どうも、永田です。
今日は「話のネタのストック」についてお話しします。
まず、会話が苦手な人にとって、
【話のネタをどうやってストックするか?】
が課題ですよね。自分なりの方法を確立していない人や考えたこともない人が多いと思います。
そこで、今日はどうやって話のネタをストックするかをお話ししていきます。
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まず、結論を言う前に、僕の【失敗事例】について触れたいと思います。
僕も口下手というか、「極度の無口」でしたので、ほとんど日本語を話せないのではないかと心配になるぐらい話せませんでした。
会話を考えて、【ネタ帳】を作ってみることにしました。
何冊も作って、
「これもいける。これもネタになる!」
とメモしていくと、ネタがたくさんたまっていきます。
しかし、一生懸命何ヶ月もかけたネタ帳のほとんどは使えませんでした。
最初は1行やキーワードといった短い形式で文章に頑張って書いてみたのですが、やはり使えませんでした。
実際に人に話すと…
何百個ものネタがストックされているはずなのに、その場でパッと取り出せず、何をストックしたのか分からなくなってしまい、うまく口で言えませんでした。
ネタ帳は完全に間違っているわけではないですが、まあ50%くらい間違っていると思います。そこまで間違ってはいないと思いますが、やり方として不十分だったため、
【実際の会話に使えるまでうまく仕上がっていなかった】
というのが、僕の失敗経験の結論です。
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じゃあ、どうすればいいのかと言うと、要はネタ帳は作ってもいいんですけど、話すことで、
【口で覚える】
のが一番確実ですね。
ネタ帳はどうしてダメなのかと言うと、「文章の形になっている」からです。
つまり、「話し言葉」になっていないため、実際に会話でパッと言おうとしても、自分の中で【再構成】しないといけないんですね。
ああ言ってこう言ってというのをやっていると、口下手だとそこでパッと言えないので、会話の流れて言うチャンスがなくなり、使えないということなんですね。
なので、結論としては、ネタをストックするなら、ネタ帳もいいんですけど、
【実際に話すことで完結させる】
文章でのストックは不十分だということになります。
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だいたい、結論を言って終わりなんですけど、補足しますと…
例えば、この音声をペラペラ喋っているように聞こえるんですけど、メモは取ってますね。
この音声を取るために、スマホのメモ帳に週2回、メモを取っています。土日にだいたいメモを仕上げて、日曜に配信するといった感じですね。
でも、メモだけだと実際に音声を取り始めると言いにくいんですね。
メモを作った時には、
「そろそろ、これ話がまとまったな」
と思うんですけど、話すと意外に言いにくいんです。
なので、そういうの修正しながら音声を取るんですね。まあ、一発撮りできたらいいんですけど、だいたい2回ぐらい取り直してる、という感じ。
でも、1回ちゃんと取り直して言えたら、その音声で言ったことはそのまま他の場面でも使えるし、別の音声も使えますし、また日常会話にも使える、と。
そのまま他の話に流用できるわけですね。
だから、ストックとしてすぐ取り出せる。もう会話の形になってますからね、ということです。
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で、さらに別に音声収録だけじゃなくて、例えば、飲み会とか誰かに話した
【小話】
みたいなネタのストックは、何年経ってもすぐに話せるわけですね。
例えば、僕は10年ぐらい前に「沖縄」へ研究で出張して、沖縄での色々な出来事や、ヤシガニを見つけたり、ヤドカリの研究をしているんですけど、まあそういう話をしたりですね。
いろんな事件が沖縄で起きてるんですけど、そういう話を飲み会の時にやると、結構喜んでみんな聞いてくれるわけです。
そういうのは何年経っても、同じ話、一度話したことは同じくサクッと、メモなしでも言える。
例えば、これはあまり言ってないんですけど、僕は「弱い小麦アレルギー」で。
小麦を食べると、弱い…完璧なアレルギーではないんですけど、パンを週に1回ぐらいは大丈夫なんですけど、毎日食べると下痢になるんですね。
そこに気づいたのは30過ぎなんで、30過ぎる前には結構下痢になって、トイレに駆け込む事件が何回もある。
居酒屋に行くと、下痢になる。
で、電車で帰る時に1駅行くたびにトイレに駆け込むみたいな、そういう事件についても話せるわけです。
ちょっと汚い話なんですけど、そういうのも話してる、と。
なので、【同じ話】、1回した話なら、何年経っても言えるんです。
「立ち寄りの話」は長いんですけど、あれって別にネタ帳に仕込んで一生懸命メモってるわけじゃない。
あれは同じ話を繰り返して一度話したから、いつでもいくらでも話が取り出せるんです。だから話長くなるんですね。
短い話がいくつも重なってる、と。
しかも、よくよく聞くと、同じ話を親戚の集まりやおじさんおばさんが集まると…
子供世代よりも年長者の方が喋り慣れていて、話のネタのストックが多いんで、やっぱり年長者がずっとしゃべっている。
で、それを子供世代は聞いている。
いなくなると、子供たちで喋り出す、という感じなんですね。
だから、要は、一度話した話はいつでも取り出せる形で頭の中にストックされるよ、ということです。
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なので、ネタ帳を作るのは大事なんですけど、それは50%程度、サポート程度に考えて、最終的に使える形にするためには、
【すぐに誰かに話す】。
身近な誰かが聞いてくれることで、ネタとして自分の脳の中にストックされる、そういうイメージです。
なので、会話上手な人は、話せば話すほどネタが増えてストックされていくわけです。
まさに
「ネタ持ちがネタ持ち」
になるんですね。
一方、無口な人は話さないからどんどん貧乏になり続ける、という感じです。
なので、ネタのストックの方法としては、話すこと自体がストックになります。
とはいえ、もちろんネタ帳は有効なんですけど、それを誰かに話さないと片手落ちになりますよ、ということでした。
では、以上になります。
ありがとうございました。