どうも、永田です。今回は「雑談回」ということで話しますね。沖縄出張の話です。「沖縄に行った」という話で、出張なんだけど【旅行の話】として考えてもらえれば大丈夫。
で、なんでこういうのをやってるかと言うと…
【雑談の事例】
になると思って話をするんです。例えば、旅行って雑談の強いネタになる。強いと言うか、話が作りやすいわけですね。
もちろん、「話を聞く」だけじゃなくて、「自分の話をする」ことを考えていく必要はゆくゆくはあるので、その時の参考にしてください。旅行の時の話ができないとしたら、自分の話を作るのは難しいかな?という感じなので、ポイントをおさえるためにも今回の話は参考になると思います。
で、今回は仕事で沖縄に行ったんですね。3月の終わりぐらい。
その前にも、これ聞いてくれてる方で知ってると思うんですけど、家族旅行で沖縄にいったんです。3月の初めに。どんだけ好きなのか?ということなんですよ(苦笑)
今回は単純に本当、仕事です。今回は1人で言ったわけで、家族旅行とか誰かと行くといろいろ話が作りやすいんですよね…
1人で黙々とやってると、感情が動かないんので、今回の話は難しかったんですけど。ま、なんとかまとめられたんで、そういう意味でも、感情が動いたポイントを探し出す点からも、話の作り方として参考になるかなと思います。
・・・
はい。では、話は3つほどあります。
1つ目は
【ミナミコメツキガニ】
僕は動物行動の研究をしてるんですけど、ミナミコメツキガニは沖縄以南というか暖かい地方にいるんです。カニは普通、単独行動なんですけど、群れる感じなんです。
で、そういう感じの行動を撮影したりして、画像解析して研究するのがぼくがやってる研究のひとつ。
このミナミコメツキガニはどこにいるかと言うと、「干潟」。
「干潟」って聞いたことありますか?全国的に有名なのは、「有明海の干潟」。あのムツゴロウがいる、ドロドロしたやつです。干潟は潮の満ち引きがひいて、海面が高くなったり低くなったりする。1mぐらい変わるんですけど、ひいた時に海の底だったやつが地上表面に出てきて、ドロドロしてる、と。
そこにミネラル分があるんです。だから、カニはその土をこして食べるんですけど、そこの泥の中にあるミネラルを栄養分として摂取してる。
素直にむしゃむしゃ食べてて、ちょっと可愛らしい感じ(笑)しかも、小さくて青い殻もあいまって、可愛さを持ってるカニです。
そういう感じで、干潮になったらそういう干潟が出現するので、そこでしばらくすると、カニが出てくる、と。ワラワラ群て、ドロを濾して食っている。食いながら、顔をかいたりするんですよね(笑)そこがまた可愛い感じですね。
僕というか、人が近づくと、一斉に潜ります。砂の中にドリルみたいに回転しながら潜るんです。すぐ警戒する。何で警戒するかというと、鳥に狙われるんで。鳥が近づいて来たら逃げるのと一緒で、動物が近づいてきたら、動くものがいたら逃げる。
(だから)しばらく動かずに(干潟で)立ってると、進んで砂から出てきて、何事もなかったようにムシャムシャしてドロを食べる感じです。で、面白いことに動かなければ気づかないんですね(苦笑)人間の視覚と違いがあって、
「動かないものは認識できないようになっている」
僕と分かるんですけどね。だから、もう動かない状態で写真撮ったりとか、動画を撮ったりできるでそうしています。写真撮るので、手を大きめに動かすとピクっとして、「なんだ??」みたいな感じで、いくらか止まるんです。しばらく様子を見て、何事もなかったら、うごく。
そういう一面があるミナミコメツキガニに関して、研究してます。
・・・
という話で、2番目の話です。2番目は、
【ソーキそば】
の話です。
「ソーキそば」って知ってますかね?
ソーキ、豚の肋骨周りのお肉なんです。骨付き肉ですね。違う言葉で言うと、「スペアリブ」と同じ。沖縄でそれを「ソーキ」と呼んでいます。なので、でかめのお肉で、骨がついてて、迫力があって、僕は好きです。
で、「ソーキそば」は、沖縄の独特のそばなんですけど、そこにソーキがのっているのがソーキそばですね。
そういう沖縄の郷土料理なので、【ソーキそば専門店】があるんです。
僕も最初、興味はなかったんですけど、後輩が有名店があるからと、一緒についていって食べたら、すげー美味かったので、毎回、いく。那覇市内にある古くて50年ぐらいやってる。すごい汚い店なんですけど、すごい美味くて、毎回はまって行って。
で、今回は沖縄本島の北部の方に用事・仕事があった。このソーキそば専門店は那覇にあって、南の方ですね。沖縄は南北に長くて、那覇から2時間ぐらい行ったところに干潟があって、そこに行ってたんですけどね。
行きと帰りに寄ったと。それぐらい好きなんです。
10年ぐらい毎年来ているんですけど、今回気づいたのは…
今回、初めて北部でもソーキそばが売っているんで、有名なお店に並んで食べてきたんですけど、なんかいまいちなんですね。ソーキそばが好きだと思ってたんですけど、イマイチだった。
なんでそうだと思ったのかって言うと、ソーキでもでかいと思うんですけど、僕は
「軟骨ソーキ」(が好き)。
硬い骨じゃなくて、軟骨。だから、ガリガリと食べれる。
そういうボリューム感が好きで食べていたんですけど、北部の有名店のそばは硬い骨のままで、それを取らないといけない。期待してたのと違うなぁと。
今回、10年目にして初めて気づいた。
「ソーキそばが好きだな」と思ったんだけど、「軟骨ソーキそば好き」だと(笑)硬い骨のやつをそんなに好きじゃないっていうことに気づいた。
という、どうでもいいけど、そういうことに気づきました。
という話です(笑)
・・・
はい。で、最後になりますね。
こういう、ほんとどうでもいい話が続くんですけど、どうやってまとめたのかを最後にちょっと解説します。聞いてみてください。
最後、1週間ぐらいで沖縄本島の北部から帰ってきて飛行機に乗るんですが、その前日に那覇に戻ってきた。仕事を終えて、那覇に戻ってきて一泊して、次の日の昼頃の便で滋賀県に帰ってきた、という感じです。
帰る前日、ホテルに泊まったんですけど、そこに【温泉】がついてた。
僕、温泉好きなので温泉がついてるホテルを選んで。初めて行ったホテルだったんですけど、天然温泉ではなく、「準天然温泉」。
「人工温泉」って聞いたことよくあるんですけど、ラジウム人工温泉。ラジウムが入ってるらしいっぽい。知識がないですけど、そういう感じの。今回は準天然温泉です。温泉かと言って
「光明石温泉」
なんです。
で、どうやって温泉にしてるかと言うと、「光明石」という岡山県の鉱山から採れる天然鉱石があるんですが、いい石ですね。それを入れていると、温泉になるらしい。温泉の区分に入るらしくて。
「光明石」というのは、「光る」に「明るい」「石」と書くんですけど。調べてもらうと分かるんですが、それを入れると、ミネラルが出てきて温泉として成り立つらしい、と。医薬部外品で、Amazonでも買えるんですけどね(苦笑)
それが入れてあるから「準天然温泉」として、そのホテルは売り出してるみたいで。初めて知った(笑)温泉付き(ホテル)はいろいろ行くんですが、初めて知って、
「へーそういう温泉があるんだなー」
と言うので、感心してたんですね。
こういうのは風呂の注意書きのところに書いてあるので、それを読みながら(風呂に)浸かっていました。
で、コロナなので、最初は客がいなくて、「ひとり風呂でいいな」みたいにくつろいでたんですけど…
しばらくすると、おじさんが入ってきて、がっかりな気分になったんです。「ま、いいや」と思って上がった。
で、髪乾かしてたりして、身支度していたら、そのおじさんが上がってきたです。
そうすると…
そのおじさん、【刺青】があったんですよね!
びっくりして。そちらの筋の方だったんですね(苦笑)
でも、注意書きに、普通のホテルはあるんですけど、「刺青がある方はお断り」と。注意書きあるんですけど、普通に刺青で入ってきて、上がっていきました。
多分、察するに…
コロナで人が少ないから、「今ならいけるんじゃないか?」みたいな気分。温泉だから来たのかな?みたいな(笑)わかんないですけどね。そういう気分で来たのかなぁとか?勇気を出してきたのかな?とか思って。
そういうことを思いながら、びっくりしてドキドキしてたんですけど、よく見たら、僕が使ってるロッカーと言うか、服を入れてるところがあけっぱなしだったんですよね(苦笑)そちらの筋のおじさんはその上だったので、使いにくいなーとか今更、閉めに行くわけにもいかず。
で、ドキドキしながら、注意されるかもしれないと思って。そっちの方は礼儀作法に細かいんで、「これどうなんだ??」みたいな一言注意が入るかなと思って、ドキドキしたんですけども、何も言わずにささっと帰っていったんです。
だから、後から入ってきて、(風呂から)出てきてすぐで、「時短」で、やっぱりお忍びではいりに来たのかな?僕なりの結論でした。
という話で終わりたいと思います。
・・・
はい。ありがとうございました、という感じなんですけど。聞いてもらった感じで、本当くだらない話なんですけど、こういうもの。何十人〜何百人の前で演説するわけではないので、いいと思います。
ただ、ポイントを全部、解説すると…
【感情が動いたポイント】
を中心に話を組み立てた。
だから、それなりに聞けると言うか、本当くだらない内容なんですけど、
「あーそうなんだ」
って聞ける。「で?」ということにはならないと思うんですが、「最低限の話」として成立してたと思うんですね。
で、1個目に話したミナミコメツキガニの話で、どういうポイントかというと、感情のポイントとしては
「可愛い」
みたいなところで。砂濾してムシャムシャ食って、顔掻いて可愛い、みたいな。人がいるのに気づかずにムシャムシャ食ってんのがバカで、可愛い感じです。
そこだけがポイント。後の色々な説明は、分かりやすいようにメモをとって説明したんですけど、そんなに言わなくてもいいんで。「このミナミコメツキガニ、可愛い」というポイントを押さえて、ちょっと説明しておけば、話ができるかな?と。
あと、2番目の「ソーキそば」も、最初にうんちくを語ったんですけど、要は、
10年食べていて、初めて気づいた個人的などうでもいい発見(ソーキそばでも「軟骨ソーキ」が好きだった)の驚き
が、感情が動いたポイントですね。これを中心に話を組み立てました。
最後は、「やーさん」の話も、ドキドキしたのは当たり前だけど。例えば、そういう時は強いネタとして成立するんだけど、説明の仕方として、やーさんの「心の動き」と言うか、
「お忍びで、いつも来れないけど、コロナだから今ならチャンス!」
という勝手な解釈で、やーさんの心の動きについて説明しながら、自分がドキドキした、という表現の仕方ですね。そういうのを参考にしてみてください。
心の動きは、「自分ツッコミ」を入れながら説明するのを、ゆくゆくでいいんで、そういうのを1つ参考にしてみてください。
というわけで、僕の個人的なくだらない話にお付き合いいただいて、ありがとうございました。何らかの参考になるんじゃないかなと思うので。
(1人旅で)感情が今回動かなかったと思いきや、動いたポイントを見つけられたので、そういうところの【感情の動きの表現】を参考にしてみてください。
では、ありがとうございました。