どうも、永田です。
では、今日は【沈黙】についてお話しします。
あなたは沈黙が怖いですか?
会話が苦手だとどうしても沈黙を恐れるようになると僕は思うんですね。それはもう自然な苦手意識だと。それが苦手じゃなかったら会話は得意だと思いますからね。
この沈黙というのは、
会話の【間】。
話す時にどうしても避けられない。
・・・
あるエピソードがありまして…
それは「僕の大学デビュー」ですね(笑)
大学デビューがかなり痛かったんです。今振り返っても痛かった。
何が痛かったかというと、大学で4月で「自己紹介」があったんです。
50人ぐらい集まって、その時だけクラス分けされていて、そこで頑張った。無口のキャラをなんとか変えたいと頑張って。
マシンガントークを5分ぐらい続けた。
その自己紹介は50人ぐらいいたんですけど、僕が1番みんなの記憶に残った(らしい)。
そこは成功したんですけど、無理なキャラ設定で、
「喋り続けるというキャラ」。
で、1か月ぐらいそのキャラを続けたんですけど、友達と会うたびにずっと喋ってなきゃいけない。授業の合間の移動の時間、
「僕が喋って、みんなが聞く」
みたいな。
今までの人生になかったことだった(笑)
でも、本当のキャラじゃくて苦しくて、GW明けには静かに元に戻ったということなんです。
なんで、沈黙を恐れるあまり【喋り続ける】のはほんとキツイ作業だし、多分絶対できないと思う。
・・・
今はどうしてるかっていうと、基本は無口が気質なので静かな感じですが、話せるようになった。
今から振り返ると大事なのは、
「間は喋ると出るので、焦って(何か)言うから、それを言わないこと」
なんですね。
(そして)「小出し」にしていく。最初の入り方が重要だと思います。
自分が思いついた話題を喋ろうと思った時に、
「その話題が相手にウケるかウケないか?」
と心配すると思うんですけど、どうするかと言うと…
【話題のテスト】
をするわけです。「前振り」で、
「あー、あのときは良かったなー」
とか(?)、ありがちな定番な前フリをして、
「どういうこと?どういうこと??」
みたいな相手の反応を待つわけですね。
興味を示すならその先を言うし、全然反応してこないなというなら黙る。
これが「(話題がすべる)リスクを最小化する方法」と言えます。
これは会話戦略なんで、みんな自然と使ってるんですよね。
「こういう話があってさー。聞いてよー」
みたいな感じで、おしゃべりな人は(話を)ふってきますよね?
その時点で相手の反応良さそうなんですけどね。興味良さげならもっと話すし、相手の反応がないならやめておく。
これ、反応見ずに闇雲言いたいこというと、僕は一方的に続けてしまったりと痛いことになるんで、やめましょうということ。
こういう前フリをして、話を小さく振って、リスクを最小限にしてみると、ダメージは最小限になります。
し、みんなしたたかにやってますので、こういうのを意識してみると、沈黙を埋めつつリスクを回避するっていう方法としては良いかなと思います。
・・・
では、「(相手が)興味ないよ」っていうことになったらどうするのかって言うと…
【別の話題】
を振っていくしかないですよね。
別に行くしかない。相手が興味持つように細い工夫をするとか、話し方を工夫するってのは大事です。
「聞く気も興味ない」となっても、それは頑張ってもしょうがないんで、そこは諦めて、別のとこに行きましょう。
こういうのが(会話の)最初の段階で探るフェーズは必然的に生じてくるし、それをやった方がいいですね。
最終的に(話題が)何もないなら、もうバイバイで立ち去ればいい。無理してその場に止まる必要ないんで、バイバイするということです。
なんで、そういう感じですよね?盛り上がる時は盛り上がり、盛り上がらない時は盛り上がらない。バイバイする、と。
これが自然な流れだと。
逆に、自然な流れを無視して、
「何か喋らないといけない」
みたいな、こういう思い込み・間違った信念を持ってるから、緊張を生むというわけですよね。
全然沈黙がない会話は全然自然じゃないし、現実に合っていない、と。だけど、
「なにか喋んなきゃ!なにか喋んないと!」
という苦手意識・思い込みがあると、それが現実と合わずに、脳が混乱するんですよね。
自然な沈黙があるのが普通なのに、苦手意識が強いときに「埋めなきゃ、埋めなきゃ」で緊張するし、リズムがおかしくなる。大体、そういう脳のメカニズムなんです。
という感じで、バイバイすればいいんですけど…
じゃあ、エレベーターとか、バイバイできない場面でどうするかというと、
【軽く話す】。
質問したり、自分の話をしたり、その場を埋める話をしても多少はいいかなと思います。そこはケースバイケースです。
・・・
というわけで、
「沈黙になったら、なったでいい」
という割り切りも、今更言うべきことなのかどうか分からないくらい当たり前なんですけど、そういうマインドセットが重要です。
「会話に間があることは必然なんだ」
と。
本当に間を埋め続けるのはきついし、そもそもできない、ということなんです。僕の失敗した大学デビューみたいになってしまうんで、気をつけましょう。
喋る時は、喋る。
喋らないときは、喋らない。
これがコミュ症からの脱却マインドのひとつだと思います。
では、以上になります。
ありがとうございました。