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#010『コミュ障卒業の「条件」とは?』

2021-11-30 Tue.

どうも、永田です。

今日は「コミュ障を卒業するための条件」ということでお話ししたいと思います。

これなんで言おうかなと思ったら、「そういえば言ってないな?!」というのを思い出したからですね。

あまり理由になってないですが(笑)、これについてお話ししたいと思います。

僕の経験からお話しさせていただくんですが、僕はコミュ症を卒業できたなという主観なんですが、それは「35歳」です。

今の奥さんと付き合い始めたという、恋人が最低限できるコミュ力があった。

今、振り返ると、そういうところを「卒業」と自分で思ってます。

実際に会話力は(付き合いはじめた35歳のころには)最低限はあったんですけど、そこからどんどん伸びていったんです。

この「伸びていった条件」が多分、重要だということで、今日お話ししたいと思います。

(「卒業した後」の話ですが、こういう条件が大事だよね、ということ)

・・・

で、その条件は、ようは

「コミュ力が上がる環境に変えた」

ってことで。

そういう環境に飛び込んだのが、僕は非常に重要な条件だと考えています。

僕が環境を変えたのが、3つほど変化があった。

そこから(35歳から)変化がありました。

1つ目は

「ビジネスコミュニティ」

に入ったんです。

僕は研究者で任期付きなんですけど、(「任期」というのは)要は何年かに1回職場が変わるってやつですね。

だから副業を検討してて「本格的にやりたいな」ということで、ちょっと大金を払って1年間の(ビジネス)講座に入りました。

そうすると、毎月、そこには特典として(自分のビジネスの相談をする)勉強会がついているんですが、その後、懇親会があります。

これはようは飲み会です。

で、そういう場で毎月、見知らぬ人と3時間、顔をつきあわせて酒を飲むという、かなりコミュニケーションのストレスがかかる環境でした。苦笑

だから、最初は大学の外の人と話をすること自体がパニックだったんでアレ(大変)だったんですけど、さすがに人間、やると慣れて、後半では落ち着いてきました。

何で落ち着いたかと言うと、初対面のルールが分かったんですね。

賦に落ちしました。

というのも、初対面でそんなに仲良くなるもんじゃない、と。

1人と仲良くなって、ちょっと話せるばいいかなあという開き直りが、1年間かけてみえました。

もちろん、その後の会話力も、それとも違ったって感じです。

2番目は、

「職場を異動した」

です。

36ぐらいの時に、今の大学で、今、ポスドクなのですが、そういうところで初めてポスドクになりました。

※ポスドクとは、博士号をとってから大学正規教員(教授や准教授など)になる前の雇われの研究員

それまでは自由な環境で研究生活を送ってて、1人でやれる環境でした。

で、その時は、直属の上司に科研費という研究費で雇われて、そのボスの言うことを聞かなければいけない、そういう状況でした。

密にコミュニケーションを取らないいけない年上(上司)と、まともにコミュニケーションを毎日とるという環境に変わりました。

さらに、そこは私立大学だったので、学生が20人ぐらい研究室にいるんです。苦笑

しかも、そこの学生部屋に、僕はそこにデスクがあって、一回り以上(下)の20代前半の学生と毎日、顔を突き合わせないといけないという、かなり緊張すると言うか、軽くパニックになったんですけど、まあ、そういう環境に身を置くことになったので。

もちろん、最初は緊張するし、何話したらいいのか、「話すことないなー」という感じだったんですけど、半年とか1年するとだんだんわかってくるんですね。

それで何がわかったかというと、学生でも年上、一回り以上上と話せる学生は少数しかいないなとか、その少数の学生と話してみたら、というか開き直りなんですけど(苦笑)、そういう学生さんと会話していました。

そういう上下関係の人間関係の原理原則がわかった、というのが、実際にそういう環境に身を置かない限りは腑に落ちないから。

そういう形で、またそこでコミュ力がグンと上がった感じがありましたね。

最後は

「結婚生活」

です。

今の奥さんと結婚して、(交際中は)デートは週1のデートだと思うけど、そんな時間は限られてるんですけど、(生活をともにするので)毎日顔を突き合わせて、1対1で。

こうなると、会話力として鍛えられます。

だから、自分が身につけたい会話テクニックを色々試すんです。

試す練習相手ではないですけど、そういう非常に良い環境に身を置けたのが、コミュ力が劇的にというか、みるみるあがっていたのはそういう環境変化があったから。

・・・

コミュ障でだれともほとんど喋らない、喋らないキャラが定着したクラスや職場で、いくら頑張ってもかなりきつい。

だから、会話しなきゃいけない環境、会話ができる環境を作るというのは、本当にこれなかなか地味で意識しにくい条件ですけど、これをまず作らないことには改善できないなと思います。

僕のように、たまたま運良くこういう環境がどんどん手に入るわけではないんで、じゃあどうすればいいのかと言うと、やっぱり

「話し方教室」

ですね。

ビジネス向けのやつではなく、コミュニケーション向けが(ごく少数)あるんで、そういうとこに通うのが1番いい、効率の良い戦略じゃないかと思います。

僕もそういう話し方教室でコミュニケーションを改善してきたわけではないんですが、1度だけ行ったことがあります。

これはビジネスではなくて、オンライン教材の特典についていたんです。

そういう集まりに1度行ってみると、コミュ障の人たちが集まるから話しにくいのかなと思ったら、全然違う。

主催者が話しやすい雰囲気を作ってくれるし、お題、課題設定をしてくれたので、参加者は普段会話に苦手なのかもしれないけど、やたら積極的に話してくれるし、積極的に話を聞いてくれるという、そういう雰囲気になるんですね。

そういう意識高い人が集まってるんで、かなり話やすいです。

そういうところに入って1年間でもみっちりやれば、かなり改善するし、おそらくコミュ障が改善するんじゃないかなと思います。

「具体的にどこなんですか?」

と言われると、僕が直接行ったわけではないんで、ここで大々的に紹介するのもあれなんで、興味がある人は個別にメールで質問いただければお答えしたいと思います。

というわけで、コミュ障を本当に卒業したい方は環境を変えろ、ということです。

具体的には、1年間ぐらい話し方教室で、そういうコミュ障向けの話し方教室に通うのがベストなんじゃないかなと思います。

では、今日は以上になります。

ありがとうございました。

#010『コミュ障卒業の「条件」とは?』