どうも、永田です。
今日の話題は、
【Q. エレベーターで顔見知りとばったり会ってしまった時にどうすればいいか?】
についてお話ししたいと思います。
つまり、よくある失敗なんですが、2人きりになったので
「どうしよう?どうしよう?」
となって考えた結果、
「○○なんですか?」
と話しかけるわけです。
そしたら、相手が
「違いますね。・・・」
その後、話す予定の話が出ずにも沈黙になってしまうみたいで、どうすればいいのかというお話です。
・・・
はい、まず前提なんですが、
【エレベータートーク】
です。
「休憩時間の立ち話」でもいいんですけど、こういう時に最適な話題ってのはどういうタイプの話題なのかを確認したいと思います。
結論から言うと、
【軽い話題】
ですね。
「お腹減りません?」とか
「暑くないですか?」
この程度の話題でいいんです。
何でいいのかというと、時間が限られているわけだから、考えなくて済む、本当に雑談・世間話でいいと思います。
でも、そうじゃなくて、例えば、重い話題。
「コロナはいつ終わりそうですか?」とか
「来年どうなりそうですかね?」とか
あと、
「仕事内容」とか
「恋愛」とか
「趣味の話」
をエレベーター内で始めると、もう長すぎてどうにもならないということです。
こういうエレベータートーク、あるいは軽い雑談、立ち話の場合は、本当に軽い話題でいいと思います。
・・・
次に大事なのは、どういうことかと言うと、
【シミュレーションしておけ】
ということです。
ワンパターンで行くんじゃなくて、複数のシミュレーションですね。
ワンパターンだと想定外のことが起きた場合、「あ、違いますよ」と言われたら、パニックになるので、そうじゃなくて、イエスか?ノーか?自分が振った話題に対して、
【2パターン考えておきましょう】
というのが、今回のお伝えするポイント。
質問したら、イエスかノーの2択になりますよね?
だから、
「イエスならこう返答しよう」
「ノーなら、相手がどのように返答するか」
を考えて、
「自分はさらにこう返そう」
みたいなシミュレーションが大事だということです。
そうすると、エレベーター内で対応できるわけですよねということです。
はい、じゃあ、具体例入ります。
例えば、夏の時期の話です。
「汗がすぐ出ます。夏はすぐ汗が出て、朝の出勤とかで汗だくになりますね。女性とかは着替えをもって行くし、僕も一応着替えをもって行ってます。」
例えば、そういう話題を振ったとします。
実際、どう話しかけるかと言ったら、
「暑いですね。こんなに暑いと、朝の通勤で汗だくになるのって大変じゃないですか?」
「汗が出なくて、大変じゃない」
という2択になるわけですね。
で、相手がイエスで、
「そうですね、汗が出て困ります」
と返したら、じゃあ続けて、
「そうそう、僕も、念のため、一応着替え持ってきてるんですよね。この頃、スメルハラスメントなんて言葉がありますからね」
という感じで返せばいいわけですよ。
「歩くときとか大変そうですけどね」
みたいな。
で、真顔で答えてきたら、どう返せばいいのか?
いや、そういう否定的な答えの場合には、それに合わせて、
「僕も車通勤なので、なんとかなっていますね。もし歩いて通勤する場合は、シャワーを浴びないとどうにもならないですよね。」
という感じで普通に返せばいいわけです。
だから、イエスかノートしかない質問を投げているわけだから、自分もイエスかノーを想定して、2パターンの返しの開始を考えておけば、エレベーター内のトークとしては十分なんじゃないかなと思っています。
そうやって、返しの返しをやるぐらい、1往復〜2往復ぐらいすれば、降りる階が来て、立ち去ればいいと思います。
・・・
なぜシミュレーションが大事なのかと言うと…
例えば、スポーツで考えると分かりやすいんですよね。
僕はバスケを中学の頃やってたんですけど、5対5でチーム戦なんですけど、要所要所で、
「1対1」
でドリブルで抜き去ったり、シュートしたりするわけなんですけど。
そういう時の練習もするわけですが、こういう時に大事なのは、
【頭の中でシミュレーションすること】
なんですね。
こうフェイントかけたら相手がこう動く。
フェイントを引っかからなかった。
頭の中で相手と戦う、と。
で、重要なのは、このシミュレーションの時の
【パターンの数】
ですよね。
相手がこういったら、こう。
動かなかったら、こう。
さらにパターンを増やす。
上手い人は、このパターンがいくつも出るから、試合の中で臨機応変にやる。
下手な人は、パターンが少ない。
つまり、「ワンパターン」になりやすいわけです。
で、会話もこれと同じで、会話が苦手な人が想定すると、ワンパターンで行きがちなんですよね。
「こういう話題を振って、相手がこう語るから、自分はこうして」
みたいなので考えがちなんだけど、実際はそうじゃないんで。同じワンパターンではいけないんです。
だから、たくさんのパターンを持って、たくさんシミュレーションしておこうよ、というのが今日のお話です。
エレベーターは軽い話題なんで、せめて、自分が質問したその返答に対して2パターン、その後の展開を2パターンぐらい用意しておこう、と。
相手がイエスだったら、こう。
ノーだったら、こう。
というぐらいは、簡単にシミュレーションできるようになっといた方が、話の始まりの時、軽い立ち話の時は非常に有効になるんじゃないかというのが今日のお話でした。
では、以上になります。
ありがとうございました。