りとかでまだ子供の頃の口下手の口癖(「んんん」という癖)は残ってるんで、ここら辺を修正していきたいなと思います。
で、そのちょっとした言葉がけってのは何なのかというと、僕が苦手なだけなのもあるんですけど…
「気遣いの言葉がけ」の語彙が足りないですね。苦笑
なぜなら、気遣いを全然して来なかった。苦笑
そこら辺が最近気になってるんですけど…
例えば、(誰かを気遣って)
「心配だね」とか、
子供が何かやってできたら、
「よくできたね」とか。
ちょっとした言葉で褒めるとか、心配して気遣う言葉ってのが全然出てこないわけです。苦笑
相手が誤解しないように、
「ちょっとした補足をする」とか、
「ちょっとした理由を説明する」とか。
そういうのがパッと出てこないんですね。
だけど、やれる人は結構やれてるので、やっぱり言ってこなかった口癖のせいで、今、40を超えてそういうのを練習しなきゃいけないみたいな状況になってるワケです。苦笑
なので、口下手の自覚ある人は、こういう【短距離の言葉】って意外に、言おうと思えば言えるわけなんですけど、習慣として成立してないんで。
これはかなり意識的に練習しないと身につかないし、この短距離ができないから中距離の会話とかハードルが上がってる。
短距離をちょっとずつやっとけば、雑談にスムーズにつなげられるので。
雑談が気になるとは思うんですけど、こういう短距離は日常生活で意識して練習できることでもあるし、やっていかないと僕の子供のように指摘されるし、周りの人から違和感を感じとらえるわけです。
僕も気遣いの言葉が全然ないから、そこら辺が多分、指摘されることないですけど【違和感】として周りに伝わってるじゃないかなって思うワケなので。
簡単だけど重要な「短距離の言葉・口癖」をちゃんとやろうっていう話です。
子供時代のサボりを取り戻そうということですね。
というわけで、以上になります。
本日はありがとうございました。
ではまた。