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#075『口下手な人がまず持ってほしい成長戦略』

2022-12-30 Fri.

どうも、永田です。

今日は「口下手な人がまずもってほしい成長戦略」ということでお話ししていきます。

最初に断っておかないといけないのは、精神論ぽく聞こえるんですけど大事な視点だと思うので、そのつもりで聞いてください。

僕の話になるんですけど、色んな所で言ってるんですけど、極度の無口。今の時代では考えられないぐらい極度に、一言も喋らないみたいなキャラだった。20代ぐらいまでは。

そういう時どうしているか?

なんで喋れないかって言うと、うまくいえないから。うまく言えないから、喋ってない。

これが非常に間違ってる視点で。心情的には当たり前なんですけど、

「喋らないから、上手くならない」
「うまくないから、喋らない」

みたいな悪循環に陥った。

滑稽なんですけど、そういう「喋らない状態」を続けながら、「どうやって喋れるんだろう?」みたいなことをずっと考えてたわけです。

【喋らずに上手くなる方法】

みたいなことを考えていたわけです。

これがもう間違いだった。

「だから、喋ろよ」

っていうのが今日の話なんですけど、それだけだと完全に精神論なんで。

もう一歩踏み込んだ「成長戦略」ということを考える、と。

・・・

どうすればいいのかというと、

【喋れる距離をのばす】

「飛距離」を伸ばしていこうってことなんです。

これを聞いてくれてる多くの人が口下手を自覚してる、もしくは、そういうタイプが多いと思うんですけど。口下手とはいえ、日本人なので日本語を少しは喋れる。「受け答え」はできる。普通に答えられるレベルだと思うんです。

なので大事なのは、そこからスタートして、「喋れる距離」を伸ばしていく、と。

「受け答え」はできる、と。次のスモールステップは何かというと、そこに

【一言を付け加えられるかどうか】。

雑談だと、1問2答。1問1答だと単に話を膨らまないんで、そこに一言付け加えられるかが次のステップなんです。

そこが普通になると、次は「話を膨らませられる」という次のステップがある。

社会人だとしたら、「中高生レベルから出発するぞ」っていうマインドセットが必要だと思うんです。

で、ジョギングとか持久走を中高のころやったと思うんですけど、体力ないけど、やればだんだん体力がついてきて走れる距離伸びてくる。これと同じように、「言葉の飛距離」も伸ばせるはずなんです。

そこを飛び越えて、うまく会話しようっていうスタンスでやると…事故るワケ。

・・・

僕は3歳の子供がいるんですけど、その子が毎日実践してくれている。

日々、「(言葉の学習って)そうだな」ということで観察してる。

で、3歳なんで、一応、言葉を喋れるようになってるんですけど、まだあまりうまく言えてない。2~3語を組み合わせて、なんとか言えてるみたいな。

2歳の頃は、

「お母さん」

がまず言えない。

普通なんですけど、「お母さん」って言えなくて。何て言うかというと、

「ちゃーちゃ」とか。

「お父さん」を何て言うかというと、「おっと」(笑)「おっと、おっと」とか、「お父さんのことを言ってんだな?」と、なんとなく後でわかる。

そのうち、1年すると、

「ちゃーちゃ」が「お母さん」とか、
お父さんも「お父さん」と、

だんだん正確になる。

子供の学習は早いとはいえ、【1ヶ月単位】なんですよね。

1日ごとにどんどん進歩していくわけではない。数ヶ月停滞しながら、突然言えるようになる、とか。突然、「お母さん」って言えるようになったり、「お父さん」と言える。

あとは、「疑問文」が言えない。

大人だったら、「これ、なんですか?」って言えるんだけど、「これ、なに?」がうまく言えないんです。

1歳の頃は、わかんないものを指差して

「ん?んんん?」

とか言って、

「これ、わかんないから、『なに?』って聞いてるんだろうな」

ってのが分かるわけです、ジェスチャーで。

しばらくすると、

「これ、なんでこれ?」(若干、言い方が間違っている)

って最近、2歳ぐらいまで言ってましたね。

【定型文】になったんですよ。

「これ、なに?」が「これ、なんでこれ?」になって、という感じで。

最近では、絵本のセリフから、

「これ、なんだろう〜?」

みたいな。「これ、なんだろう〜?」って連呼するようになったですね。

こうやって正確になって、言葉として発揮してくる。

最近を【助詞】が言えるようになったんです。

「助詞」って何かというと、「〜が」とか「〜は」。

「お父さん、〜〜してる」

しかいえなかったんですけど、

「お父さんが〜〜してる」

と「が」が言える。「お父さんが〜〜」ですね。

「お父さん、〜〜してる」じゃなくて、「お父さんが〜〜している」。

・・・

で、こういう風に、【つたない言葉で喋るプロセス】は、「言葉の飛距離」を伸ばしていく時に避けられない。

子供だったら自然にやってることだけど、大人でも口下手はここら辺から始めるっていう【覚悟】を決めた方がいい。

そこを通り過ぎると、1回通り過ぎれば戻る必要ないんで。そこら辺の意識過剰な所を自覚して、ここを乗り越える。えいやでやる必要があると思うんです。

今日の話はこれで終わりにするんですけど、精神論ぽいんですけど、こういうのが大事な成長戦略です。

僕も30の時、改めて「基本のキホン」をやろうと思ったところから、だんだん上手く喋れるようになったんで。

具体的な成長戦略としては、「言葉の飛距離を伸ばす」というのを今一度、マインドセットとして刻み込んで欲しいなと思います。

では、本日は以上になります。

ありがとうございました。

#075『口下手な人がまず持ってほしい成長戦略』