どうも、永田です。
では、前回・前々回に引き続き、マシンガントーカーについてお話ししていきます。
前回までは確か、「見極め方」「切り上げ方」でしたね。
今回は「話し方」についてです。
隠れタイプのマシンガントーカーとか、真性というか、明らかにマシンガントーカー両方に対する話し方。
いくらうまく切り上げ方ができたとしても、見極めたとしても、(彼らの)話が長いことに変わりがないので、その時にやっぱり聞いてるだけだと苦痛と言うか、ストレスになる。
「やっぱり話したいよ」という願望があると言うか、普通の人情としてあると思うので、それについてお話しします。
で、もちろん口下手だとそんなに対等に話すってことは難しいとは思うんですが、考え方は参考になると思うので聞いてみてください。
ほとんどマインドセットになるんですが、まず、マシンガントーカーの圧力に負けないというマインドセットは本当に重要なので。
あとは、いつも通りの話し方だと思います。
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では、1個ずつさらっと行ってきますね。
1番目です。
はい、これはもうすでに言ってはあると思うんですが、
「聞いてはダメ」
ということです。
とにかく相手は話したくてしょうがないんで、それをまともに聞いてたら話が終わらない。
で、普通の人、マシンガントーカーじゃなければ、自分の話が終わったら相手に話を振ったり、「どう?」というジェスチャーみたいなもするんですが、こういう常識、会話キャッチボールという常識が通用しない相手だと思うので、もとにかく話を聞いてはダメという感じですね。
聞いてるふりをするか、聞いてなくても意外と気づかないのではということすらあるんで、真面目に聞いてはダメ。
聞いてる感じを出しながら、自分が話す隙を伺うぐらいにしておかないと厳しいということです。
で、前々回ぐらい話したと思うんですが、今のボスの女性教授はもう完全にマシンガントーカーでずっと喋ってるんで、(ボスの)同僚の女性教授がもう1人いるんですが、その人どうしてるかと言うと、PC 作業をしてるんですね。苦笑
僕も慣れてきて PC 作業してますね。
タイミングよく、なんか発言したりとか、そういう感じでいいと思います。
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はい、では2番目。
「聞かれなくても話す」
普通の感覚だったら、相手が話を振ってくれたり、チラッとこちらに伺うようなそぶりがあるので、そういうタイミングに合わせて自分が発言したりするものなんですが、いくら待ってても来ない。
話を振られることはないので、聞かれなくても自分から発言するってことですね。
「これを言うぞ」みたいな感じでぐいぐい行かないと、自分の発言チャンスが全くないんで。
とにかく聞かれないことを前提に、自分が喋るということです。
そういう感じで行きましょう。
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はい、3番目も似てる感じなんですけど、
「割り込む」
とにかく間が本当にないんで、相手の話が第一段落しそうだなってところで割り込まないと、次の話が始まってしまう。
もう間ができなくても、隙間が出来なかったとしても、割り込んで話すっていうマインドセットが重要です。
とにかく、彼ら、間が恐怖なんですね。
間があると、埋めなきゃっていう恐怖がある。
それは誰しもあるんですけど、他の人はそれがあったとしても、ある程度ぐっとこらえていると言うか、うまくその恐怖と付き合ってるんですが。
マシンガントーカーの人はこの恐怖が強いのか、その恐怖を瞬時にうめる実力があるのか、両方の可能性があるのですが、とにかく間はできないんで割り込んでいきましょう。
「割り込んだら、相手に悪い印象になるんじゃないかな」って気が引けると思うんですけど、それははないですね。
というのも、彼らの認識はちょっと歪んでるところが確実にあると思うんですけど、相対的に歪んでるんじゃないかな、と。
どういうことかというと、要は、相手の気持ち、こちらが黙って聞いてるのは話が興味があるから、だとかそういう認識にしかならないんです。
こちらが黙ってて何かを考えてるとか、言いたそうにしてるとか、そういうところには(意識が)及ばない。
で、「会話のテーブル」(という例えが大事)ですね。
話す人がその舞台/テーブルに上がって話して、それを聞く人と2人ぐらいがやり取りしてる、と。
この会話のテーブルで話を周りで聞いてる人は、そのテーブルに上がってない、と。
(何も)言わないと、舞台に上がってないみたいに見え、マシンガントーカーは会話のテーブルしか見てないですよ。
舞台に上がってる人しか見えない。
ほかの人も、大人数で喋ったら、その喋ってる人達に意識を集中してるからそういうものなんですけども、(マシンガントーカーは)特にこれ(会話のテーブル)しか見てないから、テーブルに何もないことは恐怖なんです。
つまり、黙っているのは、テーブルに何も上がってないってことで恐怖。
逆に、テーブルが(会話で)モリモリになっていれば、(彼らは)満足するわけです。
つまり、話が飛び交って、あっちゃこっちゃっという、話がめちゃくちゃ盛り沢山になってる状態が好きなので、割り込んでそのテーブルに何か色々載せようとするってのは、逆に大歓迎っていうこと。
もう、おしくらまんじゅうじゃないですが、我も我もと話すような状態が楽しいという感じなので、話に割り込むぐらいの勢いがあった方がむしろ歓迎されるっていう感じですね。
僕が彼らと接していて、そう感じました。
実際やってみると、そういう感じになるということです。
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では、4番目話。
「話し切る」
という事ですね。
割り込みマインドが大歓迎なので、自分も割り込んでくるわけです。苦笑
こちらが何か話してて、ちょっと間を作る、と。
そういう間に入り込んでくるということなのでそうはさせまい、というマインドセットが重要であるということです。
ですので、例えば、僕の妻は隠れタイプなので話を振ってはくれるんですけど、2言目には自分の話につなげるということをするので、持ってかれたなと思ったら話を戻す、ということ。
こういうマインドが重要です。
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はい、5番目。
「いいたいことがあるのか?」
ということです。
どういうことかと言うと、最も大事なことなんですけど、要は、
「自分が喋りたいことは本当にあるのか?」
そういう熱量があるのかどうかってこと。
マシンガントーカーは話したいが溢れているわけです。
だから、口が止まらないわけなのですが、それに対抗するためには、やっぱりそこまで口が止まらない状態になるのは難しいかもしれないんですが、「これは言いたい」みたいな熱量がないと、その熱量でもって話をすることができるのです。
一般的にも、話すというのは、そういう熱があるから話そうとする。
好きな漫画とか何か熱中してることとか、仕事が好きだったら仕事に対して熱く語りたい。
そういう気持ちがあるから話をするわけなのであって、そういう熱量が本当に自分にはあるのかってことですね。
そういう熱量が溢れるばかりあったとしたら、聞いてばかりいという状態にはならない。
例えば、同僚のマシンガントーカーがいると前回・前々回と話したんですが、その人は山が好きでずっと登っている。
で、山の話の時は(ぼくは)聞き役です。
僕は山についてそんなに語りたいことも話したいこともないので、面白く聞いてるだけなんですけど。
研究とか、例えば、身体論と言うか、運動論、スポーツとかトレーニングとか僕はやっていて、体操も昔から体の柔軟性について肩こりとかで悩んでたので結構詳しい。
そういう身体に関する話だったら、対等にいけるわけです。
マシンガントーカーの同僚を押しのけて、自分が思ってることとか知っていることを喋るという感じで対等にいえているので、やっぱり、言いたいことはあるのか、話したいことがあるのかっというのが非常に重要です。
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というわけで、マシンガントーカーと話す時のマインドセットでした。
で、5個もあるんでまとめますと、1番目は「話を聞かない」ということ。
聞いてたら話は止まりませんので、話を聞かないで。
2番目は「聞かれなくても言う」と。
話を振ってもらうのを待っていたら駄目っていうことです。
3番目は「割り込む」と。
普通は遠慮して、相手に配慮して割り込むのを遠慮するんですけど、それなしで、相手も割り込むのは大歓迎ですから、割り込んできましょう。
で、4番目。
話してる最中にも(マシンガントーカーは)割り込んでくるんで、「話し切りましょう」。
話を取られたら、もう1回(話を)取り替えして、話し切りましょうということです。
5番目が「言いたいことはあるのか」。
マシンガントーカーの熱量に勝てるような熱量があるのかっていうことです。
では、以上になります。
三部作でなかなか話しましたし、マシンガントーカーに対して一家言あったんで、ちょっと辛辣のところもあったかもしれませんが、確実に一定数の人はマシンガントーカーなので、3回の音声を参考にして自分なりの対処法を見つけるのが、ストレスのないコミュニケーションになるかなと思います。
参考にしてみてください。
では、以上になります。
ありがとうございました。