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#070『努力せずにコミュ力をあげるズルい戦略』

2022-10-28 Fri.

どうも、永田です。今日のテーマは、「コミュ力を努力せずにあげるズルい戦略」についてですね。

で、ここで「努力せず」は言いすぎの面もあるんですけど、「直接の努力」とは違います。

【努力の効果を跳ね上げる】

という意味です。この基本戦略についてこれからお話しするんですけど、馴染みがないので、イメージを掴んでもらいたいと思います。

なので、【スポーツの上達】を例にしてお話ししていきます。若干、長くなるんで、そこら辺はそういうものと思って聞いてほしいと思いますが、本当に大事なことなんで。

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コミュニケーションも「スポーツの一部」だと言われてますよね?「言葉のやりとり」だけじゃなくて、「体の動き」が重要だと。なので、スポーツと「上達の過程」は共通するものが多いと思います。

で、スポーツ経験者ならわかりやすいんですけど、スポーツは何でもいいんですが、サッカー、野球、バスケ、何でもいいんですけど。「強豪(校)」ってありますよね?

強豪がなぜ強いのかって考えたことありますか?

「監督」がいいからですか?監督の指導力で選手がメキメキ育ったから、とか。資金があって、施設が充実しているからなのか?そういうのはもちろん1因としてあるんで。

だけど、1番大きいなと思うのは、

【強い選手が集まってくる】

そのこと自体が強い強豪校の要因ではないかと思うんですね。強い選手が集まったら、チームは強くなるのは当たり前なんですが、それだけじゃない。集まることで良い作用が起こる、と。「相乗効果」ってやつですね。

というのも、そういういい選手同士がお互いに身近でプレイヤーしあうことで、お互いのパンホーマンスとかプレーに対する姿勢を刺激し合って、高め合っていうことがあるんです。ただ練習してるだけで、クオリティがどんどん上がっていく。

「あいつに負けたくない」

とかってライバル心も芽生えてくるわけです。

というわけで、強豪校にいるだけで、お互いに相乗効果があります。刺激しあって、1人1人の能力が跳ね上がっていくっていう環境ができる、と。

で、実際にそういう「強豪校」とか「チームプレイ」じゃなくても、相乗効果が現れるんです。

これは有名な話なんですけど、

「陸上100 M で10秒台10秒を切る選手が1人現れると、続々と10秒切れるようになる」

と。

こういう相乗効果がと言われてますが、今では9秒台って当たり前。

世界レベルで見ると、何人かいて当たり前だなって思うんですけど、昔は10秒切るのは夢のまた夢。人間には不可能だと思われていて、選手たちトップアスリートたちも9秒は無理だと思ってて、無意識でブレーキをかけてんですね。

それが1人でも10秒切ると、「本当にきれるんだ」と目の前に現実にそういう選手がいるってことで、時代の進歩とともにだんだん10秒きる人が増えるではなく、一気に10秒切る選手が何人も出てくるということです。

そういう相乗効果があるんですけど、強豪校もそういう相乗効果が頻繁に起きて、どんどん強くなるっていう感じですね。

・・・

で、これ、どうしてそういう効果があるのか?というと、一説には【模倣学習】。

ミラーニューロンの機能で、モデリングができるんです。「見たこと」が自分のイメージの中にインストールされて、それだけで、見るだけで学習が進んで。そういう人間の脳機能があるということです。

ここまではスポーツなんですけど、これをコミュニケーションに当てはめると、僕たちに参考にできるのは、

【コミュ力の高い人と友達になって、身近に接する】と。

よく遊んでたら、遊んでるだけで、その人のコミュニケーション能力みたいなのが良い影響を受けて、自分のコミュ力がどんどん上がっていく、ということです。

具体的な例を挙げると、例えば、「恋愛、頑張りたい」みたいな恋愛系のノウハウとか知識を勉強するのもいいんですけど、現実に恋愛力を上げるとしたらどうするか?というと、

「彼女持ちの友達」とか「彼氏持ちの友達」。
そういう恋愛経験豊富な友達と一緒に遊ぶ。

もちろん、相談してもいいんですけど、身近に接していると、全然違うんですね。自分と「マインドセット」とか「人を惹きつける振る舞い方」とかが違う。だから、どういう考え方とか振る舞いなのか?そういうのを身近に常に刺激を受けて、自分と比較する。

もちろん、外見の差もあるんですけど、異性を惹きつけるってそれだけじゃないんで。そういうところが、知識じゃなくて【肌感覚】で吸収できると、恋愛能力も上がっていく。みたいなイメージになるんです。

僕の場合どうかと言うと…コミュケーションの話じゃないけど、結婚してからは、妻のファッションから、かなり学んで成長してる。なんなら、(人懐っこい)子供からも学んでいるわけですね。職場の同僚からも学んでました。前の職場にも今の職場にも、「コミュニケーション能力、高いな」という人がいて、その人から学ぶ。

あと、例えば、「職場」というより、若者で10代の人どうするのかと言うと…クラスメイト。コミュ力の高い同級生。友達じゃなくても、頻繁にクラスにいるんで、観察して吸収することもできますよね?ということです。

・・・

だから、自分よりも実力が高い人がいる、そういう環境を選んで、そこに近づいていくことが非常に重要です。

だから、自分だけで努力するのも大事なんですけど、それだと効率が悪い。言わば、「弱小校」で頑張り続けるぐらい不毛なわけなんで、

【環境を整える】

のが非常に重要だと思います。

なんで、もし参考になる人があまり見当たらないなっていうことでしたら、一刻も早く【モデリング対象】を見つけましょう。友達にならなくてもいいけど、職場やクラス、家族で参考になる人を1人でも見つけて、そこから観察して学びとる。なんなら、もうちょっと近づいてみるということは大事だと思います。

コミュニケーション・コミュ障改善に向けて、テクニックや知識だけじゃなくて、こういう環境・ベースになるような良い環境に目を向けてみるのも1つの戦略・重要な戦略だと思うんで、これを機に1度考えてみてください。

では、以上になります。

ありがとうございました。

#070『努力せずにコミュ力をあげるズルい戦略』