どうも、永田です。では、今日も始めてみたいと思います。
今、隣の田んぼでトラクターが畑を耕してるので、その音が聞こえてくるかもしれないんですが(苦笑)、その点はご了承ください。
今日の話題は、「コミュ障になってしまう考え方」。色々あると思うんですけど、1つシェアしたいことがあるので、お話しします。
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いきなり話は飛ぶんですけど、僕、あるYouTuberを毎日、というか全部見てて。中年の人なので昔の時代劇が好きで、それを見ている、と。なんで好きなのか?と言うと、
「善悪がはっきりしてる」と。
わかりやすいですよね?悪い奴らがいて、そこで遠山の金さん的な人が身分を隠しながら戦って、その後、最後にお裁きをする、という。悪いやつは懲らしめられて、一件落着。これを毎回やるんですけど。
「そういう【勧善懲悪】はわかりやすいから、観てるんだ」
みたいなことを言ってましたね。
で、それは趣味なので、それ以上言うことはないんですけど、昔の時代劇はそういう勧善懲悪とかそういう価値観・世界観でやってて、それが分かりやすい、と。
(逆に…)今(の時代)は分かりにくいわけですね?勧善懲悪の世界じゃない、と。
(↑これはぼくの思ったこと)
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という感じで、そのYouTuberさんのコメントを見て。それはそれ以上の意味はないんですけど、そこで思い立ったのが、
【現実を白黒はっきりつけるのは、コミュニケーション的に良くないな】
というか、現実は「曖昧」で白か黒か判別がつけられないし、善か悪かも選別できない。そういうグレーゾーンだ、というのをマインドセットとして叩き込んだ方がいいと思います。
僕もコミュニケーションがすごい苦手な時期が長かったんですけど、その時に、やっぱり、白黒つけたがるんですよね(苦笑)人を選別する、というか。
「この人は好き。この人は嫌い」みたいな。
「この人は苦手。この人は苦手じゃない」とか。
「感性が合う。合わない」とか。
白黒はっきりつけていて。
そういう良い方の分類に入った人とは、時間はかかるんですけど、うまくやるんです。けど、一旦、苦手とか合わないとか嫌だとかいうグループに入れる人がいると、ほとんど喋らない。みたいな形で、それが極端なんですけど、そういう感じになっていたんですよね。
そういう人は距離をおいておけばいいんですけど、集団の中にいるから、人を介して…
例えば、集団会話の時にそういう苦手な人が1人でもいると、(気持ちが)どうにもならなくなるんです。
「喋るのをやめようか?」
みたいな感じになって。それが続くと、結局、その集団の中で人間関係がギクシャクして。その特定の1人だけじゃなくて、他の人とも人間関係がギクシャクする。
というのを、何回も経験したんので、好き嫌いを白黒はっきりして、勧善懲悪みたいな感じで切り分けるのはよくないなぁ、というのを改めて思い出しました。
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僕が苦手な人は、メールにも書きましたが、
「無神経なタイプ」と「ボスキャラ」
なんです。多くの人が苦手かもしれないですけど、僕ももれなく苦手でした。
例えば、具体的なエピソードを出すと…
20代の25~6の時、同窓会。
ぼくは東京育ちだったんですけど、20代から神戸の方の大学院に入って、たまたま地元に帰って、同窓会があると。(その時期は)同窓会を頻繁に行っていて、2年に1回ぐらい行っていて(東京に)帰ったんですけど。
その時に会った同級生。
10代から知っていたんですけど、中学まで華奢だったんだけど、高校でラグビー部に入って、すげーマッチョになっていた(笑)26の時も、すごい筋肉ムキムキになっていて。もともと本人が関西出身かなんかで、語気が強いんですよね。色々なズバズバ言ってきて。
僕は苦手だなと思ってて、黙ってたら、
「(おまえ)静かやなー?」と。
関西のノリですね。そういうのを言ってきて、からかってきて。筋肉もマッチョなので、相まって、迫力に押されてビビリ始めた、と。
そういう感じで、その時の同窓会は(苦手な)特定の1人がいたおかげで、全く喋れなかった。いなくてもあまり喋れなかったですけど(苦笑)、本当に最悪の居心地でした。
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だから、苦手と苦手じゃないと白黒つけると、そこで
【思考停止】
になるんですよね。
そうすると、学びの機会がないと言うか。そういう「苦手な人に対応するパターン」を学習する機会を失ってしまうんじゃないかなと思って。
(いつもは)「すごい苦手で嫌だな」で終わるんですけど、
そこで白黒つけずに様子を見る、と。
その人が苦手か苦手じゃないか考えない、と。
で、様子をみていると(分かる)。
【他の人はどう対応しているのか?】
様子を見てるわけだから。切り捨てて考えないようにしてないわけで。他の人がどう対応してるのかとか。
「語気が強くてズバズバ言ってきても、言い返せばいい」とか。
「気にしてないんだな」とか。
「それほど気にしないから、大したことではないんだな」
というのも見えてくる。
もちろん、苦手な人が苦手じゃなくなるのは大変。そうなった場合は、半年とか1年とか2年とかかかるんですけど…
思考停止しているよりかは学習の機会もあるし、そう考えるようになってから、苦手な人にも対応できるようになった経験があるので。
「苦手・苦手じゃない」とか、
「合う・合わない」とか、
「この人は人間としてリスペクトできる・できない」
みたいに白黒はっきりつけずに、
「そういう人もいるんだな」
とかグレーゾーンに思っといて、
「それなりに付きあってみる」
というマインドセットがあると、かなり生きやすいと言うか、会話しやすいので、一回、考えてみてください。
今回の話は、もやもやというか、ふわふわした部分でキッパリ言い切れないんですけど、その点、ご了承ください。
ということで、終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。