どうも、永田です。
今日は【表情】に関するお話です。
いつもどおり、僕の例から入るんですけど、僕は今、結婚して何年かになるんですけど、結婚当初よく言われていたのは、
「何考えてるかわからない」(苦笑)
妻によく言われていたんです。
というのも、
「僕が無表情だった」
らしいんですよね。それで、指摘されて初めて気づいた。
それが「何考えてるかわかんない」と。
最近、言われないようになったんで、改善されたのかなと思います。
・・・
ただ、生まれ持った気質って人それぞれあると思うんで、僕は正直、感情の起伏が少ない人間で、子供の頃からそんな感じだったんです。
振り返ると、一時期気にしてたんですけど、アスペルガーの素養はあるんですね。
自己テストすると、引っかかる(苦笑)
グレーゾーンに引っかかるんですね。
ただ、改善できたように、僕も常に無表情ではなかったんです。
例えば、【笑い話】の時。
映画の関西に住んで十何年してるんで、笑いに慣れてるから。そういう時、かなり「いい笑顔」を作るらしいんです。
妻も関西人だし、恩師の大学教授も笑い話が好きで研究室でそういう馬鹿話をして笑ってたんで、そういう
「笑い話になると、笑顔を自然に作れる」
という状態だったんですね。
なんで、無表情だからといって感情がないわけでも、常に絶対的にいつでも無表情というわけではないと思う。
そういう感じです。
・・・
ここでひとつ、理解を深めるために、また質問してみます。
笑顔は大事なんですけど、例えば、質問があります。
【楽しいから、笑顔になるのでしょうか?】
楽しくないと笑顔になれないのか?ということです。
どうでしょう?
これは半分そうです。
でも、半分はそうじゃないいうつもりで、
「楽しいから、必ずしも笑顔になるというわけではない」
ということです。
例えば、俳優の堺雅人って知ってますか?
あの『半沢直樹』で有名だと思うんですけど、この人は、僕も別にファンというわけではなく、聞いた話で…
どこかのテレビ番組でちらっと聞いたんですけど、堺雅人って普段が
「笑い顔」
らしいんですよ。
基本的に、笑った顔になっているぽいですね。
僕も人生経験の中でそういう人が何人かいたなぁと思い出すんですけど、とにかく、堺雅人は笑い顔で。
俳優業もやってるわけですから、映画を撮るとなると、監督さんがいる、と。
監督に、(堺雅人さんは)ベテランなんですけど、指導されて「ダメ出し」されてる時もあるわけで。
そういう時に怒られてるんですけど、笑っちゃうんですね。
なんで、
「何、笑ってんだ!!(怒)」
と言って監督がさらに怒る、みたいなエピソードがある。
そういう感じで、つまり、何が言いたいかというと、
【感情=表情ではない】
と。
人によっては、コミュニケーションが苦手だとそういう感じじゃないと思うんですけど、例えば、疲れていても嫌だなと思っても、笑顔をつくれる人は一定数いるし、訓練すればいけるんですね。
「芸能人」とか「接客業」の人も、笑顔が張りついて、
「顔が引きつりすぎて痛い」
みたいなことはよく言われるんで、感情とは別に笑顔が作れるわけです。
だから、
【笑顔になれないのは感情がないから、とかじゃない】
と思います。
・・・
もっと積極的に言うと、
「笑顔を意識的につくれる」
わけです。
「笑顔を作る」という表現がありますが、ここにポジティブポジティブな意味があると思います。
注目したいのは、「感情表現としての笑顔」じゃなくて、
【コミュニケーションとしての笑顔】
【情報伝達としての笑顔】
という側面に着目するのがいいかなと思います。
つまり、今、会話してて、コミュニケーションしていて、
「今、楽しいよ」
と相手に伝える。
「言葉」で言うだけじゃなくて、「笑顔」で、そう伝える。そういう笑顔の作り方ってあると思うんですね。
「楽しいよ。楽しいよ」と言いながら無表情で言われたら、言われた方もかなり微妙という感じですね(苦笑)
例を出すと、海外ではよく
「エンジョイ?」
という言葉、
「レッツ・エンジョイ!」
「エンジョイ?」
「楽しんでます」
「楽しんでる?」
と聞く。
楽しんでること自体が価値があるんですけど、例えば、
「パーティーの主催者に感謝の意を込めて、楽しんでいることを表現する」
必要がある。
そういう文化があるので、その時に笑顔で答えれば、「(この人は)楽しんでるな」となるわけ。
そういう笑顔の使い方に着目してみるのが良いかなと思います。
パーティーだけじゃなくて、何気ない会話も同じですね。
「自分の話が楽しいのか?」
と話し手は常に気にしてるわけですけど、そういう時に、笑顔で答えると安心するわけです。
・・・
というわけで、自然な感情の発露として笑顔が作れるとか、そういうナチュラルさは大事なんですけど、感情表現としての笑顔だけじゃなくて、
コミュニケーションとしての笑顔
相手に伝えるための笑顔。
最初、作り笑顔とかでもいいんですけど、訓練すればできるようになるんで。
そういう方面から取り組んでみるのも、もし、無表情コンプレックスがあるんだったら、そういう考え方を取り入れてみるのも良いかと思います。
では、以上になります。
ありがとうございました。