どうも、永田です。
では、今日は「無口な人が喋れるようになるためにすべきファーストステップ」についてお話ししようと思います。
なんでお話ししようかと思ったきっかけは、今までこの音声で会話についてお話ししたんですが、ここのところ立て続けに、口下手な人に対してはちょっと高等な内容になってしまったかもしれないなーっていう反省を込めて、原点に立ち返ってお話ししようと思いました。
で、これは何度もお話しした事なんですが、僕は20代の頃、本当に無口で、日本人なのに日本語に困ると言うか、何を聞かれてもほとんど答えられない。
家族に聞かれても、やっぱりほとんど喋らないんで、「何考えてるか分かんない」ってのがよく言われてたことです。
友達はいたんですけど、2~3人集まって会話すると、すごいスピードで会話が流れて行くみたいな。
考えてる間に、次の次の次の話題になってるみたいな感じだったんですね。苦笑
だから、もちろん、「考えてる」って言っても、考えた結果、何も出てこないってのがほとんど典型パターンでしたから。
それほど苦手な状態から、今は一応普通に喋れてるんで、そういう人がどうしたか、どうやって喋れるようなったかって、そういう First Step を聞くのも有益な話かなと思います。
もちろん、無口ってわけじゃないけど、雑談になると急に何も喋れなくなるって言う人にも参考になるかと思います。
・・・
何をすればいいのかって言いますと、これは(無料の)会話講座でもちょっとお伝えしたんですが、ようは
「質問文をつくって、それに答える」
という練習をしたんですね。
そういう訓練をしました。
この質問文って何なのかというと、例えば初対面でよくあるんですけども、初対面を想定すると分かりやすいんですが、例えば、
「お仕事(は何)されてるんですか?」
っていう質問とか、
「最寄り駅はどこですか?」
とか
「どちらに住んでいるんですか?」
とか
「ペット、買われてますか?」
とか、そういう質問ですね。
で、もちろん、例えば「どこに住まわれてますか?」で「○○市に住んでます」とか「○○町です」は今すぐ答えられると思うんですが、それに対して
「プラス一言」
ですね。
どこに住んでるかと答えた後、何も出てこない。
というのが、雑談が苦手な人のパターンですよね?
だから、質問文をに対してちゃんとプラス一言、違う話題を付け加えて答えられるかどうかってのは、雑談ができるかできないかの分かれ目になると思うんで、そこを訓練したということ。
例えば、ちょっと一例あげますね。
「最寄り駅はどこか?」っていうのはどこかで答えたと思うんで、やめて(中断しました)。
「土日はどう過ごされてますか?」
っていう初対面のよくある質問に答えてみようと思います。
「僕は家族3人なんで、滋賀県に住んでるんですが、彦根の方に、滋賀県の北のほうですね、あそこにドライブに行きます」
と答えて、(次に相手が)
「滋賀県の彦根のどこに行くんですか?」
と質問が来たら、それに応えるでもいいし、質問でなければ(話を)続ける。
彦根によく行くおしゃれな雑貨屋さんがあるんですね。
北欧のアンティークを扱ってる雑貨屋さんで、奥さんの趣味でだいたいそこに行くのがパターンになってます。
この店の名前が「vokko」っていう(読み方は)「ボッコ」ですね。
“v” “o” “k” “k” “o”(というスペル)
ちょっと変わった名ですが、行くんですよ。
奥さん曰くレベルが高くて、県外からもお客さんが来たり、雑誌の取材が来たりとかで、神戸のおしゃれなお店がたくさんあるんですけど、そこの店員さんも行ってみたいとか言ったとか。
話題になるぐらいレベルが高いお店が滋賀県にポツンと突然あるみたいな形で、奥さんもはまってますね。
奥さんの要望に応える形で、僕がドライブしに行くっていうのが、だいたい土日の過ごし方の一つですねっていう感じで答える、と。(毎週ではなく、数カ月に1度くらい)
・・・
いましゃべれたというか、プラス一言以上にいえたんですが、なんでいえるかというと何度も喋っているからです。
話し慣れてる人ってのは、こういう典型的な質問に、人生の中で何度もと言うか、何十回も何百回も答えてるから、ポッときた質問でも答えられるし、話題を膨らませられる土台があるんですね。
残念なことにと言うか、昔の僕もそうなんですが、無口な人ってのはこの話題のストックがほとんどない。
そういう「土日、どう過ごされてるんですか?」とか「最寄り駅はどこですか?」に対して、答えた経験があまり無い、とか、プラス一言添えてある話題を膨らませて答えたっていう経験がない。
だから、ストックがないんで、パッと答えられず、シーンとなって、モタモタとなんか考えて答えるかと思いきや、そのままになって、次の話題に流れてっていって。
答えないまま、次(の話題)に入っちゃうから、人生何年経っても(会話力が)伸びないというような仕組みになってるんじゃないかな、と思います。
だから、僕が訓練したように、質問文をまず考えて、初対面の典型パターンの質問もググれば色々出てくるんで、そういう質問文を用意して、それに対して一言で何か話題を添えて返せるかかどうか。
そういうの(訓練を)すれば、かなり雑談が楽になると思いますね。
雑談といっても、会話は「(相手が)質問をして、(自分が)質問に答える」、このキャッチボールの繰り返しなんで。
頑張って、最初はメモを取ってやるといいと思いますね。
僕がこの訓練をした時にどういう感じだったかと言いますと、「最寄り駅はどこですか?」って考えるけど、(今までの人生で)考えたことないですよ。笑
「最寄り駅について?知らんがな!」
って感じで、こういう「謎の抵抗心」が出てくるんですけど(苦笑)、そこは、そういう気持ちは抑えて。
最寄駅について話題を用意したところで、「本当に最寄り駅について、そういうの(質問)あるのかな?」っていう、そういう疑問があるんですけど、そういうの(やりとり)は別にすることないのかもしれないけど。
そこで作った話題って、例えば、最寄り駅、(ぼくは)草津駅なんですが、草津駅のコメダについての話題とか、スタバならスタバでなんかちょっとトラブルがあったんですが、そういう話題があって。
そういう話題って、最寄駅じゃなくても、他の時の会話でも使えるわけだから、そういう質問に対する話題のストックをしとけば、他にも応用が利きます。
・・・
ですので、最低10個やると、かなり違う。
雑談に対してちょっと自信が出てくると思いますし、実際、僕はそれをやったおかげでかなり雑談に慣れたっていう経験があるんで。
是非、雑談が苦手な人はやってみてください。
では、今日は以上になりますね。
それでは、ありがとうございました。
ではまた。