どうも、永田です。
今日は「嫌いなタイプ」についての話。
あなたは嫌いなタイプはいますか?
僕の嫌いなタイプは明確にあって、それについて今日お話しします。
最初に断っておくと、これは単なる「愚痴」とか「ディスり」ではないです。人間理解が深まる。「嫌いなタイプ」というと、ネガティブな印象を受けるんですけど、非常に重要です。
・・・
で、何が重要かと言うと、
【敵を知る】
ということなんですね。
だから、まずその「敵を知ることの重要性」について確認したいと思います。
まず「自分の大事な価値観」というのを知れると思います。その嫌いな相手と対立させると、自分の価値観が鮮明になってくる、と。
「あの人のあの考え方が好きじゃない」と。
「どうしても好きになれない」。
じゃあ、なんでそうなのか?
ということで、自分の価値観がわかる。
これがまず1つ目。
2番目には、
【多様な価値観を知る】
ことができる、と。
先ほどの話に通じるんですけど、宗教じゃないんだけど、いろんな考え方・価値観は日本人の中でも色々あるんです。
僕は職場が変わることが多かったんですけど、「会社」とかでも、違う部署でもちがうんですよね。その場のボスによって変わるんです。
仕事の「細かいルール」とか
「雰囲気」とか
「距離感」とか。
で、そういうのを知っていくことに繋がるんで。また、人間理解も深まるし、色んな価値観がわかる。だから、大事なことです。
3番目ですが…
【敵の存在そのものが重要】
なんですね。
生きていく上で、「政治」じゃないですけど、個人レベルでも敵対勢力や合わない人達のグループはいるわけです。これを無視しても…???
昔、思ってたんですけど。
「みんな仲良くなりたいなぁ」
と漠然と思ってたんですけど。これ、理想主義。現実は、そういうユートピアは無理なんですね。
例えば、国同士でも、日本でも「友好的な国」とか「中立的な相手の国」があるわけじゃないすか。日本も、どことは言いませんが、対立してる国はある、と。
さらに世界を見渡しても、例えば、日本を間に挟んでバチバチやりあっている大国があるんですけど。そういう大国は、歴史とか政治を学ぶと表面的に対立してても、
「実は、裏で仲良くやっていたりする」
わけです。裏取引とかしてたりするわけです。持ちつ持たれつだったりする、と。
テレビとか見てると、「すげーやりやってるな」というのは分かるんだけど、実は裏でっていうのはよくあるパターンらしいです。
大事なのは、
【敵と共存する】
ことなんです。
嫌いな人を「憎む」でも「排除する」でもなく、なんとかうまく共存していく、ということが「敵の存在」によって学べることなんですね。
だから、こういう3点が非常に重要である、と。
・・・
じゃあ、個人的な話に戻るんですけど…
どういうタイプが永田は嫌いなのか?
ということです。
では、ズバリ言うと、
【無神経でベラベラ喋る奴】
が嫌いなんですね(苦笑)こういう人見てると、ずっと喋ってるのでイライラする。なんでイライラするのかというと、「無神経」なんです。しゃべり続けるから。
こちら(自分)は、子供のころから聞き上手で色々気を使ってるわけです。気を使ってるのに、「お前はも無神経に(相手のことを)考えずに喋るのか?」ということなんです。
(こういう人は)言葉遣いが雑だし、神経に触る表現がすごい多いんですね。そういうのが、細かい性格もある。細かいというか「繊細」な部分があるんで、そういうのが勘に触る。
例えば、ひとつエピソードがあります…
「研究会」という研究者が個人的に集まって議論するとか研究発表する、そういう会があるんですけど、その懇親会に出た時、年に1回そういう会があって参加したんですけど。
たまたま僕のスマホに「子供の写真」が待ち受けにあって、1歳の時の写真ですね。待ち受けにしてて。そのスマホを見た人がこの話をしてきたので、話していた。
そうすると、その同じテーブルに「問題になるやつ」が1人いて、嫌いなタイプが一人いて、そいつがだまって聞いていればいいんですけど、(色々な意味で)耐えきれなくなって…
「どうでもいい」
とか言い出して。
「子供(の話)はどうでもいい」みたいな発言です。
びっくりして。
子供の話はともかく、子供は好き嫌いあるけど、「どうでもいい」とわざわざ口に出して、面と向かっていうことなのか?ということ。
で、びっくりして、顔をまじまじ見てしまった。
どういう神経してんのか?
それは今でもわかんないんですけどね。
冷静になって分析してみると、そいつは30代半ばぐらいだったんで、同じテーブルにも同年代の女子というか女性がいて、その女性に向かって恋愛相談していた。
でも、モテないから…マッチングアプリをすると、見ためを整えたらマッチングしてデートはできるんだけど、最後は必ず断られる、と。いつもそういうパターンなんだ、という話をしていたんです。
「それは無理だよね」
と(苦笑)
こういう無神経な発言できるわけですから。
子供の話ししたら、「どうでもいい」とか言っちゃうわけですから、知らず知らずのうちに相手を怒らせてるし、そういう自覚がないからモテないと思うんですけどね。
そういう話の後に子供の話を、たまたまなんですけど、僕は(話を)振られたから話をしただけやんですけど。
「モテない恋愛相談の話」をしたところに、「子供の話」「家族円満の話」をしてしまったから、知らず知らずのうちにマウンティングしてしまった。だから、そういう発言につながったのかな、という分析はできます。
でも、こういう無神経なことを言うんだから、女性の神経を逆撫でさせてるんだろうな、と。だから、モテないんだろうな、と思うんですけど。
こういう人いますからね。
そういう人に限ってベラベラ喋るから。
ベラベラ喋るやつは警戒してるんです。うん。
という感じですね。
そういう対立をすると、僕の価値観がわかるわけです。
感情的配慮をいつもしてるから、
「なんでお前しないの?」
みたいなことが無意識にイラつく理由です。
これを聞いてくれてる人も似たようなタイプが多いと思う。感情的配慮とか。
だから、考えすぎて喋れなくなったり、コミュ障的になったりするんだと思うんですよね。そこら辺が根底で通じてるから、この音声を聞いてもらってんのかなと思います。
・・・
で、今日の話は、
「だから、こういう奴はクソだ」とか
「人の感情を逆なでにする馬鹿野郎」
ということじゃなくて。
そこから一歩、
【大人として、人間理解として、どうなるのか?】
というところを踏み込んで話したいと思います。
真面目の話に戻ると、おそらくこういう無神経なタイプ、逆なで発言が出てしまうタイプは、(ぼくは)専門家ではないんだけど、おそらく
【ADHD 】
が入ってる、と。
「注意欠陥障害」みたいなのが、グレーゾーンだけど入ってると思うんですね。
だから、こういう人は言葉を抑えられない。
普通は、そういうこと言ったらやばいことになるからと思って、頭の中で思ったとしても言葉にしない。やばいとわかる。理性が働くんだけど、こういう人って言葉をおさえられないです。思ったことをいう。
具体例をあげると…
恋愛情報発信者の人、(ぼくは勉強のために)情報をとってるんで、そこで聞いた話があって。明らかに「ADHD のメンズ」というか、男がその情報発信者がひらいた懇親会にきて、相談した、と。
そのADHD の男がどういうエピソードを持ってるかというと、
「子供の頃から、他人の感情が全くわからない」
というのが自覚症状にあった、と。
「感情がわからない」ということは、(相手が)嫌がっているかどうかも…普通の人だったらだいたい態度とか雰囲気で察するんだけど、そういうのがわかんないから、子供の時期にはそういう
「ジャイアン的な振る舞いをしてた」と。
なので、暴力もあって。
相手が鼻血が出るまで殴ったらしいです(恐怖)
鼻血が出るまで殴るのは完全に「暴力事件」というか「ホラー」なんだけど、そういう出来事があったという。
そういう感じで、他人の感情が全くわからないけど、中高生になると「恋愛」がしたいわけだから頑張った。
で、モテないから、どうしたかというと…
【徹底的に他人を観察した】
わけです。
もう頭の血管が擦りきれそうになるぐらい、凝視した、と。
そして、相手が嫌なのか、そうでないのか?細かい「表情」とか「声の出し方」「動き」「言葉遣い」。そういうのを徹底的に観察して。
本人曰く、血が滲むような努力をして、ようやく普通になった。
という、マジメな ADHD の19歳の男がいた、と。
なので、ここまでしないと感情を読めない。
そういうタイプなんです。
だから、「どうでもいい」とかいって、子供の話をしてたらそういう無神経な一言が出ちゃう、と。
この件の相談に乗った ADHD の人はそこで克服したんだけど、普通の場合はそこまで努力できないんですね。メルマガとって、発信者の情報をうけとって勉強するぐらい熱心じゃない、と。
でも、多くの人はそこまで熱心に勉強してないから、無神経なままだと。そこまで努力できないですよね?
で、こういう ADHD の人たちはこういう問題を抱えてるというストーリーを聞くと、
「そうなのか…」
ということで、そういう人間理解ができますよね?
「まあ、しょうがないか」
と思うわけです。
もちろん、人間理解をしても、対面するとイライラするし、長時間は難しい。
でも、そういう人間理解があると、異常に避けないわけです。
「こういう人がいるんだなー」
と、フラットに受け止められる。
最小限になるけど、 コミュニケーションもできるわけですね。人間理解が進む、と。
しかも、大事なのは、その嫌いな人がいるから徹底的に避けようみたいなことしてると、
「その1人を避けるために、その周りの人間関係とも疎遠になる」
わけですね。
人間関係は繋がってるわけですから。一人一人を嫌っていたら、そのグループ全体を嫌うことにもつながる。
コミュニケーション的にも不利になってしまうんです。
その嫌いなタイプの1人のせいで。
・・・
なので、最初にお話ししたように、【共存】が大事です。
嫌いで価値観は合わないけど、
「理解できるよ」とか
「そこそこの距離でいるよ」
というのが、非常に大事だと思います。
今日の話を聞いて、あなたが嫌いなタイプを1度考えてみるといいかもしれません。
何故、嫌いなのか?
どういう発言が嫌いなのか?
自分の価値観とどう合わないのか?
そして、
相手がなぜそういう振る舞いをするのか?
理解が少しでも進むと、コミュニケーション的にも必要以上に避けないですむ。
自分も楽になるよ。
というのが、今日のお話でした。
では、以上になります。
ありがとうございました。