どうも、永田です。
今日は珍しい話なんですけど、「声の大きさ」についてお話ししようと思います。
で、コロナでリモートワークなどをしてて人と全然話さないから、
「久々にコンビニ行ったら、声が出にくい」とか
「久々に同僚にあったら、声が出なかった」とか
そういうことを感じた経験はありませんか?
僕もコロナだからって訳じゃなかったんですけど、元々声が小さくて悩んでたんですね。
無口だから、もともと声はあまり使わずに大人になった、みたいな経緯があって。
だから、声を使ってないと声って出にくくなって、しかも、(声が)小さいんですね。苦笑
コンビニに行った時に、1mぐらいの距離なんですけど、コンビニ店員にいつも「ん?」みたいな感じで耳を傾けられるのが嫌でしょうがなかったんですね。
しかも、一生懸命声を出そうとしても、1mの距離なのに全然聞き取れないぐらいの声の大きさだったんで、かなり悩みました。
今は悩んでんのかって言うと、全然悩んでないですね。
というのも、ある種の「ボイストレーニング」みたいなのをやっているからです。
本格的かと言うと、【自宅で普通に素人でもできる内容】なんで良かったら聞いてみてください。
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声がどうして体に小さいのか?
出にくくなるのか?
っていうのを考える時に、
【どうやって声が出てるのか?】
っていうのをまず考える必要があります。
原理原則を考える必要があります。
だから、例えば、「楽器」ですね。
小学校の時にリコーダー、あの笛。
それを練習したことがあると思いますが、あれがどうやってなってるかと言ったら…
上唇をつけて息を吐いて楽器が振動して、その振動数をコントロールすると音色は変わるわけですけど、それで音が鳴ってるって訳ですね。
声も全く同じで、楽器なんですね。
喉を鳴らしてるわけですけど、息を吐く時に「声帯」っていう喉の奥にある2枚の襞みたいな筋肉をすごい高速で振動させて、それが振動してるから声に変換する、と。
口の形とか喉の形とかを変えて色々な音を発生してる、と。
楽器とほぼ一緒なんです。
・・・
で、声も楽器だと思えれば、色々、声が小さい原因がわかります。
例えばって、3つぐらいあるんですけど。
1番目は、もともと
【息が弱くなってる】。
リコーダーも、吐く息の量が本当に小さかったら、指使いが正しくても全然音鳴りませんよね?
それと一緒で、息がそもそも弱いっていうことです。
肺活量が小さいわけですね。
だから、例えば、運動部とかハキハキ大きな声を出せるのは肺活量が大きい。
呼吸量が強いと、大きい声がよく通る。
だから、運動してない人だと肋骨周りの筋肉、【呼吸筋】と呼ばれる筋肉が硬くなって、全然息をしてないんですね。
健康に問題はないんですけど、吐く息が弱くなるのが、1番目の件。
2番目の原因は、先ほども言いましたが、
【声帯がそもそも弱くなってる】。
声帯って意識すると、筋肉なので、伸ばしたり縮めたりするんですけど、そういうのが弱くなったり、薄くなったりしてると振動が弱くなるですね。
だから、そこら辺を上手く振動させられなくなる。
声帯が弱くなる。
筋肉ですから、使わないと弱くなるんです。
だから、自宅でリモートワークばっかりやって話さないと、声帯が弱くなって声が出づらくなるっていうこと。
使ってるうちに、すぐ戻るんですけど。
だから、声帯の筋肉が弱くなってるのは、リコーダーだと硬いので分かりにくいですけどね。
(口のところが)欠けてたりすると、変な音が鳴る(ということ?)。
ってことで、3番目は、
【喉が緊張している」
ですね。
喉の声帯だけじゃなくて、喉の周りの筋肉も振動させてるわけです。
リコーダーで言えば、リコーダー自体が振動して。
ただ、声の方は筋肉なので、喉が緊張してると声帯も振動しにくいし、その喉の奥の「共鳴腔」と言うらしいんですけど、この空間を振動させるわけですが、そこが振動しにくくなってるというわけだから、緊張してると声が出にくくなるのはそういう理由なんですね。
(声が小さい原因の)3番目が緊張の問題です。
…だから、僕が声が小さくて悩んでたので、多分これ全部3つとも当たってたんでしょうね。苦笑
普段から声帯が弱くなってるし、呼吸量も弱くなって、コミュ障だったんで対人関係になると緊張するって言うのも働いて。
だから、一生懸命声を出そうとしても(声が)出ないってのは、基本的に緊張してロックしてるからですね。
息も全然でないから、さらに悪循環で緊張が高まる、みたいな形で声が小さくなってたんだなあ、ということ。
・・・
これ、どうすればいいのかというと…
ボイストレーニングの方法は色々あって、腐るほど練習方法はあるんです。
僕が色々試して、そういう先生、情報発信してる人がたくさんいて…
(ぼくにも)特定の先生がいるんですけど、直接習ってるって訳じゃなくて、情報を取ってるだけなんですけど…
1番いいのが、
【ロングトーン】
と呼ばれるやつですね。
「ロングトーン」ってネットで検索して欲しいんですけど、”long tone”で、「長い」って意味なんですけど。
要は、「あーーーーーーーーーーー」っていう。
「あ」でも「え」でも「お」でもいいんですけど、ずっとロング…長い間続けるっていう事ですね。
同じ音程・音量・音色で(声を)出し続ける。
「あーーーーー」という感じで、10秒とか15秒とか20秒とか出し続けられるだけだ、と。
途中でもちろん詰まると息を出し続けることができないんで、これ10秒〜15秒出せるようになったら、呼吸量も大事だし、緊張してたらそもそも途中で「う!」ってなるから、緊張してたら分かる、と。
「緊張せずに声を出し続ける」練習にもなります。
もちろん、地声なんで声帯の筋肉も鍛えられます。
…別に「筋トレしろ」ってことじゃなくて、声出してれば自然に鍛えられるんで、これ(ロングトーン)でも鍛えられるんですね。
で、もう1個の効果効能としては、口が開いてないとそもそもロングトーンって出ないですから、【口が開いてない】のも防げるわけです。
声小さい人って、そもそも口が開いてなくて声が通ってないわけですから、出そうとしても口を閉じて塞いじゃってるから、声が響かないわけですね。
こういう無意識の癖・悪い癖も防げます。
やってみてくださいね。
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ロングトーンは飽きるかもしれないんで、
「ロングトーン 練習」
って入れてネットで検索してみてください。
いろんな細かい練習方法はあるんで。
僕も教材を買ったんですよ。
ロングトーンだけで1つの教材で、何十種類もあるんで、色々できますので。
飽きるかもしれない人はネットで調べて、いろんな練習方法、細かい練習方法を変えてやってみてくださいね。
僕の経験…ボイストレーニングみたいなのはもう個人で2~3年やってるんですけど、最初に行った時に2週間ぐらいお風呂場で5分ぐらい(数回でもいいです)やれば、2週間ぐらいでかなり違う感じになるので。
今までそういうボイストレーニングとか、そういうのやったことない人がやると、2週間程度ではっきりと声が出やすくなるってのが実感できますね(たぶん)。
かなり大きい声も出せるんで、カラオケとか歌の方でも技術が上がると思います。
そうやって声が小さくて、聞き返されるかもしれないっていう恐怖を持ちながら話すと会話でうまくいかないんで、そういう恐怖感が消えるだけでも相当違ってくるので。
「声が小さい」とか「出にくい」とか自信がないっていう人は、このロングトーンを練習してみてください。
かなり変わります。
はい、では以上になります。
ありがとうございました。