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#012『柔らかい会話とかたい会話』

2021-12-07 Tue.

どうも、永田です。

今日は「コミュ力がある人の会話の仕方」についてお話ししようと思います。

もちろん、コミュ障の人とどう違うのか、についてお話しします。

・・・

最近気づいた事なんですけど、昔のぼくってのは情報的な話ばかりをしてたんですね。

これ(音声)を聞いてくれてる人はわかると思うんですけど、文章とか話も内容、方法論とか理屈は結構多いんですね。苦笑

だから、ノウハウばかりを気にして、それについて喋ってるし、考えたりします。

研究も方法論をしっかり詰めていかないと結果出ないし、どうにも進まないんで、そういう事ばっかり考えてたんですけど、それが日常会話にやっぱり反映してまして。

30代の時には特に仕事人間だったので傾向が強かったですね。苦笑

情報的な話をすると、やっぱり雰囲気が硬い。

みんなが楽しく話してる時に自分が喋りだすと、なんか固い雰囲気になると言うか、口調が自分で固いってわかるんですよね。

硬いとやっぱり周りもちょっとそれに合わせて固くなっちゃう、と。

雰囲気が硬くなるんです。

・・・

で、この硬さをなくすにはどうしたらいいか?ということなんですけども、簡単です。

情報的な話で固くなってたんだから、

「感情的な話をすればいい」

ということです。

で、情報ばかり言ってると、論理的な性格でいいっていう人もいるかもしれないんですけど、やっぱり感情こもってないとロボットみたいなんです。苦笑

僕の身近でも学生さんに1人そういうタイプがいて、頭の回転を速くて、話も正確なんですけど、やっぱり無駄なことは言わないし、話を振っても広げようとしない。

ミスを恐れてるのか、また雑談が下手なのかわかんないですけど、そういう感じで。

そうすると、一向に話しても、「今何を考えてるかわからない」という気分になってくるんですよね。

何を本当に感じてるのか、というのはちゃんと言葉にしてくれないと、他人がどう感じて考えているかってのは実際わからない。

それ(感情の動き)が見えなくて不安になる、と。

昔の僕もそういう感情が読めない人と思われていたんだろうなーっていうのが、その反面教師として(その学生をみてて)わかるわけですね。

・・・

だから、感情的な話をするためにはどうすればいいか?

ということになるんですが、第一歩として、やっぱり感情的なフレーズを口に出すことだと思います。

「眠い」とか「だるい」とか。

「こんなことやりたくない」とか。

一見、ネガティブなことを言ってるんですけど、一言二言ならこれぐらいい。

ネガティブな弱気な事を言ってもいいんですよね。

むしろ、逆に(ネガティブなことを)言ったほうがよくって。

そうすると、

「こういうこと(弱気なこと)を相手は口に出した。あ、それぐらいは言っていいんだ」

ってことで精神的なハードルと言うか、そういうちょっとリラックスした雰囲気になって、相手も少しくつろぐんですね。

緊張が取れる、と。

本当にクソ真面目みたいなのを相手にすると、やっぱり誰でもちょっと緊張するんです。

そういうネガティブなこと、弱気なことをちょっと言ってくと、緊張感が取れるってこと。

表面的な感情でいいんですよね。

「腹が減った」とか。

長年、奥底に眠っている感情とか、誰にも言えなかった想いとか、そういう重い感情を言う必要はなくて、軽い感じでいいんです。

・・・

というわけで。

どうしてもコミュ障だと、頭で考え考え、「これを言ったら間違いないだろうな」とか「失敗しないだろうかな?」と考え考え言うから、情報的な話に偏り過ぎる、と。

そうではなく、感情的な話をする、と。

会話の目的自体を「感情共有する」という最終目的にしたほうがいいんです。

第一の目的にすると、感情的な話になっていくはずです。

そして、その自分が自分の感情を出して言葉にしていけば、その感情的な言葉を聞いて、相手も共感してできるわけ。

だから、相手が感情的な言葉だしたら、「共感して欲しいんだ」ってのは、そういうわけでわかる。

だから、感情的な話をすることが大事。

まず感情を言葉にしてみる、というのが第一歩として大事だと思います。

コミュ力がある人は感情的な話をしているのだから、その感情をまず言葉にしようという話でした。

以上になります。

ありがとうございました。

#012『柔らかい会話とかたい会話』