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#038『緊張しないための3つのアプローチ』

2022-06-03 Fri.

どうも、永田です。今日は「緊張」についてお話ししたいと思います。

コミュニケーションとか会話が苦手な場合は、相手がいるだけで・目の前にいるだけで緊張してしまう。【緊張に対する準備】と言うか、対策があると非常に有効ですよね。それについて、3つの観点からお話ししていきたいと思います。

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で、1つ目です。緊張するとどうなるかと言うと、【呼吸】が浅くなります。

呼吸が浅くなると、酸素が取り込めず、脳に酸素があまり送られない。だから、頭があまり働かない。ちょっとバカになった状態と一緒になるわけです。

「緊張すると、頭が真っ白になる」

のは、「酸素」が足りてないから。(頭が)真っ白になるんです、物理的に。だから、呼吸を深くすると言うか、(呼吸を)戻す必要があります。

1番いいのは、緊張した時に「深呼吸」をする事です。

これ、いつでもどこでもできますよね?簡単。で、もちろん、会話中に深呼吸をしだしたら、(息を深く)吸い出したらおかしい。相手にあんまりわかんないようにする、と。

どうすりゃいいのかと言うと、お腹のみぞおち辺りに手で触れて、

【お腹の動きを確認する】

程度でもいいんですね。それで緊張がほぐれると思います。

それだけで何がいいのか?と言うと、腹式呼吸を意識できる。「呼吸が浅くなる」のは、つまり、「お腹の動きが全然動かなくなる・硬くなる」んです。緊張して筋肉が硬くなる、と。

そうすると、呼吸は「肺の中の空気を出し入れする」んですけど、それって「胸」だけでその運動を行ってるわけじゃなくて、「お腹」です。よく言われる「腹式呼吸」と「胸式呼吸」、この二つが組み合わさってるんですけど、だいたい(息が浅いときは)腹式呼吸がとまっちゃってるんですよ。だから、呼吸が浅くなっちゃう、と。

それを回復させるために、「お腹を手で触る」ことです。「お腹が動いてないな」みたいに意識すると、お腹が動き出すので、呼吸が戻る、ということです。

そういう感じで、お腹のあたりを触って、一旦、深呼吸に近い形で回復させると、身体的な緊張の解き方としては有効だと思います。

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で、2つ目は、マインドセットに近いんですけど、

【相手にフォーカスする】

ことです。

緊張して話せない人の多くは「自分」に意識が向いている。意識のベクトルが自分に向いてるとよく言われるんですけど、その通りなんですね。ぶっちゃけますと、会話してる時に「自分が緊張してるかどうか」はどうでもいい問題といえば、どうでもいい問題なんです。

例えば、わかりやすいのが、「学校の先生が緊張してるかどうか」なんて、生徒にとってはどうでもいい話ですね?

「先生が緊張してないから、素晴らしい先生だ」とか(笑)「緊張してるから、素晴らしくない先生」だとか「いい先生」だとか、「好き」とか「嫌い」とか、あまりやらない。そういう基準で判断しないはずなんですよね。

それよりも、「授業内容が分かりやすい」とか「面白いか?」とか。そして、生徒に寄り添って、「授業を一生懸命やっているか、どうか」みたいなところが、評価されるわけじゃないですか?生徒からするとね。

それと同じように、「会話で緊張してるかどうか?」を(相手は)あまり気にしてないんですよね。

それよりも「相手のことを考えて、相手の話を聞いているか」とか、「相手に伝わるように工夫してるか」とか。そういう「相手のために、何ができるか?」というそういう態度がみられるか?ってことが大事なんです。

ぶっちゃけ、緊張していても、そういう態度が伝われば、相手としては別に文句はなう。むしろ、「自分のことを考えてくれて、嬉しい」みたいな感じ。なので、相手にフォーカスするというのは緊張を解く2番目のアプローチになります。

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3番目の方法です。これはよく言われるんですけど、緊張対策としても「物理的に準備する」ことです。つまり、会話で言えば、

【話題を用意しておく】

ことです。

もちろん、会話は生もので、その場の流れが予測できない。その話題になること・自然になることは、ほとんどないです。

でも、用意しておけば、間が空いた時に、「そういえばさー、○○とか〜」と話をすることはできるんです。緊張するのは自然で、「間があいたら、どうしよう?」というのが緊張の原因だったりするので、そういう時に、話題をふれる・話題があると、より楽になりますよね?

で、話題を用意するのはどうすりゃいいのかって言うと、「自分が喋らなくても大丈夫なもの」を用意しておく。「こういう話題って知ってる?」とか「こういう話って知ってる?」と全部を口で説明するのは(口下手の状態では)厳しいので。

例えば、【サイト】とか【動画】が用意できるなら、それを見せるだけ。

「あとは、これ見ておいてね〜」みたいな感じで用意する。その場で(サイトや動画を)開いて、あなたから説明を受ける必要もない。今はスマホをほとんど全員がもっているので、それを検索して、観てみる、とか。

そうすると、その動画を見ながら話ができるとか、サイトを見ながら話ができるので、喋らなくてもいい。話題をふっても、その後の話が続きやすいですよね?

オンライン上でやり取りしてるなら、URLをはらないのとでは、全然違いますね。キーワードだすより、そのURLをはって、「ちょっと見てみてよ」という感じの方が、相手としても話が発展させやすいと思います。

物理的・現実的に対面で会うなら、例えば、「漫画」だったら、漫画を持っていって直接渡したほうがその後の話は展開しやすいと思う。

そういう感じで、自分が喋らなくても大丈夫なような形で話題を用意しておくのが1つのポイントです。

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というわけで、緊張しないための3つのアプローチとして、

①「身体的には深呼吸しましょう」
 お腹に手を当てて、呼吸を回復させましょう。

②「相手にフォーカスしましょう」
 心理的なアプローチで、自分に緊張を向けるんじゃなくて、相手のことを考えて、相手に分かりやすいとか、相手のためにとか。そういう形で相手にフォーカスしてみましょう。

③「物理的に準備しましょう」
 話題を準備しましょう。サイトとか動画レベルで、自分が喋らなくても大丈夫なくらいのものを用意しておきましょう。

ということです。では、試しにやってみてください。

以上になります。
ありがとうございました。

#038『緊張しないための3つのアプローチ』