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#063『何もしてないのに嫌われてしまうのは何で?』

2022-09-05 Mon.

どうも、永田です。今日は「なぜか嫌われてしまう人」の話になります。

嫌がられることをしたら、嫌われる。これは当然ですよね?だから、

「相手が嫌がることをするな」
「人に迷惑をかけるな」

っていうのは、常識として子供の頃から教えられていると思います。

当然してないはずですよね?コミュニケーションをこうやって勉強しているくらいなので、そこはしてないと思います。

でも、問題は

「嫌がられることをしてないのに、嫌われてしまう」
「自分に自覚がないのに、嫌われてしまう」

そういうことがあるんです。コミュニケーションが苦手だと、おそらくそういうケースになっているんじゃないかなとは思います。なので、今日はそういう話をしたい。

僕が分析するに、【4つほど原因】が考えられます。それをお話ししていきますね。

・・・

早速ですが、1つ目:【間接的に嫌われることをやってしまっている】

「無神経な人」ってこれに当たるんですね。

例えば、

「悪口を言い続ける」
「愚痴を言ってしまう」

これは嫌われる。

「目の前の相手に向けて言ってるわけではないんだから、いいだろう?」

みたいな思い込み・言い訳があるんです。

「別に本人に向かって言ってるわけじゃないんだから、いいだろう?」とか。

「愚痴なんだから」
「別に攻撃してない」
「嫌がらせしてないだろ」
「それぐらい言わせてくれよ」

的な発想なんだと思うんですよ。

これが大間違いで。解説すると、相手に直接行ってない、第三者の悪口を言ってないんだけど…

【深層心理的には目の前の人に言ってるのと同じ】

なんですね。

よく言われるのは、「脳は主語を理解しない」。

なので、悪口の対象は目の前にいない…陰口みたいな感じですが、本人がいないところで悪口を言ってるんですが、「それを聞いてる人」が実は言われてる対象になってしまうんですね。「主語」がその聞いてる相手になってしまったり、自分になったりする。

だから、人の悪口を聞くだけで、別に第三者なんだから関係ないと思いたい。だけど、嫌な気分になる、と。そういうカラクリになってるんです。

なので、悪口を言う人。他人の関係ないやつの悪口を言うだけで、「自分に言われている」と脳が勘違いしてしまう。だから、「人の悪口を言うのはやめましょう」と。

悪口を言ってる対象の人が評価が下がるんじゃなくて、悪口を言ってる本人の評価自体が下がるんで。他人の悪口を言って貶めてるつもりでも、自分の首を絞めてるだけなんです。

だから、常識として「人の悪口は言わない」というのは、こういうカラクリのもとに「やばい常識」として残っていると思うんです。

・・・

2つ目:【暗黙のルールを破ってしまっている】

「暗黙のルール」といっても色々あるんですけど、「暗黙の期待」と言ってもいいんですね。例えば、どういうことかというと、

「大人数で話してるのに、発言しない」
「ずっと黙ってる」

僕がそうだったんですが、多人数で話してても「発言すること」は求められているし、期待されてるんですね。

僕は無口だったからそういうの(発言)は非常に難しいし、これ聞いてくれてる人も多人数・集団会話って難しいと思うですけど、普通に会話できる人・普通の人に理解されないんです。

「なんで、黙ってるの??」

っていうことになっちゃうんですね。

発言できるのに黙っている。それは…

「気に入らないことがあるから」だとか
「不機嫌だから」とか。

「感じ悪くない?」って評価されるわけです。

発言すべきところを発言してないとか、暗黙のルールを破っていて、印象が悪くなっている。

(前に)相談があったんですけど、例えば、女性同士だとグループができますよね?

グループを超えて仲良くしようとするって、ダメらしいんですね。僕は男性なんであんまりわからないんですけどね。こういう暗黙のルールがあって、それに抵触してしまって、人間関係がギクシャクした、みたいな相談を聞いたことはある。

女子同士の暗黙の「グループを越えてコミュニケーションをとらない」。よくトイレに行くグループがあって、そこを裏切らない、みたいなルールがあるらしい。これを守らないと、ハブにされてしまうことがあるらしいですね。

こういう感じで、暗黙のルールがあって、それを破ってしまってるから嫌われてしまう、ということだったりするんです。

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じゃあ、3つ目:【周囲への配慮が足りてない】

先ほどと似てるんですけど、例えば、集団の中で2人だけで話し続ける。みんなで喋っているのに、仲良し2人組だけでやたらぺちゃくちゃ・ぺちゃくちゃ楽しそうに喋ってる。

集団会話の中で2人だけのやり取りを続けても、微妙な空気が流れるんですね。

その2人は楽しく喋ってるだけだからいいと思うんだけど、周りへの配慮が足りてない。2人で喋ってるって事は内輪受けで、周りはそれを一方的に聞くだけだし、暗黙の期待にも反してて、その配慮が足りてないってことですね。

・・・

はい。で、4つ目:【プラスのことをしていない】

これは「コミュニケーションを積極的にとらないだけの人」。

「消極的」とか
「コミュ障」だったりとか
「面倒くさがり屋」
「近くにいるのに話しかけない」とか
「挨拶しない」とか
「話の輪に加わらない」とか。

これはマイナスになるんです。積極的に「マイナスのこと」はしてないんです。「プラスのことをしてない」だけで、マイナスになる、と。

「距離を置かれている」とか「冷たい」とか。誤解されますよね?

僕の最近、知り合いの中で「中年コミュ障」:40代半ばぐらいで僕より上なんですけど、明らかにコミュ障の人・おじさんがいたんです。その人は、

挨拶してこない。
近づいてこない。
目を合わさない。

別に消極的なだけなんだけど、マイナスの印象が「感じ悪いなー」という印象になっちゃうんですね。これも暗黙の期待に応えてない。

ってところなんですけど、積極的にコミュニケーションを取らないだけで、マイナスなんです。コミュニケーションってサービス精神に基づくんでプラスなんだけど、それをしてこないことで逆に悪印象になってるということです。

・・・

4つほど述べたんですけど、まとめると…

1つ目は「間接的に嫌われることをしてしまっている」。
2つ目は「暗黙のルールを守ってない」。
3つ目は「周囲への配慮が足りてない」。
4つ目は「プラスになることをしていない」。

それぞれ似ているんですけど、こういう4つを並べあげると、「これは嫌われるよね?」っていうことに気づくと思うんです。

小さいんだけど、そんなに積極的に迷惑をかけてるわけじゃないんだけど、(配慮が)足りてない、と。小さいんだけど、確実に悪印象になって、人間関係にヒビを入れている、ということなんですね。

【気配り】とも言えますね。

気配りが足りてなかった。故に、何もしてないんだけど、嫌われてしまう、ということです。

何もしてなくても、印象はどんどん悪くなるんです。マイナスになってしまうんですね。自動的に何も悪いことしてないのに。

積極的にプラスになる。

人間関係にエネルギーを注いでいかなきゃいけないんですね。それは基本という感じだと思ってください。

積極的にしてないと、マイナスになっちゃうよ、という話でした。

では、今回の話は手短になりますが、以上になります。

ありがとうございました 。

#063『何もしてないのに嫌われてしまうのは何で?』