どうも、永田です。
今日は「話す能力の高め方」についてお話ししようと思います。
この「話す」ということは、僕はあちこちで言っているんですが、元々【極度の無口】で話すこと自体が
「日本人なのに日本語が話せない」
みたいな状態だったんですね、20代までは。
(オーバーな表現ではなく、単語や一言二言が限界でした)
大学生の時なんか特にそうで、居酒屋で友達と飲むというのは結構楽しみだったし、盛んに行ってたんですけど、結局、3~4時間いても僕はほぼ話す事なかった。苦笑
話の上手い友達がずっと話を回してるって感じです。
考えてる最中に次の話題ですから、「何か言うぞ」って決めても1時間2時間経ってしまう。
そういう状態だったんです。
・・・
で、これ色々調べてわかったと言うか、「なぜ話せないのか?」というのが・・・
【「話す・聞く」と「書く・読む」というのは全然、脳の回路として違う】。
似てるでしょうが、「文章を書く」のと「それを話せる」ってできると思うんですけど、ちょっと違うんです。
脳の領域が違う部分を使ってるので、いくら読み書きの練習をしても話せるようにならない、会話が上手くならない。
だから例えば、日本の英語教育を10年受けても話せるようにならない、というのがよく言われる批判で、今、オーラルを中心にやっていこうと改善されている傾向があるんですけど。
結局、これも話を聞くと「やっぱり(英語を話すのと)読み書きは違うよね?」というのが共通認識にあるからだと思うんです。
だから、雑談とか会話も同じで、読み書き・文章をいくら頑張っても話す能力が直接あがるって訳じゃないですね?
ある程度、話す聞くってのは慣れてくると繋がるんですけど、コミュ障とか話下手な人の段階では繋がらないんで。
・・・
で、どうすりゃいいんだっていう話ですけど。
僕は20代でいろいろ情報がない中で、実践を繰り返す中で、実感した事が1つあるんです。
それは、
【同じ話を繰り返す】。
上手な人はその場で考えて、ポンポンポンポン話をしているように見えるんですけど。
実際、蓋を開けて分解してみると、同じ話、どっかでいつか話した話を組み合わせて、それが無数にあるからポンポンポンポン組み合わせて、その場に合わせて面白い話をいつでも作れる、みたいな感じなんです。
けど、1つ1つは同じ話なんですね。
どこかで話したことがある話。
イメージがつきにくいんで想像してもらうと、
「親戚の集まり」
です。
おじさん・おばさんがよく喋ってますよね、長い話を。
1~2回聞いてると、よくする話で、「また同じこと言ってるな」って気付くわけです。
自分の父親もそうなんですが。
僕の父親は昔、無口だったんですけど、社会人になってだんだんしゃべるようになって、今はよくしゃべるんですけど。
70(歳)ぐらいでもう老人なんだから、延々と同じ話をするわけです。苦笑
で、その話自体は、結構、面白い。
面白いと言うか、ちゃんとしてると言うか、何十回も話してるから【ブラッシュアップ】されててスラスラ出てくる。
初めて聞く人には面白い話に聞こえてるはずなんです。笑
で、そういう年を重ねれば重ねるほど話す能力は意外に上がって、自然にね。
・・・
それだけじゃなくて、話し上手って人はいるんだけど、年齢に関係なくて。
そういう人もレパートリーが多いから同じ話のように聞こえないけど、分解すると同じなんですね。
だから、
【同じ話をしてもいい】
ってことなんです。
むしろ、同じ話をしないと話せないはず。
違う話は全くしないのか?
と言うと、しますね。
これは、割合的には、今までした話が8割9割で、全く新しい話っては1割2割ぐらいなんです。
しかも、この1割2割は別の話をしながら、組み合わせながら、その中に(新しい)話をちょこっと入れてくる。
で、その話を話せたなと思ったら別の人にまたその新しい話をするわけです。
同じ話をそうやってテストマーケティングじゃないけどテストして、ブラッシュアップして、別の人にしてっていう感じで。
家族や友達とかで(話のテストを)やっといて、別の職場やクラスメイト、知り合いレベルの家の外とか自分の外側の人に話す。
踏み台じゃないけど、そうやっといて、別のところで面白おかしく話す、というのが実情だと思います。
僕もこれを盛んに行ってまして、「昔のエピソード」とかを音声とって話してますけど、結構、同じ話を繰り返してるんですね。苦笑
それ(新しい要素)を加えて新しく見せてるだけで、同じ話が多いです。
・・・
だから、気の置けない友人や家族に話したことを、ウケたら、イケてたらと言うか、いいかなと思ったら、家の外の人で知り合いの人に、別の友達でも良いですが、話してみてください。
かなり楽になります。
1度話した話というのは、2度目話すのかなり楽です。
考える必要はないしですね。
で、同じ話を全く同じように話すことに抵抗感があるなら、言い方を変えてみてもいいですね。
あとはブラッシュアップして、改善してみるとか。
わかりやすくちょっと端折ってみるとか。
そういう改善を加えてみるのはいかがでしょうか?
というわけで、話す能力の上げ方として、同じ話をしてブラッシュアップしていく。
そういう感覚が非常に重要になります。
というわけで、本日は終わりたいと思います。
ありがとうございました。