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#119『年下の立場での話の聞き方』

2021-12-27 Mon.

どうも、永田です。

では、今週も音声を取っていきたいと思います。

で、最初にお断りしておかないといけないのは、ちょっと喉の調子が悪くてお休みさせていただいたんですが、この音声撮ってる最中に咳が何回か出るかもしれないんですが、それを了承いただきたいと思います。

で、今回の話ですが、年下の立場での話の聞き方ということで、集団会話です。

その中で最近会った3人の学生さん。

大学に努めているので学生と交流があるんですけど、その3人の学生さんが印象的だったので、「話の聞き方でこうも印象が変わるよ」というような感じの話です。

はい、ではいきます。

・・・

で、集団会話は、多分これを聞いてくれてる方は苦手そうだと思うんです。

さらに、年下の立場での集団会話ということ。

それは辛いことになると思うんですよね。

例えば、職場の飲み会で、同僚との飲み会というより上司や先輩ばかりの付き合いの飲み会とか、あるいは、新しい職場に異動して、自分が新参者な立場で飲み会をするとか。

あるいは、取引先との会食。

自分は上司や先輩に付いて行って、一番下の立場で会食して喋らないといけないとか。

あるいは、冠婚葬祭。

親戚の年寄り、非常に年配の人ばかりでずっと喋ってるばかりとか。

おじさんおばさん世代の集まりとかね。

そういう立場で相談、そういうテーブルについて、仕方なくみたいな状況でどうするのか?

っていう話が今日の話です。

・・・

で、先月のことなんですが、飲み会がありました。

僕は今、滋賀に住んでるんですが、京都に後輩が勤めてまして、そこに東京から大学院博士号を取った研究室の(恩師の)教授と東京の大学の教え子の3人の学生が実験をしに来た。

僕は近くなので声をかけられたのでたまたま行って、実験の様子を見て、その後飲み会だと。

久々に飲み会をしました。

で、3人の学生なんですけど、2人は大学4回生です。

来年卒業するということで、卒業研究のたに実験をしに来たという形ですね。

もう1人は大学院生。

本気で研究者になろうという大学院に進学して、4~5歳ぐらい上、大学4回生より。

で、この3人の学生が非常に対照的でしたと。

3者3様だったんですね。

大学生の1人が非常に積極的で、コミュ力が高いんだろうなという感じで、集団会話に参加していた。

もう1人の人は、お疲れというかついていけないタイプの人でした。

大学院生はちょっとあんまりよくない態度だったんので、印象が非常に分かれたという感じです。

・・・

特に大学院生が、研究者を目指そうっていう感じなんでコミュニケーションがあんまり上手くないんだろうなという感じです。

口下手な感じではなかったんですけど、でも、どういう印象かと言うと、実験が終わって大学出て、飲み会をするので繁華街に行く、と。

電車移動ですね、京都なので。

電車の中ですぐスマホでした。苦笑

20代の習慣なんだろうなという感じで眺めていたんですが、でも、一次会は京都の中華料理屋。

「京都中華」と言って、中華料理も京都の味にセッティングされたような、そういう中華料理の店があったので、そこを後輩が紹介してくれて、行った、と。

席は別々で、学生同士と我々教員と言うか、後輩と自分と…後輩2人だったんですが、自分と教授の4人で座ってた。

別々で隣の席と近かったんですけど、(コロナ対策で)区切られていたわけだから、何か会話してるなーていう感じで、普通に盛り上がっていました。

2次会に移動した時にでかいテーブル席に移動したんですが、この大学院生、スマホをいじってる大学院生が席についてすぐスマホをいじり始めたんですね。苦笑

プロ野球の試合があったらしくて、その居酒屋、2次会の居酒屋でもテレビがついててプロ野球中継をしていたから気になったんでしょうね?

ただ、目の前に座られて、いきなりですからね。苦笑

しばらくしたあと、気まずいからスマホをいじり始めるとかではなく、着席と同時でしたから。

なんかちょっと、さすがにそれはないだろうなという感じなんです。

いくら20代の習慣だからといって、最初から最後まで目の前でスマホだと、さすがに話しかけにくい。

「こいつ、話す気ないんだろうな」っていうことにされるし、そういう誤解されるってのが分かってない、という感じでした。

で、発言もゼロだっていう感じで、さすがに失笑ですよね。

これはもう苦手というより、態度的に良くない。

20代だから仕方ないというより、だいぶ年下の大学生2人は別にスマホをいじるとかなく、話を聞く、ないしは寝ていたわけですから。

20代とジェネレーションギャップではないと思います。

という感じで、もちろん目の前にいた僕が嫌われた可能性もあるんですけど、そこまで話す時間もなかったし、そこまで関わってないんで。

そういう可能性もなきにしもあらずですけど、多分ないかなと思います。

あるいは、雰囲気で判断したのかもしれないですけど、それにしてもあの態度はないなという感じです。

おそらく、2〜3時間観察した感じ、天の邪鬼かなと。

口下手ではないんですよね。

天邪鬼で、ちょっと気まずくて、(ぼくが)あんまり好きになれないタイプだから、スマホでもいじってもやりすごそうみたいな感じなんじゃないかな。

だから、天の邪鬼って、言ってはいけないことを言ってしまうし、やってはいけないことをやってしまって、衝動的に自分の感情が抑えきれなくて、そういう人に嫌われる行動を反射的にとってしまう。

それに気づいてるか、気づいてるんだけどコントロールできないタイプの人は一部います。

そういう匂いがしたんで、そういうタイプかなーという感じです。

何にしても、着席と同時にスマホはさすがにやめたほうがいいかなと思います。

・・・

で、2人の大学生のうち、1人はコミュ力が高くて、好印象なんですね。

鈴木君という名前でした。

ありふれた名前(なので)「鈴木君」と言ってしまいますが、鈴木君は京都に朝9時頃にはもう着いていて、「稲荷神社を参拝してきました」みたいなこと言ってましたね。

大人ばかりと言うか、後輩も30代、教授はもう60代、ぼくは40代で、20代の彼らとのギャップありまくりなんですけど、積極的に(会話に)参加して。

珍しいことに、タバコを吸うタイプだったんです。

後輩がまだタバコを2人とも吸ってまして、スパスパ吸いながら世間話をするという。

もちろんそういうタバコ吸ってるから不良というわけじゃなくて、わきまえた話の聞き方ができるし、対応もできる、と。

タバコ吸いながら、「あ、これあるんで、どうぞ吸ってください」みたいな感じで、こうやってかなりジュレーションギャップがあっても普通に対処できる。

というか、スマホをいじってる大学院生とは反対の印象でしたね。

やっぱり年上ばかりだったので、親戚のおじさんおばさんが喋れるように教授と後輩がよく喋っているし、僕も喋ってたんですね。

だから、(黙って)聞いているっていう感じなんですけど、聞きながらもうまく質問挟んで、(教授の)コップが空になったら、「あ、何か飲みますか?」みたいな気の利いたセリフもできる。

帰り道も一緒だったんですけど、僕もそんなに喋らなかったけど(その学生がぼくに)話しかけてきて。

僕は自動車通勤なので切符を毎回買わなきゃいけないんですけど、(それに対して)「切符派ですか?」みたいに喋りかけてくるわけね。

非常に好印象でした。

・・・

残りの1人の大学生は(会話に)ついていけない、普通の感じです。

東京生まれ東京育ちという感じで、関西人の集まりはちょっとノリが違うんで、関東(出身では)それについていけないし、年上だしみたいな感じだし、疲れてる感じで、反対側のテレビ中継を見たり、ちょっと目を閉じたりとかしていました。

まあ、位置的にも、隣が教授で、反対側の席の人はスマホをいじってる大学院生で、目の前が僕なんですけど、(ぼくは)様子見してるわけですね。

僕も話しかけるべきかどうか迷ったんですけど、そのスマホをいじってた、あまりいい印象じゃない大学院生に気を取られてまして、教授と後輩がまた楽しそうに喋ってというか、それに加わることでいっぱいいっぱいってでした。

で、こういう時に話してないから話しかけた方がいい、気を使って話しかけるんだけど、逆に、話しかけてうまく喋らないといけないので。

(その大学生が)受け答えに困りそうな雰囲気でもあったので、ちょっと様子を見てたという感じです。

・・・

という感じで、(学生が)3者3様で印象が全く違うということです。

途中でてきたコミュ力が高い、タバコ吸ってるけど感じのいい大学生が模範的なんですけど、スマホをいじっていたように悪い印象を持たれるような態度は出さないほうがいいかな。

ということで、もちろん、この話を聞いて、「年功序列ですか?」みたいに思う人もいるかもしれないんですけど、別に年上だから偉いってわけじゃなくて。

ただ。日本はまだまだそういう年上を立てるみたいな風潮が残ってるので、これを聞いてくれたあなたも無意識に年下に期待していると思うんですよね?

いきなり年下のやつがタメ口から入ってきたら、「え?」って驚くわけだし、ちょっとムってなると思うので。

やっぱり、自分が年下の立場だったら、どういう態度・どういう振る舞いをしたらいいのかってのは処世術として持っておく必要があるかなと思います。

集団会話もある程度、居心地のいい場所になると思うので、そうやっていきましょう。

はい、では、今日はそういうお話でした。

ありがとうございました。

#119『年下の立場での話の聞き方』