どうも、永田です。
今日のテーマは「ごく自然に相手が聞いてしまう話し方」です。
つまり、口下手と会話上手の話し方の何が違うのか、ということについて、改めてお話ししていきます。
これは、音声で部分的に何回も触れたテーマではあるんですけど、今一度、大事なことなので、また違った角度からお伝えしたいと思います。
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何度も話してますが、口下手ってのはなんで口下手かと言うと、まとまった話や話すこと自体が苦手なのもあるんですけど、「話そうとしていること自体」がずれてたりする。
つまり、上手く言おうとするあまり、自分の知っていることをうまく言おうとする。
知識的な話をしようとしてしまうんです。
僕も20代のとき頑張って、それ(話)ができるようになったんですけど、30代前半ぐらいでできるようになって、ふと気づくとかなり問題がありまして、長く話せても、うまく話せても、講義やプレゼンみたいになってる。
それで、プレゼンだったらいいんですけど、雑談だから面白くない。苦笑
そんな「知識的な話」をされても、僕が長々と話すと、相手の顔が真顔になる。
で、会話上手な人の話になると、その人の顔が明るくなって、その差にショックを受けてた、みたいな感じです。
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何が問題かというのが今日のお話ですけども、話し上手は知識的な話をしてるわけじゃない。
ちょっとした面白い話なんですけど、それ何かというと、抽象度を上げると、
「物語」
を語ってるわけです。
日常の出来事なんですけど、物語調で語っているから、知識を披露しているのとは全然違う相手の反応が引き出せる。
面白いっていうわけです。
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例えば、物語調で話すとしたら、一番話しやすいのは「失敗談」になります。
例えばで話してみようと思います。
これは、僕が9月頃に大きな失敗というか、やっちゃった話なんですけど、9月に奄美大島に出張に行った。
雑談回で話したと思いますが、その時にホテルに何泊かしたんですけど、大浴場がついてたんでお風呂入る、と。
ロッカーを使うんですが、ロッカーに服を入れて、風呂入って、上がってくる。
そうすると、ロッカーが開かなかった。苦笑
どうしてそうなのかというと、鍵を忘れたっていうことじゃなくて、このロッカー特殊でキー入力をする(仕組み)。
鍵じゃなくて、暗証番号をおすだけ。
簡単な数字を入れて入力する。
この番号を忘れたんじゃなくて、例えば、19って設定したと思うんですけど、その時に設定がミスってた。
19じゃなかった。
慌ててどうしようか、と。
服がないわけで、全裸でホテルの受付の人呼ぶわけにいかないんで、そこにあった(緊急連絡用の)電話で、ホテルの人を呼んで解除してもらった。
すると間違って押してたんですけど、慌ててたんで、179(189)としちゃった。
9の隣の数字、8まで押して設定してしまって。
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人生で初の間違いの失敗で、別に、そこまで爆笑取れるわけでもないんですけど、ちょっとした話になってるわけですよね?
たぶん、ここまでこういうふうに物語調で話すと、ある程度聞ける話、そういうこともあるんだみたいな感じで、いけるんです。
例えば、知識的な話、奄美大島にいったんで観光スポットだかお店の情報をシェアしようと思っても、1回目はいいんですけど、もう何回も続くとうざくなる。
ホテルは〜〜ていう名前のホテルで、〜〜にあって。
こういうのを聞かされても(しょうがない)みたいな感じになるわけです。
口下手な人はこう頑張って、奄美大島の観光スポットの宣伝をやたら頑張ってやろうとする。
極端な言い方ですけど、こういう方向性で話そうとするから、面白くない。
物語形式でさっき言ったような、ちょっとした失敗がネタになるってこと。
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で、物語形式の利点が2つある。
物語と言えば、小説とかドラマですよね?
あと、子供は絵本を好きだし、これもがっつり絵本という物語になってるわけで、絵で物語が展開されている、と。
いろんな絵本があって、色んな物語が書ける、と。
何でもないことなんだけど、子供の興味を引き続けるわけだし。
例えば、学校で歴史の授業があったと思うんですけど、歴史に興味がない人はもっとつまんないので、授業が身につかないんですけど。
僕も例外じゃなくて、歴史が得意じゃなかったし、興味はなかった、と。
で、歴史の授業も、小学校から6年・3年・3年で12年ぐらいやったと思うんですけど、やっぱり全然頭に入ってないですね。苦笑
それよりも、自分で買った歴史漫画の方が内容を覚えている。
人物とか出来事を細かく覚えてたり、逆にするわけ。
なので、その歴史漫画は面白かったし、物語形式ということなんですね。
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で、あともう一点は、物語の利点として「記憶しやすい」ってことです。
これ、話す側の都合なんですけど。
先ほど奄美大島の話をしたんですけど、物語形式だから、今、別にメモしていたのは、失敗談とか入力間違えてっていう、一言のメモを使った話してた。
(それ程度の少ないメモで話せる、ということ)
「エピソード記憶」っていうぐらいですから、物語はエピソードを話す。
時系列順に言ってけば、記憶を脳がたどれるので、サクッと思い出しながら、サクッと話せるという利点があります。
昔の人は、口伝、口で物語を伝承していったっていう歴史がある。
例えば、落語家の人も、非常に長い、1時間の小話を記憶してるわけですよね?
別に、落語家になる人が天才的な記憶力を持ち合わせているかと言うと、そういう人もいるかもしれないけど、普通の人ですよね?
頑張って記憶してるわけで、それを記憶できるのは、物語だから記憶できる。
多分、同じ時間かかるような数字の羅列は覚えられないと思うんで。
物語だから記憶しやすいし、話す時も楽だということです。
先ほどの奄美の出来事も物語で、逆に、奄美大島の知識的な話とか、今思い出してもどういう観光スポットとかお店があったのかって、さらっと思い出せない。
ですから、そういう点でも、物語にしてると、話を引っ張り出しやすいし、アドリブ聞かせて話すことができる。
やっぱり、会話上手な人は物語を話してるから、あんなに色んな機転を利かせて、その場に応じた話ができるわけだと思います。
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というわけで、物語を話すってのは雑談の基本だと思って、できるだけ物語調で話してみましょう。
物語もそんな大層なことじゃなくていいんで、先ほどの失敗談のような話でいい。
物語の最低の条件として、「感情がある」ってことです。
だから、失敗談なんて、失敗するから感情がそこでグラグラ動いてるわけなんで、失敗談は物語として話がしやすい、スタートだと思います。
以上になります。
ありがとうございました