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#060『口下手の人がまずやるべきこと』

2022-08-26 Fri.

どうも、永田です。

本日の話は「口下手」です。

何度も言ってるんですが、僕は口下手の代名詞と言うか、「無口」だったんですね。

その話から話しはじめてもいいんですけど、僕ではなく、最近の出来事で、「口下手な人」と会話する機会があったので、この機会に改めて、

「口下手な人はどうすればいいのか?」

というのを認識したので、ここでお話ししたいなと思いました。

・・・

で、どういう出来事・出会いだったかというと、

【とあるオンラインサロンのイベント】

でした。

僕は最近、コミュニケーションがテーマのオンラインサロンに入っています。コミュニケーションがテーマというのは、

「コミュ障の人が、コミュニケーションの上達のためにオンラインサロンで交流して、会話に慣れていく」

というテーマのオンラインサロンです。僕は運営側として、ここに参加してます。

イベントを僕が立ち上げて、そこに参加してくれた1人の人が印象に残った、という話です。

で、どういうイベントかと言うと、ご存知の方もいるかもしれないんですけど、

「ウミガメのスープ」

ですね。コミュニケーション系のゲームがあるんです。

クイズゲームなんだけど、クイズ・お題を出して、それに答える、という。なぞかけを出して答えてくんですけど、どういうゲームかと言うと…

お題が出されてそれを解いて行く側は、出題者に質問を何回もして、ちょっとずつ情報を集めながら、そのなぞかけを解いていく

というゲームですね。

質問を何度も何度も繰り返していって、謎に迫っていく、と。質問はイエス・ノーで答えられる形式の質問を繰り返していく、と。例えば、

「それは食べ物ですか?」とか。
「それはスーパーで買えるものですか?」

Yes/Noで答えられますよね?それをメンバーが何人も繰り返して、少しずつ、最初は訳わかんない状態なんだけど、少しずつ輪郭がはっきりして、答えに至る。

それでコミュニケーションを図ってくわけです。いくつも相手に質問して情報を引き出しながら、楽しくゲームをしながら、コミュニケーションの練習になる、ということで、それを行ったんです。

で、オンラインサロンなので音声通話を使いながら、ゲームをしました。テキストベースでもできるんですけど、音声通話だとより実際の会話に近い形なんですね。

で、普通に話題が限定されてない雑談よりかは、話題がゲーム…そのなぞかけを解いていくというゲームをしながら会話ができるので、雑談よりも難易度が下がる。(コミュニケーション・会話の)いい練習になるんじゃないかな?ということで、企画しました。

・・・

そこの中でも、すでにコミュ障なのか?というぐらいコミュニケーションを普通にはかれる人がいたんですけど…

その中でやっぱり1番目立つのは、1人の学生さんで、

【女子学生さん】かな?

あんまり質問ができなくて、イエス・ノーで質問しないと始まらないゲームのうち、質問がうまくできない人。

周りの人が見かねて話しかけるんだけど、「うーん」と言って、考えはまとまらずにうまく答えられない。で、1時間ぐらい過ぎちゃった。みたいなそういう形ですね。

完全に口下手なんだろうな、と。

もちろん、別にその人を批判してる訳じゃなくて、僕も長い間、口下手で…思ったこと、簡単な質問に答えられなかったので、彼女の気持ちはよくわかるんです。

だから、そういう状態で、こういうのコミュニケーションをはかる企画・イベントに参加すること自体勇気がいるし、僕は自分が20歳頃だと(考えると)すごい勇気がいったんだろうな、と思います。

だけど、実際、口下手で、彼女がコミュニケーションを改善していくとしたら、どうするべきか?が1つの課題テーマになると思うんです。

で、そこに ついてのお話です。

・・・

僕はそれ(口下手)を乗り越え乗り越えてきたっていうか、今、普通に喋れるつもりなんで、どうやってきたか?を僕の視点から考えていきたいと思います。

僕が彼女だとしたら、何から始めるか?代わりの立場に立ったとしてやるとしたら、

【答えられなかった質問】をメモります。

自分は答えられにずに流れてしまって。口下手ですから。「うーん、よくわかんない」とかなんとか言って、簡単な質問をしたのですが答えられないわけです。

なので、それを流しぱなしにすると、また簡単な質問が来てもたぶん答えられない。

だから、とにかく全く同じ会話の中で全く同じ質問が来ることはあんまないんですけど、仮に「同じ質問」が来たら答えられる。そういう状態にしておくってことです。

同じ失敗を繰り返すことになってしまうので、それを放置するな、と。

最初の課題・ファーストステップは、

「答えられなかった質問に答えられるようにする」。

1個1個、バカみたいな単純な質問に答えのはめんどくさいと思うんだけど、これが答えられるようにしとかないと、次も同じことで全く答えられないですね。

で、これはどういうことかと言うと…

受験勉強とか勉強法であるんですよ。

「同じ問題」を解く。解けなかった問題を再度解く、と。ことの重要性は、あなたが受験勉強をしたことがあるならふに落ちると思うんですけど、受験勉強に慣れてくるとその重要性がわかってるんです。同じ問題が解けるかどうかの重要性が。

受験勉強は…現役生だと新しい問題をどんどんやるし、問題がちょっと分かんなかったら答え見て「こう(やるの)か…」みたいな感じで、「量」をこなしてると勉強した気になる。身についた気になるんだけど、ならないんですね(苦笑)

実際、模試とか受けると、全然問題が解けない。

そういう失敗を繰り返して、わかってくる、と。ちゃんと一問一を確実に解けるようにしよう。時間がかかってもいいから、同じ問題を解けるようにしよう、と。

すると、模試の時に実際に解ける。テストの本番の時に解けるようになるんです。

だから、会話も同じで、質問して答えられなかったらそれ飛ばすんじゃなくて、答えられなかったら「駄目だった」と落ち込むじゃなく、ちゃんとそれをメモってその答えられなかったその質問に答えられるようにする。

ホント同じことなんですよ。「同じ問題を解く」ってことと同じ。同じ質問に答えられるようにする、と。

なので、質問をメモして、その答えを一生懸命考えて、【文章】にしたほうがいいですね。アプリのメモ帳を使うのにしてやる、と。

答えられない人・口下手な人が答えられるようにするには、頭を使うんですね。脳みそに汗をかくぐらい疲れることなんですけど、1問答えられると、それをベースにして、2問・3問と答えられる。つまり普通の会話で聞かれても、話しかけられても、それに答えられるようにいつかなっていく。

で、そのはじめの一歩として、答えられなかった質問をメモってそれに答えられるようにするということです。

そういう答え・いろんな質問に対する答えがストックされると、そのストックを…同じ質問が来ることは会話であんまりないんですけど、【似たような質問】は来ることはあるし、その答えのストックから話題を作る、別の話題として話せばいいわけです。

・・・

じゃあ、どういう質問に答えればいいのか?

っていうことですね。

よくあるのが、初対面の会話で、

「どこ住んでるんですか?」

とか。答えられる人は答えられるんです。どこ住んでるって

「○○県の○○市に住んでますよ」

って答えればいい。ついでに、

「近所に、こういうところがあって〜」

と、プラスアルファのことをスラスラいえちゃうんですね、慣れてる人は。

でも、口下手な人は「どこ住んでるんですか?」で…

例えば、僕だったら、

「滋賀県の草津市です」

(相手が)「そこって草津市のどこら辺?」

「あ、いや、草津駅から市役所の方に行って、ここら辺ですよ〜」

みたいに答えられる。

口下手な人はそこら辺ぐらいまでは答えられる。「どこに住んでるか」ぐらいは住所を教えることはできると思うんですけど、

要は【プラスアルファ】。

そうなんですね。雑談なので、情報的な…「駅から自分の家までの行き方」の情報を説明するだけだと、会話は多分終わるんですね(苦笑)

例えば、雑談だからプラスアルファですが、質問に答えて、プラスアルファは僕だったら、

「草津駅から市役所の方に行って、市役所からこうですよ〜」

って自分の家を言えばいいんですけど、例えば、

「近くに焼肉の天壇…『天壇』って分かりませんか?関西…京都とかそこら辺で、高級な焼肉屋があるんです。それが僕んちの近くにあるんですけど、そこに行きたいと思いつつ、すごい高いんで、行ったことないんですね(苦笑)」

「天壇があるよ〜」
「焼肉なら行ってみたいんだけど、高くて行けないんだよね〜」

みたいな話をしてもいいわけです。

あるいは、自分の家の近く、国道2号線沿いなんですけど、

「スタバが車で5分ぐらいで行けるので、よくリモートで使ってるよー」

とか、そういう話題を言えばいいんです。

「自分の住所」を答えてもしょうがない、「どこ住んでるんですか?」って聞かれて。じゃなくて、プラスアルファの話題に答える。

じゃあ、その用意した答えは、「どこ住んでるんですか?」という質問だけに使えるわけじゃなくて…

別の「焼肉」の話になったり「食べ物」になったら、「焼肉の天壇」の話をすればいい。カフェの話とかそういう話になったら、その近所のスタバについて色々言えるわけですよね?

だから、【使い回し】ができるわけです。

プラスアルファでしゃべったら、同じ質問が来なくても、似たような質問・別の似たような話題になれば、その用意した一生懸命脳に汗をかいて作った答えが活きる。

ということで、こうやって【ネタのストック】が増えていくわけです。

だから、「どこに住んでるんですか?」って、口下手の人はすぐにプラスアルファの情報を加えながら喋れないんですけど…

喋れる人はどっかで答えた質問をくっつけたり、すでに答えていたりする。それでストックがあるから、サクッと言えるわけです。その場でゼロから考えてるわけでもなく、どっかでか喋ったことを持ってきて喋ってるだけ。

ということで、口が回るという感じなんです。

口下手な人はそういう色々なストックがないから、口下手です。

で、聞かれたことにストレートに答えなくて、ちょっと違うことを答えても、別に答えたことになるんで。会話だから。

・・・

というかんじで、決まった質問に答えるだけでも、応用可能な範囲が広がるわけ。その質問がもう来なくても大丈夫、使えますということです。

つまり、勉強でいえば、「基本をやれば、応用も自然とできる」ということ。

なので、口下手な人はどこから始めればいいのかと言うと、「典型的な質問」に答えられるようにする。

そういう質問、自分で実際、会話で詰まった質問じゃなくても、自分で質問を考えてそれに答える、という練習をしてもいいですね。10個とかやれば相当進みますので、そういう質問に答える練習から始めてみるのが本当にオススメだと思います。

では、以上になります。
ありがとうございました。

#060『口下手の人がまずやるべきこと』