00:00

#029『子どもに学ぶ「笑い」の原点』

2022-04-22 Fri.

どうも、永田です。

タイトルにあるように、コミュニケーションにおいて【ユーモア】ってかなり大事だと思ってます。

で、会話をして小さな笑いと言うか、「ハハハ(笑)」みたいな感じのちょっとした笑いが取れれば、打ち解けてその会話は成功だと思いますよね?もちろん、芸人さんのような爆笑は必要ないんですけど、そういうちょっとした笑いってのがあると、かなりコミュニケーションが違ってきます。

でも、「笑いをとろう」と思ってとるっていうのは、かなり難しいんですね。

子供の頃から出来てる人は簡単なのかもしれないですけど。僕も20代の時に本屋に行って、【笑いの技術に関する本】は売られているわけですよね?コミュニケーション関連の本で。

それを読んで、何十個もテクニックが紹介されてるんですけど、その時は興奮してというか、テンション上がって、

「これ使ってみよう!これやってみよう!」

と思うんだけど、やっぱりできない。そういうのが現実だと思います。

・・・

で、紹介されているテクニックがなぜできないのかっていうと…

芸人さんはもともと面白い、生まれ時から面白いと言うか、子供の頃から人を楽しませて、さらに磨きをかけて5年10年と修行した上で、テレビに出てる芸人さんが笑いを取ってるわけで、そういう修行期間の長さも必要なんですけど。

何をやってるかと言うと、

漫才って、【ボケをかますだけじゃない】んですね。

そこに至るまでの会話の流れとか、雰囲気、シチュエーションを作り込んである。台本作ってますからね。台本を作り込んで空気温まったところで、ボケるから面白い、と。ツッコミ役もいるわけですからね、相方の。

で、そういう感じで笑いが成立してるんで、それを生活で素人がそういう【文脈作り】みたいなのをやるってのは難しいですね。それできてると、笑いを取るの簡単だったりします。

あと、僕にも身に覚えがあるんですけど、家では妻が関西出身と言うか、お笑いキャラなんですけど、家の中ではふざけたりするんですけど、職場では真面目で通してるんで。最近は、そこまでではないんですけど。

だから、そういう時に【キャラ】が定着して、

「この人はふざけない」

みたいなキャラになってると、いきなりボケようとしても「え??」ってなって、周りが反応できないんですね。ボケたら誰かが突っ込まないといけないんで、それで(笑いが)成立するみたいな。基本はそうなんで、周りが反応できないですね。

笑いをとるキャラじゃないと、結構、難しい。

・・・

というわけで、笑いを取ろうとしても【滑るかもしれないリスク】ってのが常だから、小さい笑いを狙いにいくわけですけど…

何がやってきた中でオススメかと言うと、

【テンドン】

っていうテクニックです。

聞いたことはある方もいるかと思うんですけど、笑いのテクニックで、どんぶりの天丼なんですけど、ここから来てるらしいんですけどね。細かい定義はとか起源の話はググってみてください。

この技術は何かと言うと、1度ウケたものを繰り返して、笑いが取れたものを2度3度やるっていう技術なんです。自然に笑いが取れたものを繰り返すっていう感じ。なので、1度、笑いが取れてるんで、安心感があるわけです。

2度目いっても、まあまあウケます。連発すると、あれなんですけど。

で、これを僕の子供が結構やってるんですね、僕の子供って2歳ですから。笑笑いの勉強とか仕込んだわけじゃないんですけど、自然にやってる、と。

2歳ですから、まだ喋れない。カタコトなんです。なので、例えば、携帯のアラームとか目覚ましの音が鳴って、それを止めたがるんです。

「音鳴ってる!鳴ってる!」

みたいなこと言うんですね。

で、ミカンを見て、

「ミカン、音、鳴らないな〜」

それは当然鳴らないわけだから、ミカンだから(笑)。「鳴らないよ」って毎回突っ込む。で、そうするとケラケラ笑って、大人の反応が面白いから、「ミカン、音、鳴らないなぁー」みたいな、度々ボケて、毎回突っ込んでるんですけど。笑

そういう繰り返しですね。

まだ子供だから間違えることも頻繁にあって、それが面白いんですけど、それをわざと間違えて。正しい答えはわかってるんだけど、「鳴らない」ってことはわかってんだけど、「鳴らないなぁ」みたいな事をわざと間違えて。

2歳児でも、そういうことはできるんです。

・・・

なので、我々も意識して習慣化すると…

このテンドンは、かなり初心者的にはやりやすいのかなと思います。

普通に話してて、ちょっとした笑いって慣れてくると偶然出来たりするんですね。そういう偶然を繰り返すってのをやった方がいいかなーと、まずは。

【天然ボケ】の人は、こういうの簡単ですよね?

意識的にやらなくても、天然で間違えて笑いを誘って、2度目からはわざと間違えるとか。「靴を履き忘れた」とか、「片方履いてない」とか、「色違いだ」とか。そういうのやってくるわけですけど、彼らは。

それを、

「今日は履けてます」

みたいな。ちょっと(笑いを)取れるわけですね。

ボケ体質の人じゃない人はどうするのかって言うと、そういう人(天然ボケ)にのっかって、別に大げさなツッコミをするわけじゃなくて…

普通に【指摘】するだけでいいですよね?

「今日は靴下間違えてないんですか?」

みたいな。それだけで笑いが作れると思います。

なので、今日お話ししたことは、1番小さい笑い、1度受けた笑いを繰り返すテンドンがおすすめです。

やってみると、会話の中で、会話の練習をしてある程度知識と技術を積み上げていくと、意外にできるんで、次のステップに行きたい人は、このテンドンをちょっと意識してみてください。

では、ありがとうございます。

#029『子どもに学ぶ「笑い」の原点』