どうも、永田です。早速始めたいと思いますが、まず最初にメルマガでも書いたように、今回の話は一部の人、例えば、
「過剰に顔色を伺って、気を使いすぎて疲れてしまうみたいな人」
にとってはあまり参考にならない話かもしれないんですけど。「自分とは違うタイプの人」の問題として、「人間理解」として聞いてみて欲しいと思います。
今回の話の中心になるのは
【癖が強い人】
です。例えば、
・天の邪鬼
・無気力
・孤高
・省エネ
何でも効率を求めて
・割り切ってしまう人
とか。そういう癖があるタイプの人が対象になってます。
・・・
僕の身近な例で何人か挙げたいと思います。
1人は「孤高タイプ」です。
前の大学の職場で大学院生がそういうタイプで1人いたんですが、 「F 君」とします。ここのメルマガでもよく取り上げてる F 君ですが、彼は孤高タイプです。「俺、すごい」は基本だし、飲み会でも「俺、すごい」って直接言ってましたから(笑)そういうタイプだったんですけど。
で、周りの同学年がいるうちは良かったんですが、同じ学年が1人になってからはかなり孤立してしまった。やっぱり(実力が)すごくても、人間関係としては付き合いにくい感じになってしまうんですね。
あともう1人は、「天の邪鬼タイプ」ですけど、これ義理のお父さんですね。
義理のお父さんをディスるようではあるんですが、格好の例なのであげさせてもらいます(苦笑)
とにかく口が悪くて、本気で怒ってるわけじゃないんだけど、「喧嘩口調」なんです。悪ぶる感じ。煽ってくる感じ。(だから、話が)聞きづらいなーとなって、家族も仲は悪くないんだけど、「聞きづらいなぁ…」って感じになって会話の輪に入れない、という感じですね。
僕もどういうタイプに当てはまったのかと言うと、「孤高タイプ」ですね。
無意識に「すごい。俺、すごい」みたいなところが意識としてある。最近はちゃんと意識して修正をしてるんですけど、気質なので直しようがない。
(自分で)思い当たる特徴は、「自然体でいよう」と。気を使わない。
「ありのままでいたい」ってのは物心ついた頃からあるんです。そこで「自然体でいいね」って言われることも沢山あるんですけど、一方でこの「自然体」は気を使わない。つまり、
【気配りが足りてない】んですね。
「気配り」に関して気を使うべきところで気を使えてないのがあって、人間関係に問題が起きてるんじゃないかなって。今から振り返ると、そういう分析ができる。
で、心のどこかで
「気遣いを、へりくだる・ヘコヘコすることだ」
と思ってたんですね。
「表面的だし、偽善なんじゃないか。いや、そうじゃなくて、ありのまま・自然体でいたい」
みたいなことで、気を配るべきところも気を配れなくて、それを正当化してたってことです。
・・・
最近、それを改めて思ったんですが、この「気を使う」「気を配る」っていうイメージが変わったんです。そこを今日はシェアしたいと思います。
「気を配る」と言うと、
「へこへこして、常に人の顔色を伺って、下にへりくだる」
みたいなイメージがあるんですが、そうではなくて、気を配るのはその文字通り、
【気を配置していく】
なら、
【気の根っこを伸ばして、アンテナを張り巡らせておく】
みたいなイメージになったんです。
アンテナを張り巡らせるので、相手のちょっとした仕草・行動・言動に反応できるようになった。相手の小さな変化、その小さなことに気がついて、さりげない気遣い…まだまだできないんですけど、そういうイメージになってきたんです。
なので、気を使うと疲れるんじゃないかと思ってたんですが、根を張り巡らせておいて気を配っておいて、そこは【自動的に反応】してくれるんで、それほど疲れない。慣れるというイメージに変わった。
そこをお勧めしているわけですね。
もちろん、最初は気配りが疲れる。今までやってきてないから、行ってきてない人は疲れると思います。でも、かなり円滑に行くんです。
例えば、仕事上のやり取りをする時、事務に連絡する時に、「聞かなくてもいいかな?」と思うことをちゃんと聞いて確認する、とか。同僚に確認を取る、とか。
あるいは、「大丈夫?」とかそういうこと一言が出るようになった。
家庭なら、妻にも確認をよくとるようになって、ミスコミュニケーションが減ってきたわけですね。
そこまで気を遣っても疲れないんで、気を使えばそこそこいいと言うか、かなりいいわけ。
・・・
さらに、気付いたことがありまして…
気配りをすると、「さらに良いこと」があるんです。
それはどういうことかというと、物理的に相手に何か良い役に立っていること・嬉しいことを直接しなくても、相手に【良い印象】を与えられるっていうこと。
そこは計算高い、「コスパいいよ」という話になるんですけど、そこら辺は気にせず進めていきたいと思います。
直接的に何もしてないのに良い印象を与えられるのは、どういうカラクリなのかと言うと、
【言葉遣い・表情・雰囲気】が良くなるんですね。
気を配ってるだけで。いるだけで居心地が良くなってくるっぽいんですよね。僕も気配りする人と接すると、居心地いいですからね。多分、そうなんでしょう。
だから、特に何が違うのかというと、相手が心地よくなる言葉、「言葉遣い」がかなり変わるんです。これ気を配ってないと、居心地というか、言葉遣いが良くないんですよね。
例えば、義理のお父さんは、口が悪い。コントロールされた上で口が悪いのはスパイス的で面白いんですけど、コントロールされてない悪口って本当に気を悪くするだけなんです。雰囲気を悪くする。
そこのコントロールができてればかなり印象が良くなるし、人間関係も結構なものになるんです。悪口もスパイスになるって事で、良い効果が出てくるはず。
で、もう1個例をあげると、気を配ると居心地がどうよくなるのか?というと、【サービス業】を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
旅館とか飲食店です。身近な例でいえば、スタバ。スタバは他のカフェと全然違いますよね?心地いいですよね?だから、高くても行くんですけど。
他のチェーン店だと、レジをしてても客と一切目を合わせないとか。酷い所になると、店員同士で喋ってて、レジに来ても気づかない、みたいな(苦笑)完全に気配りが足りてないってだけ。
スタバはそこら辺が教育されているから、居心地がいい。
なら、これも人間関係に置き換えると、すぐわかりますね。気配りした方が相当いいということは分かると思います。
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あと、クセ強い人って、気くばりぜんぜんしてないのかと言うと、まあまあしてると思うんです。そんな傍若無人な人ばかりじゃないと思うし、この音声を聞いてくれてる人も最低限の常識を持ったり、気を使ったりはするんですけど、
【特定の場面】で気遣いが足りなくなっちゃう。
みたいなことだと。
その特定の場面での気遣いの足りなさが、「マイナスの印象」を作って人間関係にヒビを入れているということだと思います。
例えば、
メールをあまり確認しないから、メールの返信が遅れがち、とか。
挨拶もめんどくさい、とか。
そこまで意識してない、とか。
仕事上で相手の意向をそこまで丁寧に確認してない、とか。
説明をめんどくさそうにはしょってしまう、とか。
話を上の空で聞きがち、とか。
あるいは、
何か問題あった時に相手に直接指摘してしまう、とか。
無意識にマウントを取る。
心の中でダメ出しするのが癖になってる、とか。
「めんどくさい」が口癖になったりしてると、本人的には心の中で思ってることだから、そんなに相手に直接「迷惑」をかけてるとか「損害」を与えているという認識はないんだけど、そこが態度に滲み出るんですね。
気を配ってる人って、そこもちゃんとしてるという。心の中ですら、ちゃんとしてる。そうしないと、気を配れないですからね。
だから、そこは「雰囲気」に影響していって、「居心地の良さ」に影響するので。「居心地の良さ」は人間関係を作る土台なので、そこら辺でマイナスになってるんじゃないかな?
というのが今回のお話です。
もちろん、クセが強いのは個性的な人。天邪鬼だったり、孤高タイプ。僕もそうだったんですけど、気質だからそれ治らないんですけど、ここら辺をカバーするような「気配りの習慣」ができれば、人間関係もそれほど問題になることはないんじゃないかな。
では、以上になります。
ありがとうございました。