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#023『感謝されようとするのはなぜダメなのか?』

2022-03-11 Fri.

どうも、永田です。

今日は、前回か前々回に話した【感謝に関するエクササイズ】。

このメール講座でご紹介したと内容だと思います。

感謝のエクササイズですが、

「コミケーションは価値交換」

だから、相手に感謝されることを自分からする。

例えば、「話しかける」とか「挨拶する」とか。

そういう簡単なことをしていきましょう、というをメール講座で紹介したと思います。

それに対して、実践した人が「やってうまくいかなかった」という【相談】をもらったんです。

それで前回お答えしたのは、

「あまり無理をせず、自分が出来る範囲でちょっとずつでいいから【小さいgive】。大きなgiveを狙って行くんじゃなくて、小さいgiveをしていきましょうという回答だったと思います。

つまり、その人は、会話で盛り下がってるところを、自分から盛り上げようとしてボケたけどそれがうまくいかなかった、みたいな事を相談されてた。

それに対して、会話で感謝されるようなこと、ボケたり、場を盛り上げたりは難しいので、もうちょっと簡単に

「素朴に話しかける」とか
「なんでもない話をする」とか。

そういう1対1の簡単なところからやりましょう、というのが僕の回答でした。

だから、「無理せず相手に感謝されること」をしていこうということなんですよね。

それに関して、1週間ぐらい経ったので、ふともう1個、大事な観点があったなということで、今日お話ししようと思います。

・・・

というのも、【短期的な見返りを求めない】(すぐに感謝を求めない)ということです。

大事なのは、ボケて滑っても、それはそれで。

そんなうまく行くことはないし、落ち込むことではないということです。

うまくいかなかったから、違うアプローチを考えるとか。

そういうことで、1つ1つ(のgive)に対して、あまり厳密に考えない方がいい。

だから、自分から労力をかけても、相手が感謝してくれるかどうかも分からない、と。

どういう反応をしめすか分からない。

基本的にそういう自分からの働きかけなので、全体的にトータルで見ると「自分が損してる」わけですよね?

わざわざ話しかけて微妙な反応だったりとか。
挨拶したら無視されたとか。
道を譲ったのに平然と(相手が)去るとか。

そういう感じで、短期的にちょいちょい損しているんだけど、それでもやっていきましょうよという話です。

無理をしない形で。

【短期的には損をしてるんだけど、それは気にしないでおこう】という話です。

・・・

で、例を挙げるとしたら、例えば、短期的な見返りを厳密に求める例としては

【ケチ】

ってことですね。

例えば、飲み会いって1円単位で割り勘しようとする人がいるんですけど。

一定数いるんですよね。苦笑

奥さんの友達もそういう人が1人いて、そういう人は雰囲気の壊すんですよね、1円単位って。

「誰も損してないんだから、ちゃんとやろうよ(1円単位で)」

そういうのがケチな人の言い分だと思うんですけど、「計算が面倒くさい」とか「やりとり」とか

【精神的なコスト】

はかかってるんです。

そこら辺を度外視してるっていう事です。

しかも、みんなが損をしないように言ってるようで「自分が損をしないように」ってのが先行してる。

それが相手伝わるから白けるわけですね。苦笑

そういう感じで短期的な見返りを求めると、長期的には飲み会に誘われなくなる、みたいな大きな損をするので。

自分が何円か損しても別にいいじゃないですか?

という感じで、感謝のエクササイズを損をしてでも【長期的には豊かになってく】というマインドセットが必要だと思います。

・・・

で、もう1個例を出すと、例えば、去年まで働いていた職場で同じような人がいたんです。

ケチというか、その人は僕と似たような給料で独り身だから余裕なんですけど、生活を切り詰めて月15万ぐらいの生活保護レベルで切り詰めていて【貯金が趣味の人】だったんです。

その人はそれはそれで個人的にはすごいなって思うんですけど、【人間関係に支障をきたす】んです。

というのも、例えば、僕が学会出張に行ったり、他の人が海外に行ったら、みんなのためにお土産を買ってくるんです。

その人も喜んでもらうんですけど、その人が(出張に)行った場合、一切買ってこない。苦笑

それだけのことなんですけれど。

多分、普通のセンスでいえば、お土産買ってもらったので、(こんどは)自分も買って行こうってなるんだけど。

お土産は個人の自由意志だったから、好意をもらうけど、自分はしない。

そういう風になっているんでしょうね。苦笑

だから、そうすると、結果どうなるのか?

その人の人生全体で見ると、どうなってるのか?

人間関係が希薄なんですよね。苦笑

友達もほとんどいない。

ってことで、まあ「いい人」なんだけど、友達がほとんどいないですね。

(雑談しながら話を)聞いてたら、土日は何して過ごしてるのかと言うと、山登りとマラソンが趣味なので、自分の時間をフルに自分のために使う感じになってて。

やっぱり、人づきあいもだんだんジリ貧になっていくわけです。

他人の邪魔をしてはいないんだけど

【自分の邪魔をされたくない】

という感じで。

「他人に邪魔されることは、短期的にでコストで損してるから、そういうのは嫌だ」みたいな感じのスタンスで生きてるから、そういう関係になってしまうんですね。

これを聞いてもらってる方はそこまでじゃないと思うんだけど、やっぱり、自分から話しかけるとか、挨拶するとか、精神的なコストがかかるので、今までやってきてないってのが大きい。

だから、今の状況のようになってるから。

多少失敗してもいいから話しかけてみる、とか。
ちょっと笑いを取りに行く、とか。(無理しない小さい笑い)

なので、失敗はおそらく沢山あるだろうけど、小さい範囲に収めるけど、【経験を積んで行く】みたいな精神で行かないと、人間関係を増やしてくのは難しいかなと思います。

・・・

で、コミュニケーション能力が高い人は基本的には【サービス精神】が旺盛なんですよね。

仕事で困ってる人がいたら、自分の帰る時間を削ってでも手伝ったり、浮いてる人がいたら反応が微妙だったとしても何回も普通に話しかけたりとかね。

そうやってるわけだから、精神的コスト・時間的コストとか、あとお土産もちゃんと買ってくるし、そういう金銭的コストも厭わずにいってるから、コミュニケーションが上手だし人間関係が豊かになっているという感じだと思うので。

短期的な見返り、失敗のリスクとか。

そういうのは無理しない範囲だけど「回数こなすと損してるな」って感じるんだけども、そこは【長期的に人間関係を豊かにしていく】というマインドセットで【短期的な損は無視しましょう】という話でした。

で、ちょっと途中、元同僚をディスってる感じになってたんですけど。苦笑

別に、彼はいい人間なので、会ったら雑談とか小話とか楽しい感じで話してます。

「残念な一面があるから、それが気になる」というのが話でした。

というわけで、今日は終わりたいと思います。

ありがとうございました。

#023『感謝されようとするのはなぜダメなのか?』