どうも、永田です。
では、早速、今日のテーマに入りますが、テーマは「話に加わるコツ」として、シリーズ化してパート1、パート2としていきたいと思います。
前提としては、1対1の会話が基本なんですが、今日は「集団会話」を前提としてお話ししたいと思います。
メルマガ読者さんは、会話が苦手ということは、集団会話はさらに難しいわけで、集団会話が苦手な人がほとんどだと思います。
話が早い人が集団の話の中心になって、その人の話をずっと聞くみたいなことになりがちですね。
そうじゃない人はずっと聞いてばかりだし、あなたも集団会話でずっと聞いてばかりの人なんじゃないかなと僕は思います。
そうじゃないなら、これ多分聞いてないと思うんで、今日は参考になる話をしたいと思います。
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先ほど、会話の基本は1対1といったんですが、会話が苦手なら、まず1対1を克服すること、慣れる事が基本なんですけど。
でも、現実は1対1ばかりの会話じゃないですよね?
職場の立ち話とか、飲み会、友達とか家族の集まりって、1対1で2人だけのシーンばっかりじゃない。
3人、4人と集まってるはずで、そこで会話が始まってる、と。
その時に、どうしようもないから聞いてばかりいってのはストレスがかかるし、楽しくない。
集団会話にも、ある程度、1対1の会話と同時並行で進めていく必要はあると思うんで、今日のお話が役に立つかなと思います。
僕の場合、これ何回も言ってるんですけど、大学の時は友達の飲み会ですが、3時間ぐらい話を聞いてばかりとか。
30代になっても、気のおけない研究仲間、後輩とか先輩とかでも、集団会話になると黙ったままになっちゃうんです。
話の展開が早い。
話の中心になってる人の話が面白いからつい聞いちゃうし、話を理解するだけで精一杯みたいな状態だったんですね。
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で、その時に、話に加わる、つまり発言するにはどうすればいいか?
僕が30代後半ぐらいからできたことがありまして、だから皆さんも多分できることではあるかと思うんですが、なにかと言うと
「カットインの技術」
ですね。
集団会話が始まった時に、話の中心は話が速い人、ネタがたくさんある人、会話上手な人が話の中心に入る。
集団会話の最初は、我々は聞いてる立場から始まると思うんで、その時に大事なのは「その立ち上げの時に話せるかどうか」というよりも、「途中から参加できるか」「カットインができるか」ってのが課題になるんじゃないか。
これをできるようにするのが一番いいかなと思います。
でも、最初はそんなかうまくいかないんで、一言二言の発言を、集団会話の間に一言言えるか、みたいなところからスタートになると思います。
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タイミングはいつ?
いつカットインすればいいのかっていうことなんですけども、タイミングは「後半から参戦」すればいい。
集団会話ってのは、最初、もうみんな熱量があると言うか、なんかワイワイ盛り上がっていくんですけど、後半ダレがちと言うか、失速する。
中だるみの場面があるんで、そういう時に見計らって、会話力とか発言力が低い人が参戦しやすいんじゃないかな。
飲み会の前半とか中盤までは盛り上がるんだけど、後半はしんみりするんで、そういう時に発言のチャンスがあるんじゃないかと思います。
そういう時にどうやって言うのか?
「ちょっといいですか?」とかおもむろに(いえばいい)。
僕はそういう前置きなくて発言するんですけど、前置きすればいい、と。
「この流れは自然かな?」
「失礼にあたらないかな?」
「タイミングはおかしくないのかな?」
みたいな細かいことは考えないで、大事なのは、誰もそんなここまで細かいことは考えて発言してない。
いいたいことがあったらサクッという。
「ちょっといいですか?」みたいな前置きをいれば十分だと思います。
僕も、例えば、親戚の集まりでそうしてました。
毎年、正月とか盆休みで実家に帰ると、母親のお姉さんが近くに住んでるし、おじいちゃんおばあちゃんが生きていたので、その頃はおじさん達おじさんおばさんなど親戚が集まる会になってたんですけど。
そうすると、やっぱり、おじさんおばさんがぺちゃくちゃぺちゃくちゃ喋りまくる。
いいんですけど、大人が喋って、子供たちは聞くみたいな感じで。
僕は本当、発言できないけど、なんか(後半)ダレてきた時に、「そういえば」って言って「前の話どういうことだったっけ?」と、何か質問をする、と。
「ああ、そういえば」って言って、そこから僕が話せるかと言ったら話せなかったんですけど。
そういう質問を入れて話を戻したところを、もういっかい(別の人に)話が取られちゃうんですけど。
そういう発言が一言言えた、と。
これ、(無口だったぼくが)20代からできてたんですけど。
その後、僕は喋るじゃなくて、それ(戻した話)をおじさんとかうちの母親が引き取って喋ってるっていう形だったんだけど。
そういう感じで、カットインはできる、誰でも。
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僕は(カットインの後が)うまくいってなかくて、また聞いてばかりになってたけど、「自分の話を長めにする」必要がある。
どうすればいいのかと言うと、
「具体的なエピソードをいればいい」
ですね。
今ならサクッと言えるわけで、例えば、今だったら、コロナの話になったとすると。
僕が聞いた話で、あるエピソードがあって、知り合いの研究者、知り合いの知り合いですが、ワクチンを打つのが怖いみたいな話になって。
何で怖いのかといったら、知り合いの人たち、知り合いの知り合いの知り合いの人が3人死んだらしいんですよね、ワクチン関連で・・・
ゾッとするんですけど、高齢だったんで。
60代ぐらいかな?
3人死んだから、ちょっとワクチン打つのはやめようか、みたいな話を聞いた、と。
そういう話をすれば、ある程度の長さで発言できるじゃないかなと思います。
エピソードの強さにもよるんだけど、ちょっとしたエピソードだったら、前回言ったように物語形式なんで、聞く人は最低限の興味を持つので、こういう具体的エピソードを持ち出せばある程度話せる。
もちろん、そこで第2、第3のエピソードが出せればいいし、出さなかったら別に引っ込んでもいいわけ。
最初の1歩としてはこれぐらいできれば十分じゃないかと思います。
・・・
関連したエピソードを出すぶんには、別に、ちょっと割り込んだくらいでは失礼にも当たらないし、不自然なことでないと思います。
とにかく、堂々とカットインする。
無神経になるぐらいでちょうどいいんで。
集団会話は、みんな、自分のことしか考えてないんで、相手に気配りとか、実際そんな考えてない。
カットインできればやってしまう、と。
自分の話したいエピソードを話して引っ込めばいいわけです。
多分、その話をしたら誰かが引き受けて話し始めるんでいいや、みたいな。
厚顔無恥になれとは言わないけど、厚かましく堂々とやることです。
僕も前振りせずにカットインしたりする。
いきなり話し出したら、人にびっくりされるんですけど。まあそれぐらいがちょうどいいんです。
びっくりして相手がビクって口が止まった間に、自分が言いたいこと言う。
これぐらいのノリで集団会話はカットインすればいい。
むしろそうすべきだと思うんで。
いろいろ話の流れとか、話を理解するとか、ちゃんと聞くとかじゃなくて。
むしろ、話を聞かずに自分が言いたいこと言うのが、集団会話。
タイミングは話の流れがダレる後半。
そこにカットインするっていうのが、話に加わる基本だと思います。
では、今日は以上になります。
ありがとうございました。