どうも、永田です。
では、今日は「コミュ障克服の条件」というテーマでお話ししていきます。
この条件については、メルマガ登録の際にお渡しした電子書籍で「出会いが一番大事ですよ」ということをお伝えしましたね。
これは今でも別に変わらない意見なのですが、それ1個だけで(コミュ障をどうにか)できるわけではなく、いろいろいろ掘り下げると出てくるんです。
これに関して、最近、衝撃を受けた話を聞いたのでシェアしたいなと思いました。
どういう話かといいますと、【ある起業家の方の体験談】なんです。
僕はこうやってビジネス活動のようなものをさせて頂いてるんで、もちろんビジネスの勉強を仕事の傍やっている、と。
いろんなコンテンツとか教材を買ったり、講座入ったりして、起業家の方の話を聞いたり会ったりするわけです。
その時に聞いた話です。
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その方はこの業界(ネットビジネス)ではかなり有名で、顔自体は知られてないんですけど、名前は通ってる人。
毎月高額なセミナーをして、人前で話すのはもう朝飯前。
原稿なしでも喋れるんだけど、実は、子供の頃はかなり【あがり症】で人前で話をするなんてできない、みたいなエピソードを聞きました。
どのくらい苦手かと言うと、小学生の頃は人前で話せなかった。
授業で先生に当てられて話そうとすると、言葉が出ずに涙が出るみたいな。
ポロポロ出る。
それぐらい酷いあがり症だった、と。
で、なんでこうなったかと言うと、母親がとても厳しく、かなり個性的で変わった人で、別に虐待をした訳じゃないんだけど、精神的にきつい人だった、と。
何を言っても否定されるっていう感じです。
そういうかなり尖った母親に育てられたと体験談としてお話しされてるんですけども、そういう背景があったので、
【何を話ても(他人に)受け入れられない】
という間違った信念が出来上がって。
そのせいで人前で話すとガクガクする、という感じですね。
起業するにあたってそういうのを克服していったんですけど、1番の克服の原体験が【高校の自己紹介】だったらしいです。
小中はそういう感じで全然話そうともしなかった、そういう機会はなかった。
高校入学して、よくある4月1日のクラスの自己紹介。
40人ぐらいが強制的に自己紹介されるわけで、あなたもした記憶はあると思うんですが、そういう感じで自己紹介をさせられることになった、と。
もう頭真っ白になりながら自己紹介して、その人は中学からやって高校もラグビーを本格的にやるために入って、だから自己紹介の時もラグビーについて語ったら、意外に受けた、と。
(その自己紹介で基本的には)「変わった人」という印象だったんですが、そのラグビーの話を聞いてラグビーに関心がなかった同級生がラグビー部に入って3年間ラグビーをした、という。
それぐらい自分の話が他人に受け入れられた。
そこから少しずつ、予備校、大学生になって塾の講師で人前で話すようになって徐々に慣れていったんだけど、そういうたった1回の原体験であがり症を克服した、という思い出を語っていました。
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その時に言われてたのが、「自信」じゃないんです。
自分に対する信頼を自信と書くんですけど、そういうことではなく、
【世界に対する信頼】
です。
「自分」じゃないんですね。
「世界」です。
「自分の外側に対する信頼があるかどうか」ってのが決め手だ、とおっしゃられてたわけですね。
それを聞いて、「ああ、なるほど」と思った。
「苦手を克服するためには、小さな成功体験を積み上げて自信をつけていくんだ」って言われてるんですけど、それとは真逆の発想です。
自分にいくら自信をつけても世界が信じられなかったら、自分の外側の世界、これを信じられなかったら、もう緊張しっぱなしですよね?
っていうことです。
だから、世界を信じられた経験を1回でもすると相当大きく変われる、ということなんです。
でも、ちょっと分かりにくいので、僕なりの補足説明をします。
つまり、努力して頑張って達成したっていう感じじゃないんですが、先ほどの話は、嫌々やらされた自己紹介をしたら意外にうまくいった、みたいな話です。
その人は口下手過ぎる故にコミュ障というレベルではなかったんですが、極度のあがり症で、でも喋ってみたら意外にいけたっていう経験です。
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これは、例えばメタファーですが、【引きこもりに似てる】なと。
引きこもりの人がどうやって引きこもりを克服するかと言うと、最終的には「部屋を出ないといけない」わけですね。
部屋の外の世界が怖いから引きこもってるわけで、それでもそうやって引きこもっている以上は引きこもり状態がずっと続くわけなので、何処かで世界を信じて、
「エイっと出てみて意外にいけるな」とか
「意外にコンビニ行けるな」とか
「スーパーで買い物できるな」とか
「店員と話したら意外に話が通じるな」とか
そういう感じで、家の外の世界を信じるというか、結果、信頼できるなっていうところで、引きこもりが克服できるんじゃないかなっていうことです。
だから、コミュ障も同じですね。
他人とのコミュニケーションに苦手意識を抱えてるって事は、
「自分が話したことが相手に受け取ってもらえないんじゃないか?」
「外の世界に向かって投げかけたボールを、相手は受け取ってくれないんじゃないか?」
という根源的な不安があるわけです。
会話スキルに自信がないってもあるんですけどね。
どんなにスキル上げても、相手が受け取ってくれないと最終的なダメですからね。
最後は相手次第なわけです。
そういうことで「世界を信じられるかどうか」。
相手に言葉を受け取ってもらって、会話が成立し、世界を信じられるようになっていくのがコミュ障克服のプロセスだ、という風に言えるわけです。
意外にコミュ障の人も、学生時代はそういう症状を自覚してなかったって人。
口下手だったけど、友達に囲まれてて、友達が会話をフォローしてくれてたから、あまり問題を感じてなかった、僕もその口だったんですけど、そういう人多いですから。
社会人になってから(会話)技術的に足りなくて、世界が信じられなくなって、コミュ障を強く意識するようになったっていう話。
なので、努力は必要なんですが、
「社会人として世界を信じられるかどうか?」
ってのが最終的に大事ですね。
僕もコミュ障を克服したのは、これは勝手な定義なんですけど、
「恋人できた」
「彼女ができた」
ってのが克服の瞬間だったのかな、と勝手に思って。
だから、彼女ができるかできないかって、会話スキルができるかできないかっていうよりも、
「(相手に)OK もらえるか、もらえないか?」
ですからね。笑
会話スキルはどんなでも、OK だったら、もう克服になっちゃうんです。笑
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だから、世界に対する信頼。
【世界に対する成功体験】
っていうのがかなり重要な意味合いを持つ、と。
もちろん、いつもは努力、そういう積み上げ、小さくコツコツ続ける改善活動ってのは重要なんですけど、世界を信じられる体験っていう側面。
こういうエポックメイキング的なものが必ず欠かせない要素だと思うので、そういう側面もみて行きましょうよ、と。
で、どうすればいいのか?
【新しい一歩】を踏み出す。
新しいチャレンジをしてみる、とか。
今までやったことないことを試してみる、とか。
で、そうやって世界を信じて、努力を積み上げをしていけばいいのかなあ、と。
そうやって、いろいろ積み上げるのは後になるんじゃないかな?
(まずは世界に対する信頼体験が優先?)
ということで、世界を信じるための成功体験という観点で見ておくといいかもしれませんよね。
っていうのが今日の話です。
では、以上になります。
ありがとうございました。