どうも、永田です。
前回は「ネタのストック方法」についてお話ししました。
ネタのストックといえば、ネタ帳を作ることかと思いますが、意外な方法についてお話ししたんで、聞いていない人は前回の音声を聞き直してみてください。
で、今日はその続きになります。
【ネタの良し悪し】
についてですね。
せっかく自分が考えたり見つけたりしたネタが、話して滑りたくないですよね?
受けなかったらどうしようみたいな心配は最初のうちはあると思うし、最初のうちはそんな反応が取れるネタが百発百中でいってみた、ネタがすぐウケる、みたいなことはないんですけど…
じゃあ、どういうのがあらかじめネタの良し悪しの判断に使えるのか、についてのお話です。
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はい、2つあります。
まず1つ目は、
【話すこと自体がネタの選抜になる】
ということです。
自分がいいと思っていても、実際に話してみて反応がイマイチだったり、他の人にとってもそういうケースはよくあります。
ですので、
【話して、相手の反応をテストする】
ことが重要です。
話さないとネタがいいか悪いかは分からないので、いろんな人に話してみて判断することで、早めにテストできます。
次に、話す内容についてですが、
「ダメなネタを喋り続けるのは避けるべき」
なのです。
重要なのは、ちょっと話してみて、ウケなかったらすぐに引っ込めること。
ウケなかった場合は、【15秒】程度、CMの長さくらいの時間で引っ込めることが適切です。
15秒や30秒を超えると、興味を失い始める傾向があります。
実際に、CMが15秒で設定されているのは、人の興味が持続する時間なのです。
なので、15秒程度ならばテストにちょうどよく、反応がなくても受け入れられる時間と言えますね。
これがネタの基本的な選抜方法です。
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もう一つあります。
(ウケるかどうかが)誰かに話すまでわからないのは、結構大変なんです。
しかも、経験を積む必要があるので、(経験がないと)事前に判断できないんです。
最終的には人に話すことが確実なのですが、目安はあります。
それは
【感情が動く話かどうか】
です。
感情が動くという言葉は聞きなれないかもしれませんが、雑談では感情に関する話が重要です。
「失敗談」や「笑い話」は面白いし、受け入れられることが多いです。
また、「下ネタ」や「恋愛話」は女性や話好きな人に好まれますが、なぜ好まれるのかというと感情が動くからです。
失敗談、笑い話、下ネタ、恋愛話。
すべて感情に関連した話です。
感情が動くということは、基本的に
「価値がある」
と考えることが重要です。
小説やドラマ、映画でも同じです。漫画やアニメもそうですが、なぜ観るのかというと、感情が動かされて引き込まれてしまうからです。
映画のCMでもよく使われるシーンですが、例えば、大津波が押し寄せて飲み込まれ寸前のシーンを見せられると、どんな映画なのか気になります。
また、ミッションインポッシブルのCMでは、トム・クルーズが崖の上を登っているシーンが使われます。
ビルから飛び降りるシーンなども、感情が一番動くシーンなのでCMに使われています。
「感情が動く」ことは、ネタの選抜基準として非常に重要だと思います。
・・・
逆に、「感情が動かない話」はつまらないですよね。
事務的な話や雑学を聞いてもつまらなくて興味を失い、眠くなってしまいます。
だから、感情が動かない話はNGなんです。
つまらないのは、感情が1ミリも動かないからです。
(さらに)逆に、
「感情が動く校長の話」
だったら、かなり面白くなると思います。
例えば、校長と孫がLINEしてて、それは嬉しい、ちょっとほっこりする話とか。
思春期に入って孫のLINEがつれなくて、そっけないので悲しい。
そういう話をしたら感情が動くわけですね。
そして、孫がついに不良になってしまったみたいな話なら、相当、学生や生徒の食いつきは違うと思います。
校長の話が面白そうなのは、感情が動きそうな話だから、なんですね。
という感じで、だから、自分の話のネタを作る方法は、自分が感情の動いた経験を話すことです。
先ほども言ったように、例えば、【失敗の話】は間違いなくウケます。失敗を言うのは恥ずかしいかもしれませんが、それを超えればみんな食いついてきます。
【驚いた話】もいいですね。
カフェに行くと、基本的に変わった人が1人はいるんです。
例えば、あるカフェに行った時には、「めちゃめちゃ見てくるおじいさん」がいました。10分ぐらいガン見してきて、イライラして見返したらなんと、壁にもたれて居眠りしているおじいさんがいたんですよ(笑)
また、「常連のおばあさん」がカフェにいました。当時のiPodを聞きながら、イヤホンをしてリズムを刻んでいるんですよね。カウンターで振動が響いてくる、という変わったおばあさんの話をすれば、ある程度の反応が取れるでしょう。
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ネタの選び方について、まずは2つの方法について復習しましょう。
1つ目は、とにかく誰かに話して反応を見ることです。
2つ目は感情に着目し、失敗談や驚いた話などが話しやすいと思います。
ただし、最終的には
【他の人に話して判断してもらうこと】
が大切です。
以上が話のネタの見極め方についてのお話でした。
参考にしてみてください。
ありがとうございました。