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#114『マシンガントーカー Part.2:見極め方』

2021-12-03 Fri.

どうも、永田です。

では、今回は、前回に引き続きマシンガントーカーに関するシリーズ Part 2です。

今回の話は「見極め編」となります。

「マシンガントーカーって何?」という感じの人は、前回の話を聞いてみてください。

僕の知ってる3人のマシンガントーカーについて、具体的に細かく話しました。

特徴とかその話の切り上げ方もお話ししてるんで、前回のパートを聞いてみてください。

では、2回目になりますが、見極め方ですね。

なんで2回目になるかと言うと、マシンガントーカーはしゃべり続けるので傍目にもすぐ分かるんですが、要は「マイルドなタイプ」はいる。

見分けがつきにくいタイプと言ってしまえますが、

「隠れマシンガントーカー」

みたいな人です。

この隠れタイプの人を見極めるのは、かなり重要かなことかなあと思います。

というのも、読者の方とメールのやり取りをしたことがあって、「話をうまく広げられない」みたいな相談だったんですけど、よくよく聞いてみると相手はこの隠れタイプのマシンガントークだったんじゃないか、という結論になったんです。

というも、マシンガントーカーというと、前回の話を聞いてない人はちょっと分かりにくいんですけど、喋り続けるわけですから傍目にすぐ分かるんですけど、「隠れマシンガントーカー」は話を振って話を聞いてる人なんだけど、何か話しにくいっていう人がいる。

(だから話しにくいし、「うまく話せないのは自分のせいじゃないか?」という悩みにつながりやすい)

このタイプの見極め方について、お話しします。

・・・

身近な例だと、僕の妻がそうなんじゃないかな、と思います。

喋り続けるタイプではあるんですけど、マシンガントーカーほど喋り続けるわけではないし、喋ってるんですけど相手にもよりますし。

例えば、僕の実家の家に来た時は、相手の話を引き出したりしたり、話を聞く。

話をふる役だったので、完全にマシンガントーク、だれかれ構わず、状況構わず喋り続けるという感じではなかったんで、「隠れ」なんじゃないかなと思います。

で、大きな特徴としては、2言目には自分の話に持ってくわけだから、家族同士の話だからそういうことになってるのかもしれないんですけど、そういう特徴があるので。

例えば、僕が、「研究会」といって研究仲間と集まって議論する会があるんですけど、そういう時の帰りに、研究会があったらから

「(研究会は)どうだった?」

と、帰ってきたら聞かれるわけです。

で、「こういうことだよ」「こういう感じだったよ」と。

後は「後輩に会って楽しかったよ」みたいな感じのことを一言言ったら、次に、(その話題をさえぎって)子供のこと聞いてきた、みたいな。苦笑

僕の子供は3歳で、後輩も年齢が近い子供はいるんで、そういう共通の話題があるので。

「研究会とかその後の飲み会、どうだった?」じゃなくて、子供のこと聞いてきた。

で、(あげくに)「私のことは?」みたいな。苦笑

その研究仲間は、僕の子供とか妻のことに関心がそこまではあるわけではないはずなんですけど、そういう話になるんですね。

完全に自分のことに結びつけて「どうだった?」なので、結局、それが言いたかったから、「研究会どうだった?」という話を振ってきたんじゃないか、と邪推するようなそういう2言目なんですね.

妻は、やっぱり子供の頃から喋り続けて食べるのが遅いとか、なんですよね。

ただ、ちょっと聞くタイプかなと思ってるんで、やっぱり隠れタイプなんじゃないかなと思います。

で、僕の身近なところでは、3歳なんですが、僕の子供は若干、危うい、ちょっと ADHD 傾向があって喋り続けてるんですね。

妻も「(こどもが)ずっと喋ってる」とぼやいている。

(でも、ぼくのこどもは)「コミュ力とか観察力は結構ある」と他の大人からも言われているので、大丈夫かなと思います。

あとは、研究仲間で女性アーティストの人がいるんですが、芸術家と言うかそういう関係の知り合い程度なんですけど、いるんですね。

研究会で時々会うんですけど、やっぱり二言目には、(ぼくが)話を話そうとしたら、(その女性自身の)話が始まるみたいな。

何か話を振ってくれるし、聞いてくれるんだけど、何か答えたら自分の話になってる。苦笑

彼女はやっぱりADHD 傾向というか、物忘れが多いんですね。

あんまり物事を深く覚えてないから、片付け苦手とかそういう感じで、「あ、やっぱ、この人もそうなんじゃないかな?」と思うんで。

それ(その人がマシンガントーカーかも?と)は最近気付くくらいなんで、隠れマシンガントーカーなんじゃないかなという感じです。

・・・

で、そういう人、3例をあげたんですが、どうすればいいのかってというと、「見極めること」ですね。

「隠れタイプ」という概念があるということ。

そういうことをまず知ることですね。

特徴としては、先ほども挙げたんですが、1番大きい特徴は

「2言目には自分の話をする」

なんだけど、それは前フリで、その話をしたいがために話を振ってる、みたい。

そういう感じなので、ここら辺が話しにくいな、話が広がらないな、とか自分の話ができないなっていう感じだ、と。

隠れマシンガンでは、最初の話はふってるけど、自分の話しかしてない。

そこで判断という感じですね。

あと、ADHD。

これは(ぼくは)専門家じゃないし、断言すべきことではないんだけど、一応、概念として知っておいてほしい。

色々なグラデーションがあるんだから、普通の人〜マシンガントーカー、あと障害の人との間でも、

「グレーゾーンだけど、正常寄り」

と言ったらおかしいですけど、そっち寄りなので、(隠れマシンガントーカーは)見極めにくい。

女性アーティストの例ではないんですけど、

「物忘れが多い」
「片付けが苦手」
「時間管理が下手」
「遅刻が多い」

とか、そういう感じの人です。

これも一概には言えないんですけど、(ぼくの)母親は結構 ADHD 傾向だと思います。

片付けが得意なんですけど、結構、怒りやすい、という感じ。

「そんな感情的になるかな?」と今では思うんで、「衝動性が強い」という感じですね。

話の技術は高いんで、聞き役もある程度、会話でやれるんですね。

という感じで 、ADHD傾向があるなと感じたら、この隠れタイプの確率が高いです。

で、問題なのは、そこに ASDってアスペルガーですが、ADHDとASD が加わると、結構やばいな、と。

しゃべりがとまらない同僚とか、ボスの女性教授、このタイプは両方加わっているんじゃないかなと思って。

ちょっと人の気持ちがあんまりわかってないなっていう場面が多いんで。

なので、こういう(ADHDとかASDという)観点も重要かなと思います。

もちろん専門家でも医者でもないので決めつけは良くないですが、指標として、

「ADHD なのかな?」
「ASD も入ってんのかな?」
「グレーゾーンなのかな?」

という観点は重要かなと思います。

あくまで決めつけとか障害とかじゃなくて、判断材料として持っておくのは重要だと思います。

そうすれば、相手の特徴とか切り上げが分かるので、そうすればストレスも減るだろうし、相手にとっても非常に良いことなので。

そういうのを見極めて、話をうまくふったりして、うまく付き合っていければ非常に良いんじゃないかな、というのが第2回の話です。

隠れマシンガントークについてでした。

では、次回は最終回になります。

以上になります。

ありがとうございました。

#114『マシンガントーカー Part.2:見極め方』