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#117『繊細な人が身につけるべき防御法』

2021-12-13 Mon.

どうも、永田です。

では、今日のお話は「繊細さん」についてです。

繊細さんと言うと(関連の)本が一時期有名になったと思うんですが、 HSPですね。

(Highly Sensitive Person)ハイリーセンシティブパーソン。

傷つきやすい人です。

何を言う僕もその傾向はかなり強くて、ネットにある自己診断テストで80%ぐらいの高い数値を出してるんでその傾向にあります。

で、この繊細さん、何がまずいと言うかコミケーション的に、人があまり気にしないレベルのこと、細かいことを気にしてしまうわけですから。

会話の時も考えすぎたり、相手がどう思うかを考えすぎたりする、と。

そういうことで(コミュニケーションで)不利に働いたりするのが一般的なところです。

これに対して、「治そう」とか「改善しよう」とすると、もう気質レベルのことだし、生まれつきなので、そういうタイプの人なんだっていうことで受け入れて、それよりも「防御」を考える。

傷つきやすいので、傷つかないような

シールドの張り方

について、今日はお話しします。

・・・

というのも、僕が11月に沖縄出張に行きました。

(この出張時の出来事に関連してお話していきます)

緊急事態宣言が明けて、研究を兼ねて4~5日ぐらい沖縄に出張しました。

仕事をするんですが、その合間に、「お昼何食べようか?」というのはちょっとした楽しみなので、いろいろ検索して行きました。

で、ホテルの近くに歩いて行けるところで、元祖ソーキそば(のお店があった)。

「沖縄そば」なんですけども、「そば」というのは、本州のそば粉を使ったそばじゃなくて小麦粉なんですけども、そばと呼称されてるのが沖縄そばですね。

僕が入った店は、ソーキそば、「ソーキ」というのは豚の骨付き肉・スペアリブみたいなのが上にのっていて、結構好きなので、その元祖ソーキそばの老舗の店に行きました。

たまたま近くにあったので、歩いて行きました。

やっぱり地元の人が昼時でたくさん来てるし、そこは外人さんが多い地区だったので黒人さんもいました。

そこでは、30前後の若い店長とパートのおばさん2人で切り盛りしてて(支店がいくつかある規模のお店)、非常に忙しかった感じですね。

客もひっきりなしに出入りしてました。

僕も席に着いて5分ぐらい、(いや)5分10分あってオーダーがきて、さらにそこから20分ぐらい待ってようやく来てソーキそばを食べ始めたっていう感じですね。

なので待ってたら、やっぱり忙しいので、おばちゃんも忙しそうにやってたり、店長さんも忙しそうになってた。

おばちゃんがなんか注意されてたんですが、みた限りトロそうだったんですけど、やっぱり遅かったんでしょうね、(店長が)すごいイライラして。

僕もそこの側の席だったので、注意内容が(耳に)入ってくるし。

客が聞いている前でそんな空気を悪くなるような怒り方・叱り方はすべきではないと思うんですけど、やっぱりやっていたという感じです。

地元の人で柔らかい感じかなと思ったんですが、その店長は明らかに、沖縄の地元の人の風貌ではあったんですけども、ネチネチしてたっていうことですね。苦笑

その(嫌な感じで怒っている)空気が伝わってきて、僕も繊細なので、そこは気持ちがどよんとなった。

注意内容が聞こえてきて、どういうことで注意されたのかと言うと、

おばあちゃんがオーダーを取ってきて、そのまま戻ってきた。

それがダメだ。

ということ。

なんでダメかと言うと、

「オーダーを取って来たら、戻って来るついでに食器を片付けながら戻ってくる。そうしないと仕事が回んないでしょ?」

みたいなことを嫌な空気で(叱っていた)。

逆に、(周囲を)嫌な気分にさせるようなぐらい怒りながら(注意してた)やってたので、相当にねちっこい人だと思います。

という感じで、そこから一気に気分が悪くなったんですね。

しかも会計する時に、その店長が会計するので、

「その人とやり取りしなきゃいけないのかな?」

というのが、その後ずっと気になってしまった。

「(ぼくが) HSPなので」というわけですが、ある時に、あることをきっかけに無くなったので、その時の

防御法・切り替え方

についてシェアしようと思います。

・・・

で、2つあるんですけど、一つ目は、トイレに立った時、体を動かしたのがきっかけなんですけど、要は

「多面的に見れるようになった」

と。

店長が「器の小さい人間だ」という、「嫌な人間だ」という先入観ができてしまったんですけど、店長がストレスを抱えている、と。

昼時の忙しい、ワンオペではないですけど、2人で回すようなオペレーションがそもそも間違っている、と。

イライラしてしまった、と。

そう、たまたまそういう状態だった。

仕事終わって、家に帰って家族と過ごしたら、普通の人になるんじゃないかな?

ということすら、ふと思えてきたわけですね。

そういう感じで、たまたまストレスを抱えた時に、人に当たるタイプだったんだな、っていうことです。

我々は「人にあたる」というより、「自分を責めるタイプ」で落ち込んじゃうタイプだろうけど、それを外に、他人に押し付ける、嫌な人は嫌な人ではあるんですけど、そういうタイプなんだなって。

HSP じゃなくて、外に出して発散する気質なんだなっていうことで、そういう別の、多面的な見方ができると、なんか一気に軽くなったんですね。

・・・

(そのタイプの) 気質だから、人にあたる人間であることは否めないと思うので、「会計の時どうしようか?」ってことです。

それで2番目(の防御法)は、

「動じない構えを作る」

ということです。

第三者が怒られてるのを、自分に関係ないのを見ただけで傷ついてるというか、気になっちゃってるわけですが、悪い「気」を受けてしまった。

悪い空気に当てられてしまったので、それを跳ね返す必要はあると思うんです。

なので会計する時も、目を合わせずに下向きながら金払って、ささっと帰るんじゃなくて。

堂々と立って、姿勢よく立って、ちょっとお腹に力を入れて、その上でハキハキしながら、「はい。はい。」と毅然とやり取りして、(そのお店から)帰ればいい。

別にその店長に対して何もするわけでもないけど、ハキハキするだけで、その後、店を出た後、気にならなくなったわけです。

何かコソコソ、目を合わせずにささっと出てくんだと、その後に色々気になって、頭の中でグルグルおばちゃんが怒られてるシーンが頭の中を回るより、はるかにいいと思うので。

毅然として、何なら相手が殴りかかってきたら殴り返されるように構えておく、みたいな。

そういう武術的な構えとして構えておくってのが一番だと思います。

見た目には普通に立ってるだけですが、わからないように腹に力を入れて、重心をちょっと落としておくだけでも、呼吸が安定しますので、非常に良い感じになると思う。

で、そこが安定しなくて、息が浅いと不安を呼び込むことになるので、悪い空気のまま店を出ることになるので。

そこら辺の、姿勢ではあるんですけど、しっかり立って、というのはかなり大事だし、今回の出来事ではかなり気分が切り替えられたので何かの参考にしてみるといいと思います。

・・・

その店長とどういう人間関係を築くとかそんなん全然ないし、街で会っても無視していいことではあるんですけども、そういうことじゃなくて、

「店を出た後、1日のパフォーマンスが上がるのか下がるのか?」

どっちの方がいいのかっていうことで、そういう対処法を自分なりに持っておくと切り替えができて非常に良いと思います。

「切り替えが早いひと」は、言ったら、こういう対処法は常に持っていると思ってるので、切り替えが早いんじゃないかなと思います。

そういうのは参考にしてみましょう、という話でした。

では、今日は以上になります。

ありがとうございました。

#117『繊細な人が身につけるべき防御法』