どうも、永田です。今日は「なぜか嫌われてしまう人」の話になります。
嫌がられることをしたら、嫌われる。これは当然ですよね?だから、
「相手が嫌がることをするな」
「人に迷惑をかけるな」
っていうのは、常識として子供の頃から教えられていると思います。
当然してないはずですよね?コミュニケーションをこうやって勉強しているくらいなので、そこはしてないと思います。
でも、問題は
「嫌がられることをしてないのに、嫌われてしまう」
「自分に自覚がないのに、嫌われてしまう」
そういうことがあるんです。コミュニケーションが苦手だと、おそらくそういうケースになっているんじゃないかなとは思います。なので、今日はそういう話をしたい。
僕が分析するに、【4つほど原因】が考えられます。それをお話ししていきますね。
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早速ですが、1つ目:【間接的に嫌われることをやってしまっている】
「無神経な人」ってこれに当たるんですね。
例えば、
「悪口を言い続ける」
「愚痴を言ってしまう」
これは嫌われる。
「目の前の相手に向けて言ってるわけではないんだから、いいだろう?」
みたいな思い込み・言い訳があるんです。
「別に本人に向かって言ってるわけじゃないんだから、いいだろう?」とか。
「愚痴なんだから」
「別に攻撃してない」
「嫌がらせしてないだろ」
「それぐらい言わせてくれよ」
的な発想なんだと思うんですよ。
これが大間違いで。解説すると、相手に直接行ってない、第三者の悪口を言ってないんだけど…
【深層心理的には目の前の人に言ってるのと同じ】
なんですね。
よく言われるのは、「脳は主語を理解しない」。
なので、悪口の対象は目の前にいない…陰口みたいな感じですが、本人がいないところで悪口を言ってるんですが、「それを聞いてる人」が実は言われてる対象になってしまうんですね。「主語」がその聞いてる相手になってしまったり、自分になったりする。
だから、人の悪口を聞くだけで、別に第三者なんだから関係ないと思いたい。だけど、嫌な気分になる、と。そういうカラクリになってるんです。
なので、悪口を言う人。他人の関係ないやつの悪口を言うだけで、「自分に言われている」と脳が勘違いしてしまう。だから、「人の悪口を言うのはやめましょう」と。
悪口を言ってる対象の人が評価が下がるんじゃなくて、悪口を言ってる本人の評価自体が下がるんで。他人の悪口を言って貶めてるつもりでも、自分の首を絞めてるだけなんです。
だから、常識として「人の悪口は言わない」というのは、こういうカラクリのもとに「やばい常識」として残っていると思うんです。
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2つ目:【暗黙のルールを破ってしまっている】
「暗黙のルール」といっても色々あるんですけど、「暗黙の期待」と言ってもいいんですね。例えば、どういうことかというと、
「大人数で話してるのに、発言しない」
「ずっと黙ってる」
僕がそうだったんですが、多人数で話してても「発言すること」は求められているし、期待されてるんですね。
僕は無口だったからそういうの(発言)は非常に難しいし、これ聞いてくれてる人も多人数・集団会話って難しいと思うですけど、普通に会話できる人・普通の人に理解されないんです。
「なんで、黙ってるの??」
っていうことになっちゃうんですね。
発言できるのに黙っている。それは…
「気に入らないことがあるから」だとか
「不機嫌だから」とか。
「感じ悪くない?」って評価されるわけです。
発言すべきところを発言してないとか、暗黙のルールを破っていて、印象が悪くなっている。
(前に)相談があったんですけど、例えば、女性同士だとグループができますよね?
グループを超えて仲良くしようとするって、ダメらしいんですね。僕は男性なんであんまりわからないんですけどね。こういう暗黙のルールがあって、それに抵触してしまって、人間関係がギクシャクした、みたいな相談を聞いたことはある。
女子同士の暗黙の「グループを越えてコミュニケーションをとらない」。よくトイレに行くグループがあって、そこを裏切らない、みたいなルールがあるらしい。これを守らないと、ハブにされてしまうことがあるらしいですね。
こういう感じで、暗黙のルールがあって、それを破ってしまってるから嫌われてしまう、ということだったりするんです。
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じゃあ、3つ目:【周囲への配慮が足りてない】
先ほどと似てるんですけど、例えば、集団の中で2人だけで話し続ける。みんなで喋っているのに、仲良し2人組だけでやたらぺちゃくちゃ・ぺちゃくちゃ楽しそうに喋ってる。
集団会話の中で2人だけのやり取りを続けても、微妙な空気が流れるんですね。
その2人は楽しく喋ってるだけだからいいと思うんだけど、周りへの配慮が足りてない。2人で喋ってるって事は内輪受けで、周りはそれを一方的に聞くだけだし、暗黙の期待にも反してて、その配慮が足りてないってことですね。
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はい。で、4つ目:【プラスのことをしていない】
これは「コミュニケーションを積極的にとらないだけの人」。
「消極的」とか
「コミュ障」だったりとか
「面倒くさがり屋」
「近くにいるのに話しかけない」とか
「挨拶しない」とか
「話の輪に加わらない」とか。
これはマイナスになるんです。積極的に「マイナスのこと」はしてないんです。「プラスのことをしてない」だけで、マイナスになる、と。
「距離を置かれている」とか「冷たい」とか。誤解されますよね?
僕の最近、知り合いの中で「中年コミュ障」:40代半ばぐらいで僕より上なんですけど、明らかにコミュ障の人・おじさんがいたんです。その人は、
挨拶してこない。
近づいてこない。
目を合わさない。
別に消極的なだけなんだけど、マイナスの印象が「感じ悪いなー」という印象になっちゃうんですね。これも暗黙の期待に応えてない。
ってところなんですけど、積極的にコミュニケーションを取らないだけで、マイナスなんです。コミュニケーションってサービス精神に基づくんでプラスなんだけど、それをしてこないことで逆に悪印象になってるということです。
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4つほど述べたんですけど、まとめると…
1つ目は「間接的に嫌われることをしてしまっている」。
2つ目は「暗黙のルールを守ってない」。
3つ目は「周囲への配慮が足りてない」。
4つ目は「プラスになることをしていない」。
それぞれ似ているんですけど、こういう4つを並べあげると、「これは嫌われるよね?」っていうことに気づくと思うんです。
小さいんだけど、そんなに積極的に迷惑をかけてるわけじゃないんだけど、(配慮が)足りてない、と。小さいんだけど、確実に悪印象になって、人間関係にヒビを入れている、ということなんですね。
【気配り】とも言えますね。
気配りが足りてなかった。故に、何もしてないんだけど、嫌われてしまう、ということです。
何もしてなくても、印象はどんどん悪くなるんです。マイナスになってしまうんですね。自動的に何も悪いことしてないのに。
積極的にプラスになる。
人間関係にエネルギーを注いでいかなきゃいけないんですね。それは基本という感じだと思ってください。
積極的にしてないと、マイナスになっちゃうよ、という話でした。
では、今回の話は手短になりますが、以上になります。
ありがとうございました 。