どうも、永田です。
では、今日は「お店の人と雑談するには?」ということで、シリーズの Part 2に入ります。
前回、私が出張先の旅館の仲居さんとの会話ですね。
ある一言がきっかけで会話できたという話でした。
まだ聞いてない人はそちらを聞いてください。
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今回は、「服のセレクトショップの店員さん」との会話です。
服を買いに行った時に、店員さんに接客してもらうと思うんですけど、そういう時に会話に困ったりしますよね?
緊張するし、何を話せばいいかわからないみたいな。
むしろ放っておいてほしいみたいな心境になると思うんです。
で、そういう時にどうすればいいのか、ということです。
今日は僕の体験談を踏まえて、普通に話せるコツというより、そのための関係性を作る「当たり前の条件」について、一番確実な方法についてお話しします。
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もうほんと確実なんですけど、「常連になる」ということなんですね。
常連、リピーターになるって事なんです。
当たり前すぎてガッカリかもしれないんですけど、でも、これほんと基本なんで抑えて欲しいと思います。
体験談を交えて説明していきますんで、聞いてみてください。
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僕らはまずそのショップの店員さんから見たら「お客さん」なわけで、(ぼくらは)常に「服を買う側」で「お客としての視点」しかないんですけど、「お店側の視点に立つとどういうことになるか?」「客観的に見えているのか?」ということですね。
やっぱりお店をやってると分かるんですけど、一見さんと常連っての2タイプに大きく分かれる。
で、お店も、ビジネスをやってないと分かりにくいことではあるんですけど、僕も、こういう活動始めて初めて実感したんですけど、やっぱりリピーターの人が入ってナンボというか、それで商売が成立してるんです。
もう毎回、新しい新規のお客さんだけだと続かなくなっちゃうんですが、商売はそういうリピーター、つまり常連が大事。
お店の側からすると、そういう風に、だからお店に入ってきた時に新しい客、見たことのないお客さんなのか常連さんなのかっていうだけで全然違うように見える。
もちろん一見さんも大事なんですけど、やっぱり常連さんがお店側にとっては大事なんで、人間心理として、ちょっと依怙贔屓みたいなことになる。
それが会話に関係してくる、と。
いつも来てくれるあの人だったら、「ちょっと話そう」とかっていう感じになるんで、まずはこちら側としては、だから常連になるってのは基本のところで、そこら辺で選別されてるんで。
選別っていうか、区別されているんで、そこら辺の違いを押さえましょうということです。
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僕の話になりますけど、もう今は滋賀県にきたんですけども、その前は兵庫県の神戸の街に住んでたんで、よく神戸のセレクトショップに行ってました。
で、僕がよく行ってたのは、神戸の南京町にあるセレクトショップです。
南京町、神戸の中華街なんですけど、そこの端の方にあるセレクトショップで個人店。
こだわったおっちゃんが自分で店を開いてると。
でも、話を聞いてたら、20年前ぐらいまでは普通にブランドのバイヤーで海外に買い付けに行ってたんですけど、20年前に一念発起して独立した。
そこでセレクトショップで、海外の自分のセンスで選んだ服を輸入して販売している。
モノが非常に素晴らしいんで、かなりに気に入っているという感じですね。
で、店も、輸入するだけじゃなくて、工場と直接契約してオリジナル商品開発も、おっちゃんがやっていると。
しかも、かなりこだわり抜いた糸の使い方とか注文するんで、工場泣かせと言われてる。
それで、これほどこだわってるんで、かなりリピーターがいると。
コロナ禍でも全然普通にやっていけるという感じですね。
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まあこういう風に少々高くても、激安ショップより、むしろそっちの方がいいっていう人もいるんで、妻はそういうタイプだった。
しかも、妻の家族、義理のお父さん以外はほぼ全員通ってる。
お母さんも通ってるし、義理の妹さんと弟さんもかよっていて、弟さんは今東京在住なんですけど、しょっちゅう帰ってきて、そこのお店で服を買ってるぐらいなんです。
という感じで、お店に行くと、「先週、お母さんが来てたよ」みたいな、こういう会話になる。笑
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セレクトショップで(服)一着が万単位ぐらい、1万円ぐらいは普通にする。
1万円以内のもあるんですけど。
そういう感じで高めのところなんで、あんまり(ぼくは)今まで通って来ないんだけど、妻に連れられて通っているうちに結構気に入って色々買うようになった。
ある時、2年ほど通っていて、臨時収入が入ったというか、保険の解約金が結構入って、その一部を使って色々買って10万円以上いってしまった時があるんですね。
それがキッカケなのか、もうそろそろなタイミングなのかわかんないけど、おっちゃんが住所聞いてきて、「年賀状出したい」みたいな感じで、年賀状をもらえるっていう。
認められたっていう感じの関係になった。
そこら辺から、完全に常連さん扱いをうける。
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もちろん、家族ぐるみじゃなくても、何十万も買わなくても、常連になることが可能だと思います。
ちなみに、今、滋賀県の草津市に住んでるんですけど、近所のセレクトショップが奇跡的に一軒あって、気に入ってるところがあるんですけど、そこのオーナーさんともそういう関係、常連の関係になってますね。
ここ、まだ2年しかいってないんですけど、個人店なんですが、オーナーが僕より少し若くて30代後半だと思うんですけど、自分でお店を開いて繁盛してると。
で、しかもおしゃべりなんでずっと喋ってるというか、話しかけてくる。
(いっしょにいた)妻ともずっと喋ってるって感じです。
服の説明をずっと喋ってるじゃなくて、世間話。
そうやってるんで、好きな人はその店長が好きなんで行くみたいな形で通ってる人もいるんじゃないかな、と思うぐらいですね。
数年通って、そんなにお金を落とさなくても、常連としてはいけるかなという感じです。
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というわけで、セットショップで店員さんと話すための確実な方法としては「常連になる」ということです。
なんのひねりもないんですけど、これ見落としがちというか。
知らないと、新しいとこいって、「知らない店員とどうやってしゃべったらいいか?」みたいな、「緊張して喋れない」みたいなことよりは、「常連になって喋ろうよ」っていうのはほんと(かんたん)です。
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「どのくらい通えばいいのか?」
というと多分、最低ラインは「1年」ぐらいだと思う。
これ話変わりますけど、例えば、滋賀県は果物が美味しいんで、農園に直接買いに行ってるんです。
僕の妻はそういうのが好きで。
やっぱり1年ぐらい通うと、お店の人から話しかけやれるようになる。
で、やっぱり1年ぐらいが最低ラインじゃないかなと思います。
1, 2回だと次また来るかどうか分かんないんで、お店の人もそういう希薄な関係だと受け取ると。
で、1年ぐらい来ると「また来年も来るな」っていう感じで会話が始まったりするわけです。
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あと、お店の選択というか、単にブランドで、例えばユニクロの店員さんとこういう関係は難しいと思う。
向こうも雇われ店員なんで、別に、お客さんと関係性を築く必要ないんですけど、例えば、個人店でオーナーだと、やっぱり人間関係をベースに常連になりリピーターを作っていかないといけないんで。
個人的な人間関係を作った方がリピーターになりやすいという理由です。
あと、オーナーと喋りたいっていうのも、一つの魅力になるわけですから。
だから、積極的にお客さんと人間関係を作ってくのは、個人店のオーナー(ならでは)ですね。
もちろん、個人店の雇われ店員だと、そういうスタンスというかモチベーションないんで、そこは区別したほうがいいと思います。
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ということで、個人店のオーナーがいる個人店がオススメです。
もちろん、好きでもないお店に1年通うのは辛いと思うし、やらないと思うんですけど、「お店の商品が好き」が土台にないとダメなんで、そこらへん勘違いしないようにしてみてください。
だから、通える範囲でそういうこだわったお店があったら、探してみてはどうでしょうか?
というのが今日のお話でした。
では、以上になります。
ありがとうございました 。