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#004『感情会話』

2021-11-07 Sun.

どうも、永田です。

今日は、感情会話についてお話ししたいと思います。

で、感情会話って聞いてピンと来たでしょうか?

まあ難しいんじゃないかなと思います。

よく本とか勉強してる人は聞いたことがあると思うんですが、会話って感情が大事なんですね。

僕も、これ聞いてたんですけど、ぶっちゃけ、本当の意味わかったのは、ごく最近。

「感情って言われても…」って感じだったんで。

あと、会話はいろんなテクニックがあって、それに目が行くので、かなりの時間がかかったんですけど、今日は、その重要な感情についてお話ししたいと思います。

・・・

基本として、会話は「情報交換」だけで成り立ってるわけじゃない。

「感情も交換してる」と。

つまり、感情と情報の両輪で成り立ってる。

こういう風に捉えるとよく分かると思います。

誰かと話すののも、やっぱり、情報交換したいというよりも、感情を交換をしたいのが基本にある。

機械でもない限り、人間が会話するとしたら、感情が目的だと思った方がいいですね。

我々が気にしてる話の内容より、雑談とか、よくよく考えてみると、感情の方が本当に大事だと。

「誰かと話したいな」とか
「仲良くなりたい」とか
「共感されたい」とか
「分かってほしい」とか。

感情がベースにありますよね?

だから、雑談するんです。

意味のないように思えるような話を、たわいもない話をしたがるってのは、こういう感情がベースになるって考えると、雑談が意味のあるものに思えてくる。

本当に、これ、僕の反省でもあるんですけど、やっぱり感情を無視すると、片手落ちになるんですよ。

何か冷たい印象になるし、淡々と情報伝達するとか、分かりやすさを突き詰めると、本当、機械みたいになっちゃうんですね。

一時期、そうなってました。

あるいは、質問するときも、5W1Hを徹底していくと尋問みたいな感じになって、それうまくいかないんですね。

話が盛り上がらない、という感じ。

・・・

じゃあ、感情会話ってどうやればいいのかっていうことなんですけど、もうパラダイムシフトする必要がある。

つまり、

「ストーリーを語る」

ってことです。

例えば、映画がありますよね?

映画ってストーリーがある。

映画を見る目的は「楽しみたい」だけど、何で楽しいかって言うと、感情の動きがあるわけですね。

笑ったり、泣いたりとか、ハラハラしたり、ドキドキしたりとか。

ほら、もう感情を楽しみたいんですよ。

スリルを味わいたい、と。

感情の動きを味わいたいっってこと。

映画は(大体)そうなんですけど、登場人物の感情をいちいち説明してないですよね?

登場人物は今こう感じていて、こういう不安があって、こういう期待のもとに動いてるみたいな。

いちいち説明しないですよね?

言葉で出来事を淡々と見せて、丁寧に映像で見せてるわけです。

そうすると、(映像を)見せるだけで、感情の動きがつくれる。

そこから振り返ると、要は、ストーリーを語りさえすれば、感情会話になるって事なんです。

・・・

で、日常会話に置き換える、と。

そういう映画みたいな劇的なストーリーはなかなかない訳ですけど。

「体験」を語ればいいんですよ。

感情が動いた体験。

まずいのは、会話が説明口調になってること。

説明ばっかりやってると、うまく説明できるようになったとしても、全然、会話盛り上がらないですからね。

僕はそれ、痛いほど失敗しましたから。

説明をやめましょうってことです。

むしろ、感情が動いたことを中心に話を組み立てる。

そういう感情が動いた体験を語るってのが、雑談に花が咲くっていうことになります。

話し上手な人はそこを感覚的につかんでて、ストーリーを語ってくるんですよ。

だから、引きこまれるし、面白い。

我々も、それを目指しましょうってことです。

・・・

結構難しいんじゃないかという気がするんですけど、簡単なのは、例えば、コンビニに行った話をしようと思います。

ストーリー仕立てにするとして、例えば、コンビニの店員が可愛かった、とか。

入り口にヤンキーがたむろしてた、とか。

これ、ちょっとした話になりますよね?

で、そういうの(変わった体験)はそうそうないわけですから、じゃ困ったなってことになるので、もうちょっと自分の感情を、細かい感情の動きを把握して押さえる。

「細い」といっても、簡単なんですけど。

例えば、僕だったら、お気に入りのミントアイスがなかった、みたいな話をすると思います。

僕は、10年前から、あのセブンイレブンのミントアイスは食べて、衝撃をうけて、そこからミントアイスが好きになったんですけど、時々、無性にミントアイスが食いたくなる、と。

なので、セブンイレブンを何軒かハシゴして、(ミントアイスが)なくて。

売ってない時が多いんですけど、時期的に。

違うミントアイスにするかとか、ファミマ・ローソンはどうなんだろう、とか言って、何件もハシゴするんです。

アイス一つでも、それって興味深いと言うか、そこまで(ミントアイスにこだわるのは)極端なんですけど。

ミントアイスって、結構、好き嫌い分かれるんで、

「そんなにミントアイス好き?」みたいな(疑問がわいたり)

「何件もハシゴする?」みたいな(ツッコミでたり)、

あるいは、「無性に食いたくなる時ってあるよね!」みたいな共感しやすいですよね?

そう、これはひとえに、感情が動くようにしてるからなんですね。

あと、「コンビニ店員が可愛かった」とか「ヤンキーがいた」とか、感情が大きく動けばさらに興味深い話になってきて。

感情入れさえすれば、そこそこ面白い話が簡単に作れるって事です。

・・・

でも説明だけだと、何が言いたいのかわからない。

外でアイス買って、食った、みたいな。

ミントアイス食いたいから、外で買って、食って寝た、みたいな(短い説明だけ)。

これ何が言いたいのか分からない。

でも、お気に入りのミントアイスがあって、どうしても食いたかった。

だから、何軒もハシゴしたんだって。

これ意味が分かりますよね?

何が言いたいのか、分かります。

これ、別に、話うまくなくていいんですね。

「ミントアイス、めちゃくちゃ好き」とか
「めちゃくちゃ食いたかった」とか
「無性に食いたくて、何件もはしごした」とか。

そんなに巧みに話さなくても、分かりますよね?

・・・

というわけで、感情を話せば、話の技術はそんなに必要がない。

だから、感情のストーリーっていうポイントさえ押さえれば、話が即興で作れたり、うまく盛り上がったりするっていうので、ぜひ取り入れてみてください。

自分の体験を語るのでもいいし、例えば、雑談になった時に、「なんかないかな?」と思った時に、感情の動きをヒントに記憶を辿って話を組み立ててみると、即興で話したりできる。

そうすると、雑談が広がっていく。

だから、是非、あなたの会話にも感情会話を取り入れてみてください。

では、以上になります。

ありがとうございました。

#004『感情会話』