どうも、永田です。
今日は非常に大事な話をしたいと思います。
音声を聞いてくれてる方のほとんどは、コミュニケーションをなんとか克服したい、コミュ障を克服したい方だと思います。
で、そのために大事なのはコミュニケーションのマインドセットを身につけるって事が一番大事なんですけど、それとともに会話テクニックですよね?
会話テクニックをちゃんと身につけて、標準的な会話スキルを習得したいんだから。
でも、その会話テクニックが身につかないから苦労してるわけ。
それが大変だと思うんですね。
もちろん、ここにも会話テクニック自体を身に付けるテクニックがある。
それについてお話ししようと思います。
・・・
で、僕も20代、それに気付いたんですけど、どうやって
“テクニックを習得する方法論”
を見つけたかっていうのを、僕の体験としてまずお話ししたいと思います。
かなり昔のことになるんですけど、20代の頃、僕は研究者を目指してたんですけど、とにかく論文が書けなかった。
論文を書くテクニックが身についてなかったんですね。
だから、結構苦労したんですがで、その時にどうやってその苦手を克服したかと言うと、論文を書く練習をした。
(以下、論文を書くテクニックに関する話にしばらく入ります)
論文って普通、1年間かけて研究して、研究成果が出て、それをまとめるとして。
1年ぐらいかかるんですけど、それを練習をするって、何十年かけるんだっていう話なんだけど、それを【短縮】した。
ミニマムにして書く練習をしました。
で、それは当時というか、コミュニケーションの先生として僕が勝手に崇めている明治大学の齋藤孝先生が『企画塾』という本、仕事術に関する本を出して、それをヒントに行ってみたんですね。
どういう内容かと言うと、A4サイズ1枚に企画案を作る、と。
本当の企画を立てるととんでもない作業時間と労力を費やすんですが、「練習」としての企画案。
A4サイズ1枚で済ませられるとすると、そこでギュッと凝縮した形でやる、と。
そういう小さい企画を立てる練習をする、と。
企画をたてる、アイデアを出す。
それも研究に直結するんですね。
研究もアイデアとか企画を立てて、それを現実に1年かけてやるんだから、企画案を出せるかどうかが研究能力に直結するんだから、そういう練習をしたんですね。
僕も(博士号がとれるかどうか)切羽詰まってたんで、練習しました。
2年間かかったんですけどね。
最初はもう苦手だったんで、その企画アイデアを思いつくのは熱出しながら行ってたんですけど、なんと繰り返すと簡単になっていく。
10回やると段々楽になる、と。
40回、50回やると、簡単ですね。
寝てても、歩いてても、何か思いついてくるみたいな感じで、2年間やって100回やったことに気づいたんです。
企画案を書くのは苦手だったんですけど、すごい楽になって、むしろ人よりも得意になって、今ではその研究で飯を食えてるわけなんですけど、そういうところまで至った、と。
・・・
【100回やったらテクニックが身についた】
とすると、単純な類推でわかるわけですね。
コミュニケーション「スキル」なんだだから、コミュニケーションスキルも100回やれば身につくんじゃないかっというところに気づいた。
だから、そこから順調ですね。
単純作業です。
100回練習すれば、身につく。
実際、やって行ったんです。
これが転機になって、コミュニケーション能力がだんだん加わったわけです。
だから、基本的に100回やれば、反復練習すればテクニックが身につけるということになります。
「(そんなにやるとしたら)だるいな」って思うんですけど、他の情報発信者は「10回でも身につく」って言われてるんで、(確実性を求めるなら)50回〜100回かなというところですね。
で、あともう一つ、スキル習得に対して定説があるのは「3ヶ月」ですね。
あるテクニックを身につけたいなら、3ヶ月意識してやれば、反復練習すれば身に付くよって言われてます。
なので、これとどう違うのかというと、別に矛盾しないと思います。
3ヶ月で大体90日〜100日ぐらいですよね?
1日1回やれば、100回。
2日に2回だったら、50回って感じで。
全く矛盾しない話なので、目安としていいと思います。
で、さらに、「3ヶ月意識すればいいじゃないか?」っていうことなんですけど、これは精神的にきついんですね。
1日できなかっただけで、何日もできなかった後で、忘れちゃう。
だけど、カウント方式だったら、例えば、10回やって、11回目を3日後に行っても、別に減らないわけですから、再開できるんですね。
そうすると、精神衛生上、もちろんいい。
このカウント方式というのは、かの有名なイチローも採用してまして。
打率を採用してないんです。
200本安打で本数を数えてた。
「打率」だと上がったり下がったりなんで、モチベーションとかメンタルのコントロールが難しい。
だから、カウントしているわけで、カウント方式は僕としてはおすすめしています。
機械的に50回やればいいわけですから、分かりやすいですよね?
毎日意識するよりもはるかにやりやすい、と。
わかりやすいですね。
ということで、本当、機械的にテクニックを身につける方法は100回繰り返すこと。
・・・
もちろん、この方法論にも落とし穴と言うか、前提条件がありまして、実践できないと意味ないです、もちろん。
だから、実践できる環境にあって、実践できるレベル。
自分のレベルよりもはるかに高いテクニックは、まず実践ができないですから。
で、もちろん環境として会話相手がいないと会話テクニックを実践することができないです。
そういう条件があります。
もちろん、ほとんどの人は会話する相手は1人はいるだろうな、と。
家族とか職場とかクラスに1人ぐらいはいるだろうなっていうことなので。
そういう人は相手に雑談しながら、そっと自分が試したいテクニックを試すっていうことをやっていただければいいと思います。
「1人もいないよ」って人は、まずは人間関係を作るところから練習した方がいいと思う。
「挨拶」とか、「話しかける」とか、あるいは、「感謝をもらう」です。
ただ、こういうところから、テクニックの練習から始めたらいいと思います。
・・・
というわけで、今日は会話テクニックを身につけるメタな方法についてお話ししました。
で、50回、機械的に反復練習したら身につきますよ、と。
非常に重要なんですけど、前に(似た話を)聞いて、「言われれば、そうだ」っていうことになるんですけど、もう1度、こういう形で、何ヶ月ぐらいかけてやってみる、と。
そうすると、身体感覚として身につくんで。
「こういう身体感覚を持っているか?」の話として聞いてみて。
感覚が違うんで、実際、3カ月かけて50回やって、身につけてみてください。
そうすると、「今までの悩みが一体なんだったのか?」と思うんで、行ってみてほしいところです。
では、今週は以上になります。
ありがとうございました。